J&Jワクチン期待❕追加の財政期待❕2020.9.24
お早うございます❕昨米国市場は、3指数とも下落しました。昨日発表のアメリカの9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)は、予想をわずかに下回り、また米国の財政刺激策の先送りなどが意識され3指数とも下落しました。
ダウ平均 26,763.13 -525.05 -1.92%
S&P500種 3,236.92 -78.65 -2.37%
NASDAQ総合 10,632.99 -330.65 -3.02%
9月米国サービスPMIは、予想より若干下回る
米国のサービス業PMIは、
予想 54.7 結果 54.6でした。
先月の結果55を下回る結果となりましたが、比較的堅調で、新規事業の成長は18か月間で最も強力でした。また海外からの新規事業も急増しています。雇用の増加は、8月よりも緩やかなペースでしたが、引き続き堅調に増加しました。
FRBのクラリダ氏は、追加の財政支援必要❕
米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、現在のゼロ政策金利について、2%のインフレを見てから、少なくともその2%が数カ月以上続き、さらに完全雇用を達成するまでは、金融当局が利上げを検討することはないと言明しました。
今回のコロナショックは、1930年代の大恐慌以来の深刻なリセッションであるとし、回復ペースを速めるため「財政政策による支援が必要だ」と改めて指摘しました。
「長期的には米国は持続可能な財政軌道に戻る必要がある。しかしながら過去90年で最悪という経済状況のただ中でそれを始めるべきではない」と語りました❕❕
J&Jワクチン来年年初までに結果
米医薬品メーカであるジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、6万人を対象とした新型コロナウイルス感染症ワクチンの第3相治験を開始しました。
来年初旬に結果が得られることがわかりました。
J&Jが、開発するワクチンは、1回の接種で効果が得られるものです。そのため他の2回の接種が必要な「モデルナ」、「ファイザー」、「アストラゼネカ」などが開発しているワクチンよりも手軽に打つことが出来、パンデミックを抑制するうえで大きな恩恵をもたらすとハーバード大学のダン・バローチ博士は、述べています。
J&Jの最高科学責任者(CSO)、ポール・ストフェルズ博士によると、米国、南アフリカ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルーの最大215カ所で実施。治験参加者の登録に6週間から2カ月かかり、「年末か来年初旬」に結果が得られるとし、2021年には最大10億回分の製造を行うと述べました。。
当局から承認が得られる時期は不明だが、承認取得後に速やかに配布を開始するため、J&Jは承認前から製造に着手する予定です。
ここにきて、J&Jがワクチン開発の先頭を切ることになりました❕
トランプ大統領 FDA迅速対応とツイッターに投稿
トランプ大統領は、J&Jの発表を受け、「大ニュースだ。数多くの偉大な企業が素晴らしい結果を出している。米食品医薬品局(FDA)は迅速に動く必要がある」とツイッターに投稿しました。
安全面が一番大切ですけれどね・・・。
J&J株は、144.44ドル +0.16%でした。
J&Jは、時価総額 3802.08億ドルの企業。そのため、今回ワクチン事業は、事業のほんの一部ということでしょう。おそらく、今回のワクチンがもし失敗に終わったとしてもそれほど株価には影響はないでしょう。
専門家の間では、経済はコロナ禍前の約80%の水準で推移しており、ワクチンが実用化されるまでは元の状態に戻ることはないと指摘しています。
昨日は、金融機関のニュースが多かったです。
JPモルガンが、25兆円近くをドイツにシフト
JPモルガン・チェースは、英国の欧州連合(EU)離脱に伴い約2000億ユーロ(約24兆6000億円)相当の資産を、英国からフランクフルトに移すとしています。これによりドイツの銀行の第6位になります。
他の金融機関の対応について
みずほフィナンシャルグループは、NYとロンドンのオフィススペースを縮小する計画です。
ゴールドマン・サックス・グループやシティグループ、HSBCホールディングスは、オフィス復帰を中止します。閉鎖はしないとのことです。
日経平均株価は?
日経平均先物の値は、大証比 ▲110円 23,080円
本日の日経平均株価は、昨日のニューヨーク市場を受けて下落で始まるでしょう。追加の財政政策の遅れが嫌気され、引き続き上値の重い展開が予想されます。ただ、日銀のETF買い入れなどの期待もあり、23,000をはさみ底堅い動きをする可能性もあります。
予想レンジは 22,900円ー23,400円
台風大丈夫そうですね。
良い一日を❕❕
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