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観光とまちづくりの間をうめる「まちづくりカレッジ&ツアーALA」@都農町

宮崎県都農町で「まちづくりホステルALA」を開業して3ヶ月。
ありがたいことに、イツノマメンバーの友人知人を中心に、予想以上に多くの、そして面白い人たちが遊びに来ていただいています。

そんな知り合い依存の集客に加えて、都農町のまちづくりに関心を持ってもらえそうな新規ゲスト獲得を目指し、12月18日、19日に「まちづくりカレッジ&ツアー」を企画、東京・愛知・宮崎から3名のゲストに参加して頂きました。

ALAを開業した理由でもある、これからの「観光とまちづくりの間にありそうなもの」を探求すべく、まずは実践との思いではじまったツアー、結論として、僕らにとって、ものすごく気づきと学びにあふれたものになりました。

移住まではいかないものの、地方創生や地方のまちづくりに関わりたい、手伝ってもいいよ、という人たちが一定数いることを実感。

押しつけ感なく、ゆるやかに楽しく、かつ主体的に参画できるようなツアーを企画していけば、これからの都農町のまちづくりを応援してくれる人に出会えそうな手応え。

1.インプット・体験・アウトプット

まちづくりに関心のある人をターゲットにして、
・最新&リアルなまちづくり情報のインプット
・まちなみ探訪と体験ガイド
・リアルな企画案件のアイデアをアウトプット
の3本立てでプログラムを企画しました。

行程はざっくりとこんな感じで

1日目
12:00 現地集合|イツノマのまちづくりレクチャー
13:00 都農ワイン・小畑社長からワイナリーツアー
14:00 都農ワイナリーカフェでランチ&テイスティング
15:30 都農町出身の黒木翼による「つばさツアー
17:00  テントサウナ体験
19:00 イツノマ地産地消ディナーと懇談

2日目
09:00 イツノマのまちづくりレクチャー
10:30 企画案件:古民家現地内覧
11:00 古民家カフェ業態企画
12:00 ツアー参加者よりプレゼンテーション
12:30 田舎屋でチキン南蛮ランチ  

2.ツアーの様子

少人数だからできる手作りツアーで、ゆるやかに二日間お過ごし頂きました。つめの甘さを笑ってくれるゲストに依存した感は否めませんが。。笑

イツノマ、ALAとして初めての一般ゲスト向けのツアー。ウェルカム準備完了
なごやかに自己紹介からイツノマのまちづくりまで
ワイナリーツアー@都農ワイン、小畑社長からブドウ畑のご案内
ワイン醸造にかける想いを
都農が好きすぎるイツノマ黒木翼ガイドの「つばさツアー」で都農神社
星空を見ながらテントサウナ
サウナで整った後は、イツノマ中岡特製の地産地消カレー
サツマイモのスープと畑とれたて野菜のサラダも
ALAの畑はまだまだ素人畑ですが、、、
レタスやほうれん草は早速、食卓に。次は大根か。
今回のツアーで企画する古民家を内覧
企画の前に、最新のサーキュラーエコノミー事情を共有
ゲスト3人で企画を立て、リーン・キャンバスにまとめてプレゼン

3.まちづくりを観光コンテンツに

今回の「まちづくりツアー」のきっかけは、ALA開業と同時に立ち上げたオンラインコミュニティ「まちづくりカレッジ」でした。

地方のまちづくりやキャリア、移住に関心のある人たちがオンラインでつながっていただいてます。本日現在58名がSlackに参加。

月1回、ZOOMで交流会を実施、都農町のまちづくりに関するイツノマの最新の動きや、まちづくり案件のオンラインブレストなど交流を深めています。

先月の京都市立日吉ヶ丘高校が都農町に修学旅行で来た際には、ワークショップのプロボノ・ファシリテーターとして、まちづくりカレッジから4名の社会人が都農町に来てくれました

日吉ヶ丘高校の修学旅行@都農町のファシリテーターで来てくれたメンバー

今日のゲスト3名と話していて、印象に残ったのは、これからイツノマが手がけるまちづくり案件やイベントなど、声がけしてもらえれば東京から手伝いに行きたい人はいる、ということ。

地方創生やまちづくりに関心を持ってもらえる人は一定数いるものの、

具体的な業務や役割のイメージがわかない
どこに行って探せばよいかわからない

という課題はあると。

都農町のように、特に目的性の強い観光コンテンツや宿泊・飲食施設がない、とはいえ、経済効果の側面からみるとやっぱり外部からの流入は増やしたい、そんなニーズを持つ自治体にとって、まちづくりへの参画を観光コンテンツにしていくことは、一つの可能性としてこれからも探求、実践をし続けたいと思いました。





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