糖質と脂質のダイエット理論
【 効果を保証することはできません。あくまでもこの記事にまとめた内容が現在の理論上、効果のあるダイエットだと考えるというだけです。】
まず、結論から示しますと
① 低糖質ダイエットは中途半端なためすぐやめるべき
② 『糖質』か『脂質』のどちらかを減らすことがダイエットにつながる
まず、①低糖質ダイエットを否定する前に、②の糖質か脂質を減らす必要があるのかということから説明していきます。
『 糖質 』
糖質とはいわゆる炭水化物のことです。
健康的に生活するために必要な糖質量は、1日に摂取すべきカロリーの約60%を糖質で補いましょうとされています。
体内でグルコースに分解されて、脳や体内の臓器の活動のエネルギーとして使用されます。
つまり、糖質は身体活動において最も必要とされるものになります。
ではなぜ、糖質を減らすことがダイエットとされてしまっているのでしょうか?
その1つが『取り過ぎた糖質が脂肪に変わる』というラット(ネズミ)を使った実験結果を鵜呑みにしているためです。
実際に同じような実験を人間で行なった際、糖質が脂肪へと変化する量は1日10グラムとしたスイスの大学での研究結果が出ています。
ネズミでの実験結果と、人間での実験結果で、全く異なる結果になっています。
糖質が脂肪に変わるのではなく、摂取した脂質が体脂肪に直接的な影響を与えています。
ダイエットの際に必ず守るべきものは、
『 摂取カロリー < 消費カロリー 』という図式です。
この摂取カロリーが、自分の1日に消費するカロリー量を超えてしまった場合、
24時間以内に摂取した脂質が、そのまま体脂肪へと変化します。
高糖質な食事を食べさせ続けたグループと、高脂質な食事を食べさせ続けたグループとを比較したとき、
糖質は代謝で使い切られ、脂質は蓄積されてしまうという研究結果もあります。
では、次に摂取するカロリーについて確認します。
糖質は1グラムで 4kcalのカロリー換算になります。
脂質は1グラムで 9kcalのカロリー換算になります。
同じグラム数を食べたとき、どちらの方が低カロリーになりますか?
100グラム食べたとき、400kcalの糖質と、900kcalの脂質を比べると、
無理なく摂取カロリーを抑えるためには、糖質が効率的ではないでしょうか?
そして糖質が脂肪に変わらないという情報を考慮したとき、低糖質ダイエットとは何のための低糖質なのかという話になります。
そしてまた、大前提の話になりますが、
『すでについてしまっている脂肪は、運動でしか消費できない』ということです。
身体活動に必要なのは糖質という話をしました。
その糖質が体内でなくなってしまったとき、どうなるでしょうか?
その場合、すでにある筋肉と脂肪からエネルギーを絞り出します。
そしてそれは、筋肉から先に分解されてエネルギーになります。
なぜなら、脂肪からエネルギーを作る際、酸素が大量に必要になるからです。
摂取カロリーだけを控えて、有酸素運動をしない場合、
特定の条件が揃わないと、脂肪は燃焼されません。
特定の条件下でという話が次の『脂質』に関することになります。
『 脂質 』
脂質は前述の通り、最も体脂肪になりやすい敵のような存在でした。
ですが最初に書いた通り、
『糖質』か『脂質』のどちらかを減らすことが、ダイエットになります。
糖質の項では脂質を減らして、糖質を食べても問題ないと言うことを書きました。
次はその反対です。
『糖質を全く取らなければ、筋肉と脂肪からエネルギーを絞り出せるでしょ?』という理論です。
ダイエットを調べている人は、ケトン体というものを耳にしたことがあると思います。
そのケトン体を使うための条件が、前述の特定の条件下ということです。
体内の糖質がすっからかんの状態であれば、
最終的に脂肪を絞り出さないと生命維持が出来ないということ利用します。
ただし、生命維持機能を利用するため、決して健康的なダイエットのやり方とは言えません。
そしてひとつ話を戻しますが、
低糖質という中途半端に糖質を摂取してしまうことによって、この理論も使えないとなると、いったい低糖質の意味とは何かという話になります。
【 どちらを減らすべきか 】
まとめです。
① 糖質を摂取するなら、脂質を減らして、運動をする。
② 糖質を全く摂取せず、筋肉と脂肪から生命維持のためのエネルギーを絞り出す。
この2つが現在の理論上、効果のあるダイエットです。
中途半端な低糖質を推奨して商品を売りたいだけのメディアでは絶対に書きたくない真実になるかと思います。
最終的にやはりオススメするのは①ですけどね。
当方、男のため、筋肉が減るのはやはり困ります。
年齢にもよるかもしれませんが、筋肉の減少によるケガなど、副作用のようなことも考えられるため
根気強く、運動するのがオススメです。
もちろん②で減らした筋肉を元に戻すためには、
①で食生活を気をつけて生活していく必要はあります。
筋力トレーニングにおいては、糖質のエネルギー動員が大きいな影響を与えているためです。
『糖質』と『脂質』、どちらを減らしても痩せることはできます。
低糖質ダイエットという中途半端なことはやめたほうがいいと思います。
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