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映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』を観てグッタリしてしまった話

※ネタバレあります 感想この作品を一言で言うと”バカが考えた超大盛りお子様プレート” フルコースという言葉すら生ぬるい、 スープもサラダもなし!! ずーーーーっとメインディッシュだけ出してくる104分!! あれです。田舎の親戚の集まりでたまに発生する「ちゃんとメシ食ってるか?」「寿司食え!!」「こっちの肉も食え!!」「カニも食え!!」「大盛りカラアゲもあるぞ!!」みたいな、とにかくご馳走に次ぐご馳走でメチャクチャにされるあれです。 「コミック好きはこういうの好きだろ」

映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』を観てグッタリしてしまった話

    スバル360

    1958年という時代

    スバル360

    ロングウェイノースをみた

    形とか質感はしっかり簡略化・デフォルメされてて、特に煙系の表現に「リアルである事」よりも「絵的な美しさ」を優先させてる感じが出てた 色彩設計も神がかってて、主人公が形見のイヤリング見つけた部屋に風が吹き込んでくるシーンとか「いや、その青い光はどこから?」と一瞬思うんだけど「絵的にはこれが100点満点じゃない?」という作り手の美意識の前に吹き飛ぶ 酒場で主人公と船長が話すシーン、船長がテーブル上のランプに照らされてるのに対して主人公は謎の光源にライトアップされてるけど、あれ

    ロングウェイノースをみた

    『新感染』をみた

    凄く面白かった まさかゾンビ映画で泣くとは ゾンビ映画のお約束的なコテコテの、ゾンビを食い止める為に最前線で戦った奴が噛まれる→「俺はここまでだ、、、愛する人を頼む!!」→ゾンビの群れに突っ込む→スローモーション&感動的な音楽っていうアレ これ、言ったら作り手の「ハイ、今からあなたの感情のこの部分をぶん殴って泣かせまーす」ってふりかぶってるのが全然見えてるのにモロにくらって泣いてしまう、なんでしょうねあれは まず、演技が凄いっていうのがある、役者さんたちの泣きの演技の

    『新感染』をみた

    『新感染半島 ファイナル・ステージ』をみた

    「新感染半島 ファイナル・ステージ」レビューの評価がかなり微妙で「これは90%つまんないヤツだな~、、、だけど見ちゃう!!」の勢いで見たらちゃんと面白いじゃないの 「ゾンビ映画×MADMAXをやるぞ!!」を1ミリも隠そうとしないのが清々しくてとても良い ”シリアスとギャグのバランス””明らかなMADMAXオマージュ”あたりが前作とは違うけど、だからこそ”結局ゾンビより人間のほうが怖い””狭いところに閉じ込めたほうが人間性をあぶり出せる”みたいな映画としての一貫性もより強く

    『新感染半島 ファイナル・ステージ』をみた

    江戸川乱歩の「名作選」「傑作選」「短篇集 」「江戸川乱歩作品集 I・Ⅱ・Ⅲ」を読んだ

    名作選石榴 読んでいて「ちょっとトリック分かっちゃうなぁ」とか余裕こいてたら、そこまで作者の意図どうりで、まんまといっぱい食わされたという感じ。 作者と読者の知恵比べ的な面白さがあった。 押絵と旅する男 空想怪奇というか、オカルトもの?でありながら純愛悲恋物なのがいい 押絵と旅する男 cv:大塚 芳忠 で脳内再生して楽しんだ。 目羅博士 トリックが意味不明。 というか、そういうの有りにしちゃうと推理モノとしてはガクンと魅力が落ちる気がする。 推理モノというよりはオカルトも

    江戸川乱歩の「名作選」「傑作選」「短篇集 」「江戸川乱歩作品集 I・Ⅱ・Ⅲ」を読んだ

    進撃の巨人アニメ4期に登場するポルコ・ガリアード、"3つの呼び名を持つ男"から周辺の関係性を考察してみた。

    このポルコ・ガリアードというキャラは「ガリアード」という性、「ポルコ」という名前の他に「ポッコ」というあだ名があり、本人はあだ名で呼ばれることを嫌っているという設定がある。 (ポッコって、日本の感覚だと多分「マーくん」とか「やっちゃん」みたいな感じだろう、戦士として周囲に認められた後にもそんな呼び名で呼ばれるのは確かにきつい) ポルコは上官や後輩にはガリアード(さん)と性で呼ばれているが、同僚からはポルコ、あるいはポッコと呼ばれている。 特殊なのがピークとライナーで、こ

    進撃の巨人アニメ4期に登場するポルコ・ガリアード、"3つの呼び名を持つ男"から周辺の関係性を考察してみた。

    ¥300の万年筆 プレピーを買ってみた

    ¥300の万年筆 プレピーを買ってみた

    「スパイダーバース」をみた

    マルチユニバースものとして過去のコミックス、アニメ、実写映画のファンにキッチリ目配せしつつ、一人の少年がヒーローになるまでの物語として単体でも完成度が高くて本当に最高の映画だった。 自分的にスパイダーマンはトビーマグワイヤ版3部作なんだけど、3でピーターがよくわからないイキリ方してるのをちゃんと黒歴史としてイジってて最高だった この作品はラストでキャラクターを元の次元に戻す時に「アンタはアンタの次元に戻ってやるべきことをやれ」っていうメッセージがさりげなくポジティブに観客

    「スパイダーバース」をみた

    「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」をみた

    ジブリ的な要素をベースに、幻獣や妖精が当たり前に存在する広大な世界を旅するロードムービー的な前半部分からナルト、アキラ、ドラゴンボールを全部ぶち込んだようなド派手なラストバトルという満干全席みたいな映画だった。 旅好きとか外出できなくてイライラしてるひとにオススメしたい。 ジブリイズムを一番感じた風の表現について この映画は全編にわたって常に画面の中に風が吹いている 物理的な風だけじゃなくて”心理的な風”というものが吹いていて、一番分かりやすいのはラストシーン ムゲン

    「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」をみた

    ウマ娘のアニメを見て泣いてしまったおじさんの話

    始まりはゴルシ少し前からツイッターのTLに「ゴールドシップ」「ゴルシ」というワードが頻繁に流れてくるようになった。 ファンアートで描かれる彼女は、時には長い銀髪をたなびかせる完全無欠の美女として、そして時には変顔や奇行を連発する面白ちゃんとして描かれていた。 気になって「ゴルシ」で検索したところ、アニメやゲームの画像が数点ヒットした。 「ふーん、おもしれー女、、、」 どころの話ではなかった。 画面の中の彼女はワケの分からない奇行を連発していた。 つっこむ言葉も

    ウマ娘のアニメを見て泣いてしまったおじさんの話

    シャーロック・ホームズに登場する家事使用人に関する覚書

    考えてみればヴィクトリア朝を舞台にしたホームズ物語の中には、家政婦、女中、執事、小間使い等色々な使用人が出てくるけど、冷静に考えたら何がどう違うか全然分からず読んでたな、と思って調べてみた。 別に物語やトリックには関係ないけど、一度気になると本編に集中できなくなるのでまとめた。 なあ答えてくれ シャーロック・ホームズが好きなせいか、こまかいことが気になると夜もねむれねぇ、、、 お手伝いさんの種類と仕事内容ウィキペディアによると執事、家政婦、メイド等は全て家事使用人の役

    シャーロック・ホームズに登場する家事使用人に関する覚書

    おいでよボールペンの沼!!無印のボールペンとC-300リフィルの話

    無印のボールペン、デザインが良くて一通り買ってしまった。 デザインも良いし、しかも1本30円という衝撃プライス。 無印のボールペンは本体と中身のインクが別々に売られているものを選んで買う方式になっているが、インクも1本60円とお手ごろ価格。 軸とインクあわせて1本90円。 駄菓子屋で色とりどりのアメやガムをかごに放り込むあの感覚を懐かしく思い出しながらインクを選ぶのはすごく楽しい。 でも、この無印のボールペン、致命的な弱点がある。 インクの書き味がめちゃくちゃ悪い

    おいでよボールペンの沼!!無印のボールペンとC-300リフィルの話