おいでよボールペンの沼!!無印のボールペンとC-300リフィルの話

無印のボールペン、デザインが良くて一通り買ってしまった。

画像4

デザインも良いし、しかも1本30円という衝撃プライス。

無印のボールペンは本体と中身のインクが別々に売られているものを選んで買う方式になっているが、インクも1本60円とお手ごろ価格。

軸とインクあわせて1本90円。

駄菓子屋で色とりどりのアメやガムをかごに放り込むあの感覚を懐かしく思い出しながらインクを選ぶのはすごく楽しい。

でも、この無印のボールペン、致命的な弱点がある。

インクの書き味がめちゃくちゃ悪い。

自分がペンを傾けて書くクセがあるのもあるかもしれないけど、とにかくインクの出が悪く、紙を引っかくようなカリカリした書き心地が好きになれない。


調べてみたら「ボールペンのリフィル(替芯)には”規格”というものがあり、同じ規格のリフィルなら違うメーカーのものも使える」ということがわかった(無印のリフィルはC-300という規格)

そこで各社のC-300規格のリフィルを実際に試してみた。


油性インク


三菱鉛筆 ジェットストリーム SXR

太さ:0.38/0.5/0.7/1.0
色:黒・赤・青

安定のジェットストリーム。

本体30円+替え芯100円=130円で無印のシンプルなデザインとジェットストリームの書き心地を味わうことが出来る。


水性インク


ゼブラ サラサクリップ用芯

太さ:0.3/0.4/0.5/0.7/1.0
色:黒・赤・青・ブルーブラック

耐水性:

画像1

無印のボールペンはサラサのOEMらしく、色展開が非常に似ている。

無印のインクより18円高いが、全てにおいて上位互換。
個人的には、サラサインクが廃盤にならない限り無印のリフィルを買う理由は無いと思う。

何よりも1.0の太さがあることで、万年筆のような強弱のある筆致を最大限楽しめる。

ブルーブラックインクの発色はくすみのないネイビーというかんじ。
青(シンアオ)がブルーブラックとほとんど変わらないほど暗い発色になっている。
コバルトブルー、ペールブルーあたりがエナージェルの「ブルー」相当の明るさか?

耐水性も水性インクにしてはかなり高いほうだと思う。

ただ、せっかくの豊富なカラーラインナップが0.5のみの展開なのが悲しい。
せめてレッドブラックとグリーンブラックくらいは0.7/1.0も出して欲しい


ぺんてる エナージェル用芯

太さ:0.3/0.4/0.5/0.7/1.0
色:黒・赤・青・ブルーブラック・ブルーブラック・ターコイズブルー・オレンジ・ブラウン
※色と太さに関しての補足
0.3/0.4/0.5/0.7/1.0全ての太さがあるのは黒・赤・青のみ、
ブラウンは0.3/0.4/0.5
ブルーブラックは0.3/0.4/0.5/0.7
ターコイズ、オレンジは0.5/0.7
耐水性:×

画像2

黒・赤・青の基本色に加えて
・ブルーブラック
・ターコイズブルー
・オレンジ
・ブラウン

というマニアックな色展開が魅力。

さらに新製品エナージェルインフリーのインクとして
・バーガンディ
・レッド
・ピンク
・バイオレット
・ラフグレー

が新色として登場。

(0.7の太さの)カラーバリエーションの豊富さという意味ではゼブラを抜いてC300系リフィルのなかでトップなんじゃないか、

透明感のある発色という点で他のインクと比べても群を抜いている。
ブルーブラック、ブルー、ターコイズや、バーガンディ、レッド、ピンクのグラデーションがすごく美しい。


コクヨ エラベルノ

太さ:0.5/0.7
色:黒・赤・青・ブルーブラック
耐水性:△

画像3

芯のデザインがかっこいい。

画像5

「アルファベットが並んでるだけでカッコいい」を久しぶりに味わった。
無印のクリア軸リフィルのデザインが透けて見えるのがとても良い。

クリア軸を三本買って、三色ボールペンとして使うのもいいかも知れない。  

他のインクと比べると少し値段が高い
他のリフィルと違い、インク残量が分からない
エナージェルと同じく耐水性が皆無
の、三点がマイナス点。

エラベルにはゲル(染料)のインク(PRR-EG)に加えて低粘度油性のシルキー油性(PRR-EY)もある。そこもエラベルノかよ。



これ以外にもボールペンに他社製リフィル(替芯)を組み合わせて使うというサイトにC300系のリフィルの情報があるので、試してみてもいいかもしれない。


関連記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?