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半身浴読書


「コロナ 自粛」「家での楽しみ方」「お家時間」「コロナ 暇つぶし」

という検索をしている人は、多いのではないでしょうか?


もちろん例にももれず、私も検索しています。


きっとこんな時に、自分で有意義に時間を使うことができる人が、
コロナ期間で成長できる人だろうなあと思いながら、
しっかり自粛しています。


さてそんな時間が手に余っている私がはまっているのが、
半身浴読書です。


半身浴読書はその名の通り、

半身浴をしながら、読書をすることです。


注意事項はちゃんと飲みのものを持ち込むことです。
私はこの間、ちゃんと飲んでいたのにのぼせました。。。



そんな私が昨日、一昨日で読んだ本がとても良かったので、
ぜひ皆さんにも読んで欲しいなと思います。

原田マハさんの「〈あの絵〉のまえで」

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彼女の本は比較的読みやすい本が多く、
文章もみんなにわかりやすい本になっています。

私は読書が大好きというわけではないのですが、
彼女の書いている本は結構好きで読むことが多いです。
その中でも特に短編集がまとまっているものが、
読みやすいかなと思います。


話を戻すと、
この本の何が良いかというと、何より短い話のなかで、
読みながら、いろんなことを想像できたり、考えたりできることが魅力です。


そしてなにより、泣けるのです。


映画のような長さはなくとも、情景が想像でき、
彼女の紡ぐ言葉はとても心にささるものがあります。


今回は、美術館から派生する物語ですが、
私はこの本の中に出てくる美術館の一つも行ったことがない場所ばかりでした。


でもなんとなくその情景が見えるのです。

そして、その絵が浮かんでくるのです。
もちろん登場人物も。


本を読む楽しさはそこにあると思うのですが、
彼女の本は、なによりわかりやすい。

読書をすることが苦手な人でも読めるのがほんとに、
おすすめします。


今回の話の中で、特に好きだったのは、下記です。

・ハッピィーバースデイ
・豊饒


どれも良かったですが。。



きっと綺麗な涙と、きれいな心を手に入れられます。
人にやさしくしたくなります。
人に会いたくなります。
家族と話したくなります。

そんな1冊です。


今の状況が落ち着いたら、
美術館に行きたいな。
心と気持ちを綺麗にしたい。


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