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コロナ渦中 大変革期 70年周期説から withコロナ時代の生き方を考える

 コロナウィルスの感染拡大をきっかけに時代の変革期であることが認識され始めており、新しい時代のスタンダードは何なのかが、各種メディアで取り上げられるようになった。
 しかし、この変革期については、以前から「資本主義の崩壊」「人生100年時代(ライフシフト)」「終身雇用制度の崩壊」等の社会構造の変化を背景にした言葉が数多く発信されていた。

 この変革期について、今回は70年周期説とか80年周期説という考え方について、まとめたいと思う。
 今回は70年周期説でまとめるが、おおよそ70年~80年程度といった誤差の範疇で時代の変換点となるきっかけが発生していると考えられている。
 

1 基本的な考え方

 その時代を支配している文化や考え方は、70年程度の期間で創造と破壊を繰り返しているとする考え方である。
 さらに、その70年を4世代(17年~18年を1世代)でバトンタッチし、繋いでいるという考え方である。

2 70年ごとの日本

1716年 享保の改革
1787年 寛政の改革(71年後)
1868年 明治維新(81年後)
1945年 終戦(77年後) 
2015年 ???(70年後) 

 この説では2015年を区切りとする見解が多く、2016年からは既に新しい時代に移りつつあるということだ。
 あれっ? 2015年にそんな変化ありましたっけ? 
 その理由は後ほど記載することとし、まず時系列をみていただくと、おおむね70年~80年となっている。この10年程度の誤差は大きな制度変更には数年必要なものもあるため、発生する誤差であると認識してもらいたい。
 
 まず、2015年の70年前は終戦である。すべてがリセットされ社会構造が一気に変わったタイミングである。軍国主義から平和主義へ移り変わった大きな転換点である。
 蛇足だが、我々が常識としている文化や価値観は、おおよそこの終戦後に出来たものが多い。現在の当たり前の歴史は非常に浅いのである。

 さらに、70~80年前を遡ると明治維新です。明治維新はその活動時期全体を指すが、今回1868年の明治への改元年を基準にしている。
 明治維新では、それまでの江戸時代の封建社会が崩れ、資本主義社会への大転換が実現した。

 さらにその70~80年前には、松平定信の寛政の改革(1787年~1793年)があります。
 旗本・御家人の負債救済を目的として実施された政策である。

 さらにそれを遡ること70~80年前には、徳川吉宗の享保の改革(1716年~1745年)があった。
 財政の立て直しが目的として実施された改革で、年貢を引き上げ、治水や新田開発などを積極的に推し進めてた。

 年度の捉え方や、改革等の解釈で多少強引な部分もあるかも分からないが、次の4世代のバトンの引継ぐ理由をご覧いただくと、社会の仕組みが理解出来ると思う。

3 4世代のバトン 

 上記の内容で、70年~80年間で時代の節目を迎えていることはおおよそ分かった。
 そこからさらに、70年間をさらに4世代が17年~18年をかけて役割を変更しバトンを引き継いでいく流れをみて頂きたい。
 戦後から2015年までを一例として記載する。

世代ごとの役割一覧である。

(1) モノづくり世代 (1945~1962)
    代表者例 松下幸之助氏(panasonic)
(2) 流通世代 (1963~1980) 
    代表者例 中内 㓛氏(ダイエー)
(3) 付加価値世代 (1981~1997)
     代表者例 大前研一氏(コンサルタント)
(4) 破壊世代 (1998~2015)
    代表者例 堀江貴文氏(起業家)

(1) モノづくり世代

 戦後、何もない時代
 人が「モノ」を求めた時代
 だから、人は「モノ」づくりをし始める。

 この世代の代表者例としては

本田宗一郎氏(本田技研工業)、松下幸之助氏(panasonic)

(2) 流通世代

 「モノ」はある。
 その「モノ」を必要な人により多く届けられるかを考えることになる。

 この世代の代表者例としては

 中内 㓛氏(ダイエー)、伊藤雅俊氏(イトーヨーカドー)

(3) 付加価値世代

「モノ」も行き渡った。そのままでは売れないので
付加価値を付けて、販売促進活動する必要がある。
「モノ」にキャッチコピーを付加させたり、オプションを付加させたりすることになる。
 より良い接客(サービス)もその一つである。
 文化の成熟度合でサービスの質も変わってくる。

この世代の代表者例としては

大前研一氏(コンサルタント)、 糸井重里氏(コピーライター) 

(4) 破壊世代

 「モノ」の供給過多の状態になり、社会経済が停滞し、破壊が始まる。
 
 この世代の代表者例としては

代表例 堀江貴文氏(livedoor)

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4 まとめ**

 この70年周期説は著名な実践マーケッター神田昌典氏の「実学MBA」というオーディオで聞いた内容に自分の解釈を加えたものである。
 
 どの時代に生まれるかによって、果たすべき役割が違っていて、現在の社会は歴史的にどこに位置し、何を求めてどこに向かっていこうとしているのかが、意識的に捉えやすくなり、マクロな視点で物事を捉えることが出来るようになる。
 歴史の一部に現在が存在することが理解しやすい。
 
 さらに、変革期にたまたま働き盛りであった30歳~40歳代が変化を起こすリーダーとなっていた歴史を考えると、この変革期に30歳~40歳である私も社会に何が出来るのかを考えさせられた。

 次は、2015年には実際、何が起こったのか?
 現在、コロナ禍で何が起ころうとしているのか?
 
 次回以降の記事にしたいと思います。

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