インボイス制度、フリーランスにやさしい会社&団体
現在、反対の声はありつつも、多くのフリーランスには不利な形で、決定濃厚なインボイス制度。
どの辺が不利なのかというと、、、
私もそうですが、フリーランスの大半は売上1000万円以下の免税事業者。
その免税事業者がこれまでもらっていた消費税は実質ギャラと見なされていたのが慣例(と私は認識してます)ですが、それができなくなる(消費税分カットor取引停止の不安)ということで、多くのフリーランスから反対の声が上がりました。
ですが、国が出した”譲歩”は、「猶予(段階)期間をもうけるから、その間に課税事業者になるか検討して、対応してね」というもの。
先ほども言ったとおり、多くのフリーランスは免税事業者で、課税事業者になるということは、これまでは報酬としていたものが減り、さらに消費税申告という新たな手間が増えることになる。
収入が下がって手間が増えるなんて、、、できれば登録したくない。
でも、課税事業者にならないと、クライアントから仕事が来なくなるかもしれない、、、という不安も消えない。
ま、お上が決めたことは、くつがえらんよなぁ、、、
報酬値下げは既定路線として、ダメージの少ない方法を探していくか、、、
と思っていました。
が、週末前に目にしたニュースを見て、なるほど、こういう流れもあるのね、と。
「インボイスを発行しないフリーランスと取引を続ける」というのは、
「免税事業者が、課税事業者にならなくても(インボイス制度に登録しなくても)、仕事を切ったり、発注しなかったり、消費税分値下げしろといったりせず、これまでどおりお仕事します」
ということです。
この表明をしてくれた、フリーランスにやさしい&太っ腹な会社&団体は、
Waris(人材サービス)
マイナビ(人材サービス)
PE-BANK(IT系フリーランス仲介)、
クオリティ・オブ・ライフ(キャリア開発)、
ヒューマン・コネクト(コンサル会社)、
ビーブレイクシステムズ(システム開発)、
民間団体TETAU(システム開発)
の7会社・団体。
なぜ、太っ腹かといえば、インボイス(適格請求書)なしのフリーランス(事業者)に消費税をつけて支払う、というのは、その消費税分は控除の対象にならないことを意味し(※猶予期間あり)、つまり、企業・団体側が負担してくれるということだから。
こういう企業・団体が増えてくれると助かりますねぇ。
こうした表明をすることで、この7企業・団体さんには、たくさんのフリーランスが注目すると思います。
その中には、優秀な人材もたくさんいることでしょう。きっと、その企業・団体さんの業績も上がるでしょうね!
素敵な好循環です。
お上は中小フリーランスにキビシイけれど、やさしい企業・団体もいると。
彼ら(企業・団体)も慈悲で守ってくれるわけじゃなく、要は、そのほうがフリーランスだけじゃなく自分たちにもトクになる、と踏んだからだと思います。
こうした流れへの一連の働きかけをしていたのが、フリーランス協会と知りました。なるほど、こういう素敵な活動をしている団体なのですね。
応援しております!
私もワタクシゴトとして、ぼちぼちフリーランスを応援しております!
ーー【フリーランスのための節税本】ーー
☆☆☆ 重版しました!☆☆☆
※インボイス制度施行後に課税事業者になっても、
「簡易課税制度を選択」で使えますヨ!
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※本書の対象読者は、フリーランスデビューしたての人や、売上1000万円までの私のようなぼちぼちフリーランスですが、インボイス制度施行後も売上5000万円までOKの簡易課税制度なら利用できます。
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