【育児】自己肯定感のその先は?
息子の自己肯定感は高い。
自分の描いた絵に「すごい!」「かんぺき!」と賛辞を添えるくらいには高い。
息子の描く人間は、丸い顔に、顔から手足が出ている、いわば「星のカービィ」スタイル。親の贔屓目で見ても正直上手いとは思えません。
でも、なにかにつけ自信がないタイプの私は、「自分を良さを見つけ認められる」ってとても良いことだなぁと思っています。
そして、息子の妙な自信が高じてか、先日美術展の賞状をいただきました。
これに関しては本当に信じられないというか、びっくりしました。(ひどい親w)
運動会のかけっこで1等になり、みんなに足が速いと言われ気分を良くしたのか
「おれ、年中の中でいちばん足速いんで!」と得意げ。
※語尾の「~で」は方言。「~なので」という意味ではなく、関西弁でいう「~やで」のように使います。
あるとき「おれ、クラスでいちばん背高いんで!」と息子。
あれ?一番背が高いのはSくんで、息子は2~3番目だったような…。
この子、事実ではないことまで一番であろうとしてる…?
これに限らず「自分が一番」という発言が増えてきました。
自己肯定感が高いと思っていたけれど、これってそうなの?
ただ自己中心的なだけじゃない…?
そんなとき、Eテレの『アイラブみー』という番組を観ました。
「じぶんを大切にする」がテーマのこの番組。
「自分の心と体を知り、他者を知り、自分を大切にしよう」というメッセージが、いろんな題材を通して表現されています。
内容の面白さ、イラストの可愛さに加え、主人公の「みー」が息子と同じ5歳というのもあってか、息子も大好きな番組です。
11月15日の放送回は…
「みー」はなんでも「いちばんはやい」にこだわり、積み木でお城を作る大会で一番早く完成させます。でも、一番は他にもいて…。
例えば、一番高く積み上げた人、一番カラフルに仕上げた人。
「いちばんはやい」だけが一番じゃない。みんな得意分野がちがって、それぞれ良いところを持っている。
そんな内容でした。
そうそう!これ!
こういうことなんだよ!!
タイムリーで素晴らしい内容に、
心の中で賞賛の拍手が止まりませんでした👏
自己肯定感のその先は、
自己中でも慢心でもあってほしくない。
自分の良いところを認めるのと同じように、
お友達の良いところも認めてほしい。
そう思うのです。
でもね、実は息子もちゃんと知っています。
お友達の良いところを。
「Rくんは給食を残さず食べてた」とか
「Uちゃんが先生のお手伝いしてた」とか
「Fちゃんが年少さんと遊んであげてた」とか。
みんないろんな良いところを持ってるし、息子もそれをちゃんと見てるんですよね。
「おれがいちばん」
っていうのは、たぶんお友達の前で言ってるわけではないのだろうし。
ママの前でかっこつけたいのなら、それを「うんうん」と聞くのも私の役目かな。
「集団の中での自分」を認識することや、お友達への競争心も、成長過程ではきっと必要。
息子のどんな気持ちも受け止めたい。
「あれ?」と思うことがあったら「ママはこう思うんだけど」って私の気持ちも伝えていきたい。
そんな風にして、息子の今の気持ちに向き合いたいと思うのです。
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2回に渡って「自己肯定感」について書きました。
このテーマは私にとって永遠の課題といえるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。