見出し画像

はみ出す勇気

「踏み出す勇気」が大切とよく言いますが、実はこれ、「踏み出す」よりもみんながよく歩む道から外れること、つまり「はみ出す勇気」を持てるかどうかだと思います。「はみ出す」ことによって、自分のやりたいこと、進みたい道に進んでいくことができます。でも「はみ出す」ことはとても勇気がいるし、不安もたくさん付きまとってくるもの。

でも一度はみ出し始めると、案外そこまで難しくない。安定、王道、安心、保険などは捨てるものの、その分、自分の中で大切にしたいことをできるようになる。私自身がそうでした。

はみ出し続けた人生

よくよく考えたら小さい時から「普通のよくある人生」からはみ出してきた。それを「すごいな」と感じてくれる人もいるし、「なんで?」と思う人もいると思います。でも、私の中では失ったものもあれば、それ以上に得たものも大きかったので、この「はみ出す人生」もなかなかいいもんだと思っています。

幼稚園:みんなは幼稚園か、保育園に通う頃、私は一切どこも通わず。その代わり日本と韓国を行ったり来たり。

得たもの:韓国語、おじいちゃんおばあちゃんと友達になるスキル
失ったもの:同年代の友達の作り方、幼馴染という存在

高校受験:みんなは公立高校受験+滑り止めの私立高校受験の中、私は滑りっぱなしになれる公立高校受験一本。

得たもの:合格、度胸、猪突猛進するのみ
失ったもの:安定、安心、保険

就活時期の進路選択:みんなは就活か、院試を頑張る中、私は「アメリカに大学院留学する」と就活は一切せず。卒業後、実際に留学が決まるまで1年以上の空白の時期。周りには「本当に留学行くの?」と心配の声。その声に私も不安になる中、英語に明け暮れた1年半。

得たもの:忍耐、孤独でも打ち勝つこと、周りの声に動じず信じて進み続けること
失ったもの:安定、みんなの思う「成功」までの道筋

就活:留学から6月ぐらいに帰ってきて、中途半端な時期に新卒採用でも既卒採用でもない、中途半端なポジションでの就活。興味があった会社にとんとん拍子で内定が決まり、配属先を大阪で出していたのに東京になって辞退。それから改めて就活もやり直して、英会話スクールの本部に入社。

得たもの:大切に考えているものをそのまま貫くこと、折れない心
失ったもの:内定

転職:「転職するには3年以上働いてからが良い」という考えに従わず、就活していた時にどうしても入りたい会社に、採用の募集予定がないか2度問い合わせ。2回とも大阪のポジションがなく諦めていたが、3度目の正直で問い合わせると、大阪に空きが出たので面接のチャンスをもらえ、無事入社。

得たもの:ずっと働きたかった会社での仕事、諦めない心
失ったもの:「転職するには3年以上働いてからが良い」という考え

独立:英語コーチングスクールで働きながら、仕事自体はとても好きで、受講生の方との交わりをできていたのが何よりも良かったのですが、それ以外の面でもいろいろと考えてしまうこともあった。純粋に受講生の方と向き合って、英語学習をサポートするのに力を入れて、自分の力で一度一人でチャレンジしてみるのもいいのではないか、と感じ、独立。そのまま働き続けることももちろんできたけど、自分の中の信念を大切に、人を大切に、勇気を出して独立。

得たもの:自由、やりがい、勇気、人とのつながり、チャレンジ精神、知識
失ったもの:安定、毎月決まった給料、会社員というステータス

思い返すと、ほぼはみ出して生きてきたのですが、でも今振り返ると後悔はほとんどなかったですね。中学の時から毎年の抱負は「一瞬一瞬を大切に、後悔しないこと」で、その時々にできること、したいこと、やりたいことを素直にやってみた人生。

きっとよくある出世街道には乗っていないし、退職金もないだろうし、ボーナスもないけれど、自分の中でやりたいこと、納得ができることの方が私には価値があった。なので、はみ出し続けてきました。

もし今何かにチャレンジしたいけど、躊躇している方がいたら、ぜひ「はみ出す勇気」を持ってほしい。案外、はみ出てみると大丈夫です。もちろん失うものもあるけれど、その分得られるものもたくさんあるので、一緒にはみ出していきましょう!

この記事が参加している募集

応援してくださる方、サポートしてくださる方、ありがとうございます♡ サポート代はお仕事のコーヒー代か、わんちゃんのおやつになります^^ 今日の本気、明日のやる気に繋がっていきます☆