「クレアチニン」について
皆さんこんにちは。
前回に続き、今回は「クレアチニンについて」書いていこうと思います。
前回の「BUN」と今回の「クレアチニン」は相棒的な関係だと私は勝手に思ってます。違ったらすいません。
何事も中途半端になっていた五月病の廣瀬です。こんにちは。
最近熱くなったり寒くなったりもうよくわかりません。もう梅雨に入ったんですかね。今週も一週間雨です。
このnoteを書いている今はとても暑いです。溶けそうです。28度もありました。
倒れる前にさくっとnoteを書いてしまいましょう。それでは早速本題です。
① クレアチンとはなんぞや
「クレアチニン(Cr)」は腎臓の機能と栄養状態の指標になるやつです。
クレアチンリン酸という物質があり、筋肉が運動するための重要なエネルギー源であります。クレアチンリン酸が体でエネルギーとして代謝されると、老廃物の「クレアチニン」となります。「クレアチニン(Cr)」は腎臓でろ過されて尿として排出されて行きます。
基準値が
男性:0.65〜1.07mg/dL
女性:0.46〜0.76 mg/dL
となっています。
②腎臓の働きは?
腎臓は人の体の背中側にある二つのソラマメがくっついています。大きさは11cm×5cmくらいの大きさです。だいたい、肘のあたりらへんに位置します。簡単に大まかな機能としては・血圧の調整・・血圧が高いと塩分と水分の排出量を調節して血圧を下げたり。・血液を作る・・腎臓から出るエリスロポエチンってやつが骨髄の中の細胞に刺激して赤血球作ります。・体液量の調整・・腎機能が低下すると体液量の調節が出来なくなるとむくみの原因になるんだとか。
・強い骨を作る・・腎臓はカルシウムを体内に吸収にさせるのに必要な活性型のビタミンDを作ります。
そして
・老廃物をろ過し、尿を作る。・・・腎臓は血液をろ過して老廃物などを身体の外に排出してくれる作用があります。→その老廃物の一つが今回のタイトルである「クレアチニン」のことです。腎臓の機能が低下(悪く)すると尿が増えたりへったりしちゃいます。
③じゃあクレアチニンが高いとどうなるの?
上の話からすると「クレアチニン」の値が高いと大変なことになるんじゃあ!?
って思いませんか?
腎臓で何らかの原因があるってことはわかりますね。
よく疑われるのが、急性腎臓病や慢性腎臓病。そして心不全などがあります。
「クレアチニン」は筋肉量に左右されやすいので、男女差も大きく腎機能が半分くらい低下しないと高い値を示さないこともあるみたいです。
また、激しい運動でも「クレアチニン」は上がるのでそのあたりも注意が必要みたいです。あとは脱水やむくみ・高血圧にも注意が必要みたいですね。薬の飲み忘れや水分量も確認しておきたいですね。
④ クレアチニンが低いとどうなるの?
すごい痩せていて筋肉量が少なくなっていると「クレアチニン」の値は低くなります。高齢者の患者様とかもこれに当てはまる方が多いかなと思います。あとは筋ジストロフィー・ALS(筋萎縮側索硬化症(きんいしゅくそくさくこうかしょう))などがあります。
余談ですが、これらの病気の場合は「Cr」や筋原性酵素血清(きんげんせいこうそけっせい)(CK・AST・ALT)が高くないかを確認するといいって本に書いてありました。
⑤ 最後に
ということで「クレアチニン」については以上となります。次回は「eGFR(推定糸球体濾過量(すいていしきゅうたいろかりょう))について」書いていきたいと思います。
生理学などの知識も今後少しずつ書いていくのも、自分への復習になっていいかなって思ってきたので近いうちにかけたらなと思っています。興味があったらいいねとフォローの方よろしくお願いします!!
では、またお会いしましょう。
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