マガジンのカバー画像

医療とテクノロジーの交差点にて

10
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

医療とテクノロジーの交差点にて【第9話】プログラミングすれば人類最高知能に対抗できる説

医療とテクノロジーの交差点にて【第9話】プログラミングすれば人類最高知能に対抗できる説

台風で予定なくなり引きこもり中、トア・ルドクターです!

本日のテーマは「モンティホール問題」という、知るひとぞ知る数学の奇問です。まずは問題について簡単に説明します(Wikipediaの引用)。

【モンティ・ホール問題】
「プレーヤーの前に閉まった3つのドアがあって、1つのドアの後ろには景品の新車が、2つのドアの後ろには、はずれを意味するヤギがいる。プレーヤーは新車のドアを当てると新車がもらえ

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第8話】統計学は最強の学問であるのか?

医療とテクノロジーの交差点にて【第8話】統計学は最強の学問であるのか?

どうも、トア・ルドクターです!

今回のテーマは、統計学を含めた解析手法の意義についてです。
「統計学は最強の学問である」という本が数年前に流行りましたが、ここ数年でデータサイエンス関連の本・pythonを用いた解析手法の本などが急増しています。理由としては、2012年にジェフリーヒントン教授が率いるグループが画像認識の制度で人間を超えたとか、2015年にDeepMind社(Googleの系列企業

もっとみる
医療とテクノロジーの交差点にて【第7話】プログラミングで解析したDNA鑑定の精度

医療とテクノロジーの交差点にて【第7話】プログラミングで解析したDNA鑑定の精度

どうも、トア・ルドクターです。

本日のテーマは、犯罪捜査におけるDNA鑑定です。犯人特定における決定的証拠と思われるDNA鑑定ですが、その精度は実は絶対的なものではありません。この意外な事実をプログラミングを用いて解き明かしてみよう、というのが本記事の内容です。

以下が、現在用いられている代表的なDNA鑑定法です。

① STR法
② Y染色体STR法
③ MLP法
④ SLP法
⑤ ミトコン

もっとみる