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維新の公認落ちた!日本どうする?③。この日本の労働生産性の低さを、どうする気なの?少子高齢化問題、年金問題解決しても、政権交代してもこのままでは最貧国になるよ。

ただいま日本人の労働生産性の悪さについて調べています。
国会議員や地方議員含めて質問していますが、
まともな回答がありません。

あるサイトページに、ごもっともな指摘があったの引用。

この日本は労働生産性を改善しないと、
国民の給料は絶対上がらないと思っています。
あげようがないんです。
少子高齢化も自民党も政府の借金も関係ありません。
先進国の中では最下位の労働生産性。

これは、日本人のマインドの問題であり、日本人の長年の習慣の結果であり、
日本人の時代に取り残された問題であり、
世界から取り残された現実です。

今のところどの政党も、どんな政治家も具体的な解決策は発表していません。
日本維新の会の日本大改革プランなどには
「労働市場の流動性を高めて、社会全体の生産性を向上しよう。
日本労働市場の最大の問題点は、強固すぎる労働規制によって
適切な労働移動が起こらない」というような主張です。
大筋はあっていると思うのですが、
わずかこれだけの主張。
そして、解雇しやすい社会や労働規制撤廃などで以下の問題が果たして解決できるのか?

よく政治や政治家は、国民に身を持って示すべしとされる場合ががあります。
それが行財政改革をする前の「身を切る改革」であると思うのですが、
ここはもうちょっと突っ込んで、選挙活動だからコスパが悪くてもしょうがないという発想を変えませんか。
ある浪人中の女性候補者があるネット番組にで「政治活動のコスパの悪さ」を嘆いていました。
これが現実です。賢い人なら誰でもわかっているのに、
当選するためだからしょうがない。
日本人の「こんなものだよね」につながってしまっています。

お手本になるべき政治家や政党の活動がコスパが悪いと思っているなら、
国民の労働の生産性が上がるとは思えないのですよね。

以下、労働生産性の悪さの引用です。

◉効率の悪い仕事の仕方をしている、長く働いているだけで無駄な作業が多い
GDPで見ると、日本は世界トップクラスにあります。
しかし、労働生産性ではかなり低い順位です。

◉日本人はとにかく労働時間が長い
日本人の平均年間総実労働時間は1,669時間となっています。
労働生産性の高いドイツでは1,334時間という結果が出ています。実に335時間の差があることになります。

◉無駄な資金を投入しないといけない
時間制で給料を計算していますので、当然それほど生産量がなくても、
働いた時間が長いぶん余計に給料を支払うことになります。

◉体力的にも精神的にも疲労、ストレスが溜まっていく
ダラダラと長く仕事をすることになります。休息や家族のために充てる時間が少なくなります

◉定時までに業務を終わらせる意識が低い
「どうせ残業をするんだから」という意識

◉より長く働いた人の方が、より効率よく短時間で働く人よりもお金を稼げるという下地
労働生産性を向上させる精神とは反するものとなってしまいます。

◉本来の業務に集中できないため、効率が落ちてしまう
社員同士が協力して常にチームで働くということ。

https://help-you.me/blog/roudou_0516/

説得がある原因と思えます。
これらは日本人の習慣とマインドですよね。

長く働くことが美徳で、頑張っている証。
これって有権者が政治家に求めていることでもないですか?
労働時間の短い政治家は、評価されますか?_
早朝から辻立ちして、議会に出て、夜遅くまで会議をこなして一人前。
休みも取らず、地元のイベントにでて、多くの有権者に名刺を配る。睡眠時間は少ないほどいい。
選挙ともなれば、朝から夜まで選挙区を隅々の街頭に立って、
名前を連呼する。名前を連呼する。名前を連呼する。
お願いしますと頭を下げて、名前を連呼する。
勝たせてやってと、名前を連呼する。
送り出してやってくださいと、名前を連呼する。
政治家が長期休暇なんて取ろうものなら税金の無駄と叩かれる。

これでいいのでしょうか?

現在私は経営者ですが、その昔はサラリーマンでした。
22歳からコピーライターとして広告業界にいました。
バブルの真っ只中、その仕事は激務。
徹夜は当たり前。何日家に帰っていないことを自慢しあい、
通るはずもないデザイン案、コピー案を何案も作り、
自分の仕事は終わっていても、仲間が帰れないとお付き合い残業。
会社もそれが当たり前で、残業代はないが労働時間で評価するという矛盾。

若いけど思っていました。
なんと効率の悪いこと。

自分が広告会社の経営者になった時に撤廃したもの。
①残業と徹夜
②コンペの参加
③週休二日

①残業と徹夜
定時で帰る習慣を作りました。
まず自分から帰りました。
さあ帰るよとスタッフに声をかけました。
あの地獄のような雰囲気を無くしました。

②コンペの参加
複数社協業によってデザインを競いあう仕事。
これをほぼ断りました。
何日も徹夜して負けたらゼロ。無駄です。
公共の仕事をやめました。
民間の発注は指名していただけるよう努力しました。

③週休二日
当時は良くて隔週二日ぐらいでした。
悪ければ週一で休日出勤あり。
それを完全週休二日制にしました。

当時の地方の広告会社としては画期的。
社長自らそうしないと
若いクリエーターたちはコスパを考えることはありません。
令和の今でも、徹夜の会社はあるでしょう。
スタッフが労基に残業代未払いと過剰な残場を訴えたケースもあります。

結果、広告製作会社としての年商は地方で1億円を超え、
駅前の再開発ビルの年間販促を筆頭に
身に余る大きな仕事をこなしました。
新聞テレビの媒体も扱う代理店となり、
地域活性化のタウンマネージメント業までこなすことになりました。
労働生産性の追求がブランディングと実績につながったと思います。

その後に私は広告業から自ら立ち上げだブランド
コムクレープ事業を始めるのですが、
ここでまた労働生産性の壁がありました。

2009年に日本テレビからの依頼で
全国うまいもの博というテレビ局主催の百貨店催事に参加。
地方から出たことがない、
井の中の蛙の私は、
全国の百貨店で大行列を作りました。

ところが、2年目から全く依頼がなくなり、
不思議に思っていたのですが、
その理由は「行列に対する売上」でした。

行列は仕事としてはやっている感の象徴です。
10時オープンから20時閉店まで。
当初は10時間行列でも日商16万円ほどでした。
見た目はとても売上が高そうなのに、
これだけしかない。

後に理解したのですが
10時間並んだら最低日商は60万円です。
それで一人前。
もっと売る店は200万円を超えます。
そうこれこそ労働生産性の結果ですね。
なので並んでもこれだけ売れない弊社は
2年目から呼ばれない。
その催事スペースを別のメーカーを入れることで、
全体の売上のアップさせる。
当時の催事は一週間で1億円2億円の売上だったと思います。
日本テレビもシビアなわけです。

そこで一年間研究して改良しました。
まず全国に帯同させていた私含めた3名スタッフを1名だけに。
交通費と宿泊費と出張費を削減。
私と地元のマネキンさんだけで販売。

実演だけで販売していたクレープを、
採取的には冷凍冷蔵の即売のみに。
目の前で作るパフォーマンスを求めらていましたが、
その「やってる感」を排除。

クレープの出店の概念を大きく変えたことで、
最高日商は60万円。販売工数は1000個以上。
本店を工場とし、数千個のクレープを冷凍保存し、
催事先に送って物販として販売する。
かといって本店で過剰に人を雇用することもない。
残業を強いるわけでもない。
催事会場では、その場で食べられる冷蔵と、
持ち帰って30日の冷凍で販売したのでした。

さらに、ブランド力がついたタイミングで
消化仕入れでの出店を廃止し、
完全買取のみの百貨店催事出店としました。
つまり、2000個の冷凍クレープを百貨店位買い取ってもらい、
百貨店で販売してもらう方法です。
しかも85掛けの取引で前払い。
かなり強気な交渉ですが、だいたいこれで成立していました。
それでもどの百貨店でも完売でした。

コロナ前の3年ほどの実績です。
百貨店催事経験者ならわかっていただけるのですが、
こんな取引は、超話題のメーカーか、
日本のトップメーカーだけです。
究極の労働生産性。
飲食店から製造業にシフトチェンジした結果です。

広告制作業時代も、
食品メーカー時代も、
社長が自ら労働時間を短くして、
コストパフォーマンスを上げる行動をしないと無理だと思っています。

写真は、池袋駅のかねすえさんです。

日本テレビの催事に
ずっとご一緒させていただきました。
その売上は半端なく、
日本全国どこの回場でも日商60万円は普通に記録。
行列があるわけではありません。
客単価です。
あれ、今回暇だなあと思っても一日45万円はしっかり稼ぐ。

「しれっと」と稼ぐってところを真似しました。

新潟の会場で、一度だけ弊社が売上を上回ったことがあります。
新潟は弊社のドル箱だったので
勝つなら今しかない!と気合いを入れてのぞみました。
後にも先にも、そのたった一回だけです。
今後絶対勝てない、素晴らしいお菓子メーカーです。
それでもその一回が嬉しかった。
自分の労働生産性を褒めてあげたいと思いました。


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