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20代の地方創生女子2名が挑戦!過疎化する町で遊休トレーラーをホテルに改造
人口1万人の宮崎県都農町に昨年9月開業した「まちづくりホステルALA」で、1月に移住してきた25歳と、地元の高校を卒業して町に残った20歳、2人の20代女子が、旅しながら働く若者たちが滞在・交流できる拠点「トレーラーホテル」増設に挑戦するプロジェクトを立ち上げました。
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1.全属性でもっとも人口が少ない20代女子
都農町の2021年1月1日の人口構成がこちらです。
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84歳以下の5歳刻み、男女別のカテゴリーで
もっとも人口が少ないのが25〜29歳の女性で166人です。
その次に少ないのが、20〜24歳の女性で184人です。
実感値としても、都農町に移住して2年、日常生活を見回しても、20代女性に出会うことは稀です。
ちなみに、「地方消滅」でも話題になった、出産や子育ての中心となる20歳~39歳の女性人口は792人で、総人口の7.5%。これは全国平均(10.5%)より低い割合
このままいくと20代女子に限らない話ですが、町から若者が消えていく、、そんな未来を想像せざるを得ません。
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言われて久しいことですが、自分の身の回りでも実感。
すぐ思い浮かぶ対策として、地元出身の20代女性が町に残る、戻ってくるためにはどうすればよいか?
町外の20代女性が移住してくるためにはどうすればよいか?
そんな全国共通の課題対策として、今回、イツノマに移住してきた渡邊と、高校卒業後、新卒入社し町に残った黒木を中心に、女性に限らず20代の人たちが町内外で交流できる拠点をつくりたい、という思いで「トレーラーホテル」のプロジェクトが立ち上がりました。
・大学で建築・まちづくりを学びながら、活かせる仕事にめぐりあえず都心でもんもんとしている20代女性
・地元が好きで残れるなら残りたいけどきっかけがなくて町を出て行かざるを得ない20代女性
・地方創生・まちづくりをしてみたいと思ってる人たちのきっかけや刺激になれたら最高です。
応援、よろしくお願いします!
2.まちづくりをあきらめたくない_渡邊佳(25歳)
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今年の1月に神戸市から移住してきた渡邊佳(25歳)。
大学で建築・まちづくりを学び、大手ハウスメーカーのリフォーム設計を経てイツノマに入社。
大学時代にやりたいと思ってた空き家・廃校再生や地域活性化。
あきらめずにやりたい、人生後悔したくないという強い思いで、大企業の安定を捨てて、都農町に飛び込んできました。
私がやっていることは本当に誰かのためになってるのかな?
やっぱり会社だから利益を出さないといけないし、でもそれは相手にとって本当に必要かとかを考えるようになりました。
現在、トレーラーの企画・建築責任者として、移設段取りから内装デザイン、現場進捗管理、許認可取得に奮闘中。
仕事にはやりがいと充実感を持っている渡邊の不満は、同世代の人になかなか出会えないこと(というよりいない?)。
「楽しくお酒を呑んで盛り上がれる人大募集!!」だそうです。
3.好きなまちをみんなでつくりたい_黒木翼(20歳)
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2021年、廃校になった都農高校最後の卒業生として、イツノマに新卒入社した黒木翼(20歳)
同級生76人のうち、地元に残ったのは5,6人という事実に、人口減少・若者流出のリアルを実感するのです。
専門学校や大学に進学したり、就職したりして出ていきました。やっぱり外の世界に出てみたいってのはあるんじゃないですかね。若者からしたら何も無い町と思われがちですし、実際に畑や田んぼが多い町ですしね。
黒木自身、町外に出ていくことを考えていたのですが、自分が居ない間に都農町が変わっているのは嫌だなと、だったらイツノマで働いて、自分の好きなまちをみんなでつくりたいと思いたち、残ることを決断。
イツノマで仕事をしていく中で、都農町の中でも今まで自分が出会わなかった人と出会えたり、知らなかったことを知れることに面白みを感じるようになります。
まちづくりホステルALAが出来たことで、より一層、色々な人と出会うことができるようになり接客や町内ガイドに燃えてます。
4.旅しながら働きたい人たちと交流したい
まちづくりホステルALAは、昨年9月の開業以来、たくさんの方々にご利用いただいてきましたが、ここに来て新たな問題が発生しました。
もともと築20年の戸建住宅をギリギリ予算で14床のホステルにリノベーションしているのですが、よくもわるくもオープンな空間でした。
リーズナブルに泊まって、交流を楽しむ点においては、いまでも問題ないとは思っているのですが、想定以上にワーケーション、リモートワークで中長期滞在する人が多く(ありがたいことです!)、結論、オンライン会議する場所ない問題が発生してました。
そんな悩みを抱えはじめていた私たちに、いつも応援してくださっている元々の土地所有者さんから、使わなくなったトレーラーをもっていって使ってもいいよ!とお声がけをいただきました。
見に行ってみるとびっくり!使っていないのがもったいないくらい素敵なトレーラーが、そこにはありました。
「トレーラーハウスで泊まれたら、ホステルALAの完全プライベートルームとして利用できるんじゃないか」
こうして、企画・デザインは渡邊佳、広報と運営は黒木翼の2名によるトレーラーホテルプロジェクトがスタートしました。
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始めてみて、色んな問題にぶつかっている最中。
敷地を分筆して農地から宅地に転用、測量や登記でお金はとんでいき、肝心のトレーラーを移設するにもお金がかかる。。
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そして、一番お金がかかるのが公共下水道がない町の宿命、浄化槽。
自分たちで浄化槽の新設費用160万円を負担せねばならず、会社で借入できたお金はほとんどがこの類のインフラと移設費用でとんできました。
移設して床や壁、天井はがしてみたら雨漏りや腐食が進み。。。
もともと低予算の内外装費用が、修繕でとんでいきそうな予感。
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ということで、客室として過ごせるだけの内装・インテリアにするためにも、クラウドファンディングをはじめさせていただきます!
応援してくださいますよう、どうぞよろしくお願いします!
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