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平飼い卵を軒先で。匿名なのに返事があった。

実家から歩いてすぐの近所に、軒先で平飼い卵を無人販売してくれているお家がある。
小さな冷蔵庫が道に面して置いてあって、6個200円、10個300円。

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「平飼い」とパックに明記されていな限り、売られる卵はほぼケージ飼育。日本の平飼い率を調べたちょっと前のデータによると、6.4%だって。(採卵鶏の飼養実態アンケート調査報告書:平成27年3月 公益社団法人畜産技術協会による)

鶏のライフスタイルに欠かせない砂浴びも出来ること無く土を一生踏まずに死んでいくケースが多いと言われ、同じ食べるにしてもそれはあまりにもハッピーじゃないと個人的に思うので、平飼い卵のみ買うようにしてます。

スーパーでも探せば1〜2種類は置いてあって値段設定は高めですが、比べるとこのお家が出してくれる値段はだいぶ安い。

何より、こういう取り組みってその地域やコミュニティを面白くする、小さな、大事なエッセンスやと思う。

いろいろ有り難くて、冷蔵庫の中に1000円を感謝メモと一緒に置いてきた。

後日、冷蔵庫の中にドンといつもは置いてない無肥料無農薬のお米が2kg。

置いたメモは匿名だったので当然自分宛じゃ無いと思ってスルーしようとしたら、よく見るとメモの端にあった犬の絵をちぎって貼ってあるのを見つけた。

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この手があったか(笑)
あえて顔を合わせないこのやり取りが心地いい気もするけれど、いつか冷蔵庫前で鉢合わせたらそれはそれで楽しそう。

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8月初旬から夫婦でCamino de Santiago巡礼の旅に出ています。出費はできる限り少なくしている旅なので、サポートは有り難く旅の資金にさせていただきます。ですが、読んでくださったり反応をいただけるだけで、一緒に旅している気分になって十分エネルギーをいただいています。^^