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3分でわかる『緊急事態宣言』

 テレビをつければ「コロナ、コロナ、そしてコロナ」な今。
 日本政府は『緊急事態宣言』を発令・執行できるようにするための法整備に乗り出しました。

 さて、『緊急事態宣言』とはどんなものなのでしょうか?

 非常事態宣言(緊急事態宣言)とは、簡単に言うと

 やばいことが起こったから、君たちの人権や権利をすこしの間だけ制限しますよ。
 ついでに政府がいつもより強力な権限を持つことにしますね。

 というものです。

 こういうと、なにか”悪い宣言”のように感じるかもしれませんが、これは『国民や社会の安全や治安秩序を守るための一時的な措置』ですから、あまり心配する必要はありません。

 「ちょっとだけ不便な思いをするかもしれないけど、みんなのためだから我慢してね」

 これが『緊急事態宣言』の本質です。
 普段は”優しいお父さん”が、危険が迫った時には”厳しい頼れる父”になる、そんなイメージでいいと思います。

 宣言発令時に想定される緊急措置はざっと以下の通り。(一部)

・「要請」から「指示・命令」への格上げ(休校が任意ではなくなる)
・「強制徴発」の実施・執行(土地や技術者、研究設備などの優先使用)
・妥当と思われる各種制限の実施(イベントや集会などの禁止)
・外出制限を含む強制的な国民への措置

 これらの措置が『最長2年』施行される可能性があるようです。

(?)戒厳令との違い
戒厳令は非常事態宣言とは大きく違います。

非常事態宣言:人権を制限し、国家権力を強化
   戒厳令:国家権力を”軍”に移譲

目的が治安の維持や安全の確保という意味ではこれらの宣言は同じですが、その権利コントロールの考え方は大きく違うのです。

 日々私たちが当然のように活用している自由や権利。
 いざこういう大変な事態になってしまうと、それらは法律によって期間限定で制限されます。

 私たちも自分の自由や権利は大切にしないといけませんね。

 そしてコロナが早くおさまるといいなぁ。





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