見出し画像

知ってる?本の歴史のお話


実は書籍の歴史を簡単に振り返ればとても長い歴史を持っていることに気づかされます。

活字印刷を最初に行ったのは中国ですが、現存する世界最古の印刷物は「百万塔陀羅尼経」(ひゃくまんとうだらに)だとされ、奈良時代に生み出されたものなのです!📚


それから少し時がたち、11世紀のヨーロッパでは農業が活発になり、商業も盛んになっていた。そこで商人たちは遠方での取引のために文章を作り、それらを運んだそうです。👯


  十二世紀末から十三世紀になると、新しい知的欲求を満足させるために大学ができます。それまで修道院の壁の外に広がり、より広範な知的階層の形成がはじまりました。本の生産が修道院外でおこなわれるようになるようになるにつれ、本の生産者も、金銭的な補償が必要となってくる。その補償は、「最初の一冊」の献呈受け入れてくれる国王や大諸侯からやってきた。彼らは献呈された本の見返りとして多額の金や生活の保障を与えたのだ。(本の未来はどうなるか 歌田明弘著 中公新書 11ページ9行目から12ページ1行目)

そのような時代背景のある中で13世紀の末になると富裕層が増えていき、本に対する興味が集まるようになり、彼らは知識階級としてあくまで楽しみとして本を読むようになりました。


そこから読者層が増加していき、15世紀になると、本の歴史において偉大な人物が誕生します。それはヨハネス・ゲンズフライシュ・ツール・ラーデン・ツム・グーテンベルク(ドイツ語;Johannes Gensfleisch zur Laden zum Gutenberg)です。


彼は本の歴史大きな衝撃を与えました。グーテンベルグは活版印刷技術の発明をし、書物の制作方法を変えました。その後、日本では江戸期時代になるとキリシタン版や娯楽本などがみうけられるようになります。📖


明治以降になるとようやく日本も活版印刷技術が発展し、万単位での発行が行われるようになります。📚


電子書籍が発展を見せたのは1990年にソニーがCD-ROMを利用した「データディスクマン」です。1993年にNECがフロッピーディスクを利用した「デジタルブックプレーヤー」を発売し、そのほか複数のメーカーが電子書籍リーダーを発売しました。また、1998年には大手出版社が中心となって電子書籍の実証実験を行う「電子書籍コンソーシアム」が発足しました。

この記事が参加している募集

スキしてみて

サポートありがとうございます🙇‍♂️。もっといい記事が書けるように勉強していきたいと思います。🌤