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やさしい卒論発表会に参加してきました!!


こんにちは!あいでんです。

今日はやさしい卒論発表会に参加させていただきました。その感想的なものをつらつらと書いていこうかなと思います。


▷ご紹介


まずは今回の登壇者とその内容を簡易的ではありますが発表順(私を除いて)に紹介をさせていただきます。

手始めに私のみっともない資料からご査収ください。

▶︎私の卒論発表資料


▶︎趣味活動におけるポジティブイリュージョン

ポジティブイリュージョンは「(1)自己を過大に肯定的に知覚する、(2)自己の将来を非現実的なほど楽観的に想像する、(3)外界に対する自己コントロール力を過剰に高く評価する」という3つの領域があるらしく、それが趣味活動領域においてはどのように影響しているのかという卒論。

自分は色んなことに対してポジティブイリュージョン(特に1,2)を発揮していると思っていたので、体を動かす趣味はなく&一人で行う趣味持ちの私は調査結果が非常に興味深かったです。


▶︎光受容色素の合成に関与する酵素群の構造機能解析

ぶっちゃけ内容はほとんどわかりませんでした。今冷静に見返してもよくわかりません、ごめんなさい。理科の中でも植物系はほんとに苦手で…。

英語でプレゼン資料を作っていたのはただただ唖然でした。一枚の写真を撮るために1年半の年月をかけることができる姿はただただ尊敬でした。

理系の卒論に触れることができたのはいい経験だなあと思いました。理系の卒論と文系の卒論の違いみたいなものが一番比較しやすい発表で、いろんなことが発見できて非常に楽しかったです。



▶︎若者の「性の多様性」 に関する意識

「性」に関しては良くも悪くも敏感な時代になっていて、ずいぶんセンシティブな部分を取り扱うなあと最初は思っていましたが、話を聞いているとその内容にのめり込み、とても考えさせられる内容でした。

自分の身の回りにはそういう人がいませんが(私が知らないだけかもだけど)、そういうことを勉強するってのは大事だなと改めて思いました。しかし、同時にやはり難しい問題だなとも。

当事者になった際に「認めること」はするけど「受け入れること」はなかなか難しいケースが多かったのは、まさにそれを現してるのかなと。

一番議論が白熱したのもこの時間でした。


▶︎体験型謎解きゲームの楽しさに関わる要因の検討

個人的にはこの発表がMVPでした。単純に卒論の内容も面白かったのですが、体験型卒論の発表は新鮮で、かつ内容も入りやすくなるし、ただただ賞賛。

「拍手してね!」の振りから、謎解きの答えが「拍手するな」の伏線回収は素晴らでした(かなりシュール&素で拍手する大ミスを犯しましたが)。

「クリア成否にかかわらず満足度が変わらないのはチームの協働感によってゲームから感じる楽しさで補完している」とか「難しくするのはOK 理不尽はNG」とかは参加した者として確かにと思いました。

重回帰分析とか私も言ってみたかった(ばか)。


▶︎ ユーザーのインサイトと適合するフィットネスUXの分析と- PineFitにおけるUXデザインの分析について-

もう何度も聞いたので省略します。
(何度も対話したやつだもん。某松ぼっくりさんだもん)

おそらくご本人でnoteをだすことでしょう。


▶︎晴眼盲弱を区別しないロボットプログラミング教材の開発

同じく理系の卒論だったけどプログラミングをかじり始めた時期だったのでなんとなーく概要はつかめたかなという感じ。何を実際にやってたのか理論的なところはわからないけど。

ただ、実際に物を作って、実験してみるあたりが「さすが理系だな」と思いました。言語化はできんけど「やさしい卒論」だなあと感じてました。

実際の発表の中ではデモの動画が流れ、簡素化された操作でドローンを操ることができる様子を見て、テクノロジーにはこんな使い方や可能性があるのかと思った。

ハイライトは「ドローンが人にぶつかりそうになったら虫取り網で捕まえる」というデジタルに対するアナログ対応。


▷参加してみての感想


最後に参加してみての率直な感想をなるたけ簡単にまとめて終わりにします。


こんな卒論で発表してもいいのかという葛藤もありましたが、やっぱり参加してよかったなと思います。

まず、他学部含め他の人の卒論を聞けるというのは非常にいい経験ですし、そういう場で自分の卒論を発表するのもこれまた非常にいい経験だと思います。

現に自分だったら書かないだろうし、商学部だったら書かないような卒論を拝聴できました。また、いろんな人から意見を頂戴できるのは個人的にありがたい。


そういう対話の中で芽生えるものが確実にあるし、いい意味で「卒論への心残り」が生まれるのはいいなあと。

BLEACHの発言を引用しますが、この言葉に共感することができる日がくるとは。

完璧であれば、それ以上は無い。そこに創造の余地は無く、それは知恵も才能も立ち入る隙がないと言う事だ。

我々科学者にとって、完璧とは絶望だヨ。

今まで存在した何物よりも素晴しくあれ、だが、けして完璧であるなかれ。科学者とは常にその二律背反に苦しみ続け、更にそこに快楽を見出す生物でなければならない。


なにより、「〇〇を〜でやりました」みたいな発表で終わるのではなく、そこからあーでもないこーでもないと議論が生まれるのがいいなあと。

そこから繋がりが生まれるとか、知的好奇心が生まれるとか、何かのきっかけとして存在しうるのが素敵です。

そしてやっぱり卒論は大学生の集大成的なところがあるので、それを見せ合うのって素敵ですよね。それにみんなで対話するのもさらに素敵です。


最後に、やさしい卒論発表会の後援でもあった一般社団法人ヒマラボの代表理事でもある森田先生がお話しされた内容で私が特に響いたものを意訳的に引用して終わります。

大事にしたい3つの「Re」
・Research(調べる)
・Reflect(よく考えて)
・Release(アウトプットする)
Yocto-Knowledgeの創出
「yocto」は国際単位系 (SI) における接頭辞の一つで、基礎となる単位の 10の−24乗らしい。つまり、すんごい小さい値ってこと。
それくらい小さくても新たな知識を生み出したり、生みだす(生まれた)こと自体を大切にする
研究とは、究極の遊びである
・終わりがなく
・徐々にレベルが上がり
・わかることが増え
・好きでやっている


▷おわりに


こんな素敵な会を開いてくださったちいたべあさん、そして登壇者をはじめとした皆様、本当にお疲れ様でした!

そしてこんな私を誘っていただき登壇の機会までいただき本当にありがとうございました。とてもいい時間を過ごせました。

こういう会がもっと広がればいいなと思いつつ、また同様の会があれば参加していきたいです。


字幅と私の理解不足により登壇者の卒論の魅力を全く語らなかったことが残念ではありますが、リンクからぜひぜひご覧いただきその魅力を感じていただければと思います。

コロナさんの影響で開催も少し危ぶまれた中でしたが、本当によかった。非常に刺激的な1日を過ごせました。

それでは、また次回!

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