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あとがき まるで、小さなわらしべ長者のように【47】 脱サラ研修講師が語る 独立開業のリアル 綱を信じて、バンジージャンプ!

 あとがき まるで、小さなわらしべ長者のように 

 ここまでお読みいただきお付き合いいただきまして、ありがとうございました。何億円も稼いでいる訳でもない。さして有名でもないプロ講師のはしくれの一人のこれまでの道のりですが、書き綴りだして、意外にいろんなことがあったことに自分でも驚いています。あらためて、ふりかえってみて、ホント、これまでの歩みが、場当たり的な数々であることに驚きました。その時は、それなりに考えていると思っていたのですが、考えているようで考えていない。考えていてもその思慮の何と浅はかなことか。計画性という要素がホントに薄くて、偶然の産物の数々。「あの時、あの出会いがなければ今はない」の連続だったことがうかがい知れました。

 「よくぞ、ここまでやってこれたな」という嘆息とともに、妻に対して、「よくぞ、ついて来てくれたな」のあらためての感謝の念が自然に沸々と湧いて来ます。こんなリスキーな生き方、自分の子どもたちには、とても勧められるものではありません。

 書き綴ってみて、私は更に気づきました。あることに偶然に出会って、あることを得ると、それをきっかけにして、またあることに出会う。そして、また、あることを得ると…とこのようなことを繰り返しているのです。そういう色合いの脱サラ後の人生でした。そこで、私は、ふいに、子ども時代に読んだある童話を思い出しました。そう、これって、まるで、「わらしべ長者」じゃないか。

自分で「長者」と言うのは憚れますが、一応、世間一般の市民としては、俗に言う人並み以上の生活をさせてもらっているのは事実です。しかも、基本的に自分の好きな事をさせてもらっています。長年勤め上げたサラリーマンの方々のような退職金は無いし、将来もらえる年金も脆弱ですが、自分の努力次第では高齢者になっても仕事を続けていける可能性だけは持っている。今後に不安がないわけではありませんが、今のところ良い人生を歩ませてもらっています。2020年に入って、新型コロナウイルスの状況が加わりましたが、危機を乗り越えて行くのは、人間の成せることと、大きく構えております。「いつまでも降り続く雨は無し」気をつけるべきは、自分の鮮度(元気)を落とさないことです。

このnoteを読んでいただいた読者の皆さんの背中を押すなんて気はさらさらありませんが、脱サラやら副業を悶々と考える時にちょっとは参考になりそうな事例ということでお役に立てれば、私も書いた甲斐があったというものです。

 それにしても、私は、なんでこんなに突き進んで行けたのでしょうか。ハッキリしているのは、とにもかくにも「やりたかった!」これがホントに大きかったようです。そして、とにもかくにもやり続けたこと。実は、やり続けたいことを見つけるのが、一番、たいへんなことだったのでしょう。人生、複雑なようで実はシンプルなような気がします。年を重ねるごとに、難しく考えることが面倒くさくなって来たからこう思うのでしょうかね(笑)。

さてぼちぼちお開きにさせてもらいます。お読みいただいたあなたにとって、何かひとつでも参考になることがあったら幸いです。ではでは、これにて失礼させていただきます。ごきげんよう。

  明日からは独立自営プロ講師志望の方向けに、私が培ったノウハウを提供させていただきます。有料(各記事とも100円)になりますが、ご興味あれば、お役立ていただけましたら幸いです。

                                 了

自分が培って来たものを勇気を出して発信していこうと思っています。お読みいただいた方々の今後に少しでもお役に立てば嬉しく思います。よろしければサポートをお願い致します。続けていくための糧にさせていただきます。