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【keiko随想】「桃の節句」もジェンダー的に考える時代みたい🎎

今日3月3日は「桃の節句」ひな祭りです。
友から楽しい動画が送られてきて「そうだった……」と気づきました。
少し前までは、ひなあられやひし餅を飾って、気分だけ味わっていました。
今年はそれもせず、3月に入ったという意識さえうすれています。
気持ちは別のとことを漂っているようです。

#振り返りnote

🎎ひな祭りの意味

ひな祭りは、女児の健やかな成長を願うための行事です。
しかし「桃の節句」「雛の節句」の節句は、季節の変わり目に厄払いをする行事とされています。
厄払いを目的にした行事ですから、もとは男女関係なく祝っていました。

雛人形も女子だけの玩具ではなく、男女とも遊んでいたと言われています。
大河ドラマの中でも描かれていたように、徳川家康も幼いころ、人質生活の中で実際に紙雛で遊んだ記録も残っているのです。

ジェンダー平等が言われる現代は、まつりの意味を考え直す必要があるのかも知れません。

🎎ジェンダー平等

ひな祭りや端午の節句は、日本的な文化から生まれた行事なので、ジェンダー的にどうだというのは、少しさびしい気がします。
そういう考え方を植え付けられて育った世代だからでしょう。

しかし、人形遊びが女性特有のものというのは、違う気もします。
雛人形をこよなく愛する男性も見かけます。

幼い頃を思い出すと、弟は姉の持つ人形を欲しがり、ねだって買ってもらい遊んでいました。
姉の私は、男の子たちと缶けりなどの遊びを好んでしていたのです。

文化は文化として伝える重要性もありますが、とらえ方は少しずつ変化していくのが自然なのかも知れません。

🎎自由であってほしい

いずれにしても、物事をひとくくりにして考えるのは不自由です。
ジェンダー平等も、不慣れな時代に育った人間がいることも事実です。
できれば「こうでなければならない」と決めないで、祝いたいように祝い、楽しみたいように楽しめるのが理想なのですが、どうでしょう?

ひな壇に男雛をはずして、女雛をふたつにしてもいいし、その反対もいい。
ひな壇全員女性でも男性だけにしても自由でいいのではないでしょうか。
ジェンダフリーもありの世の中です。
男性、女性にとらわれず、ひな祭りも楽しめる時代が来ています。

ただ今もなお、一段一段、雛人形を飾りながら、娘たちの健やかな成長を祈った記憶は消えることはありません。

♬最後までお読みいただき、ありがとうございます。(^^♪









ひな祭りの起源をたどっていくと、三つの行事(文化)に出会うことになります。
ひとつは「上巳の祓え」(じょうしのはらえ)、もう一つは「曲水の宴」(ごくすい・きょくすいのえん)、そして「ひいな遊び」。この三つです。

・「上巳の祓え」というのは、人型をした「なでもの」に自信の厄を移し川に流すという行事です。三月初めの巳(み)の日に行われていました。

・「曲水の宴」というのは三月三日に川辺で行う行事で、川上から盃に入れたお酒を流し、お酒が流れ着くまでの間に川下の人が歌を詠むというもの。

・「ひいな遊び」というのは女の子たちの間で行われていた小さなお人形遊びです。



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