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小5で「はてしない物語」3日で読破。 本好きな子供に育てるために私がしてきたこと。

娘は2才半で絵本を、4才で児童書を読み始めました。
そして5年生になると、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」(全590ページ)を3日で読み、家族を驚かせました。
6年生の今は、大人向けの本を好んで読んでいます。

2才半〜11才半の9年間で読んだ本の総数8400冊
昨年は、1年間で980冊の本を読みました。
内訳は、
 絵本650冊、児童書250冊、大人向け本80冊
驚くほどの読書量です。

娘はなぜこんなに本が好きになったのか、改めて考えてみました。

本が好きになったきっかけは、やはり絵本の読み聞かせだと思います。

私は0才から絵本の読み聞かせを始めました。
喘息で身体が弱かったこともあり、子供が活発に動くようになると疲れることが増えてきたので、穏やかに過ごす時間を作るため、絵本をたくさん借りてきて一日に何度も読み聞かせしました。

ある時、娘が言葉遊びの絵本に夢中になりました。五十音が1ページずつ紹介されている絵本です。
何度も読み聞かせするうちにいつの間にか文字を覚え、2才半で絵本が読めるようになりました。


次に私がしたことは、児童書の読み聞かせです。

本に興味を持ってもらえるように、児童書を何冊も読んで聞かせました。
もちろん一度には読めないので、数日に分けて少しずつです。
どんなに長いお話でも喜んで聞いてくれました。


文字ばかりの本に退屈しないようにイラストの多い本を選び
ましたが、どうしても絵のないページが出てきます。
間がもつか心配だったのですが、集中を切らすことなく文字のページも楽しんで見てくれました。

おそらく、文字を覚えるという新しい遊びに夢中だったのだと思います。


児童書の読み聞かせを始めるタイミングは、文字が読めるようになった時がベスト
のようです。
文字を目で追うことが楽しいので、イラストがなくても退屈しません。
本の読み聞かせで言葉もどんどん覚えました。

4才になると、図書館で借りてきた本の山から自分で読みたい本を探し、一人で読むようになりました。
無事、絵本から児童書へと橋渡しが出来ました。


これまで、体調が悪くても声が枯れるまで読み聞かせていたので、自分で読んでくれるようになり、ほっとしたことを覚えています。
いつか一人で読んでくれる日が来ると信じて頑張りました。

その後は、娘の読書力に合った本をどんどん借りて、本棚の本を絶やさないように心掛けました。


気を付けたことは、必ず数ページは目を通して、娘が気に入りそうな本かチェックすることです。
文字の大きさも気を付けました。
小さい文字を選んでしまうと、本が嫌いになってしまうからです。


本のレベルをこちらが勝手に上げることはしないで、娘が自分で小さい文字の本を手に取るまでは、根気よく待ちました。
成長に合わせた本を選ぶことは難しく大変でしたが、本離れすることなく読み続けてくれたので、嬉しかったです。

家にたくさん本を用意し、娘と一緒に私も本を読み楽しく過ごすうちに、自然と本が読める子に育ちました。
私が心掛けたのは一生懸命本を探すこと、そして読んであげることでした。


今、子供の本離れがとても問題になっています。

本を読まないので、国語や算数の文章問題につまずく子供が多いそうです。
絵本を嫌いな子供はいないのに、なぜ本が読めないのでしょう。


私は、絵本と本の間には大きな川が流れているのだと思います。
子供が一人で渡ることは難しいですが、「読み聞かせ」という橋を架けてあげると、上手に渡ってくれるのではないでしょうか。

忙しい生活の中、読書の時間を作ることは大変かもしれませんが、ぜひ、絵本だけではなく、児童書も読み聞かせしてあげて下さい。

きっと本が読める子供に育ってくれることと思います。




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