「拘縮について〜ポジショニングの基本〜」について
みなさんこんにちは!
久しぶりの投稿になりましたが、
今回は「ポジショニングについて」簡単に話してみたいと思います。
意外と知らない人でなんとなくやっている人も、
知ってるよって人もちらっとのぞいてみてください。
それでは早速はじめていきましょ!
① ポジショニングの基本は?
拘縮の原因は、ざっというと抗重力筋(こうじゅうりょくきん)の影響で
体のある特定部位の筋肉の緊張が高く(亢進)してしまうことです。
その為、出来るだけベッド上で過ごすのではなく、リクライニング車椅子やスタンダード車椅子などに乗って起きたりして、ずっと同じ姿勢でいることを避ける必要があります。
あとは変な姿勢によって筋肉の緊張をあげないことが大事になります。
多くの施設や病院でもあり得ることかと思いますが、
寝たきり状態の患者様は姿勢があまりよくなく、
筋肉に力が入ってしまい緊張が高くなり、「拘縮」が進行してしまいます。
そこで重要となるのが、正しい姿勢(ポジショニング)になってくるんですね。
学校や職場で習った方もいると思います。
私が学生時代や職場などで教わった私にとって
大事にしている3つのポイントを紹介したいと思います。
1:体のねじれや傾き(かたむき)をなくす
2:体とマットレスの間に隙間(すきま)を作らない
3:マットレスやクッションはその人にあったものを使う
です。いやいや、当たり前のこと言うじゃんって思った方、すいません。とりあえず「知ってるわ!いいね!!」っていいねを押しといてください。よろしくお願いします。
さらにそこから少しだけ分けて説明します。
② 体のねじれや傾きをなくすとは?
私たちも普段、頭や体幹(たいかん)がねじれていたり、傾いているとあんまりいい気分はしませんよね?患者様も同様にきついものです。身体がねじれたりすると変に力が吐いちゃって筋緊張が高くなるって事が多いかと思います。私が先輩に教えてもらったのは、患者様がベッド上に寝ている姿勢で左右の肩や腰の下に手を入れてどっちに体重(重さ)を感じるかを確認して、重さを感じた方に身体がねじれているか傾いているって教えてもらったことを覚えています。見てわかる患者様もいますけどね・・・あとはランドマーク(体の目印)といってもいいやつです。肩でいうと、「肩峰(けんぽう)」といい、肩甲骨にある突起の一つです。気になる方は調べてみるとすぐ出てきます。憲法ではないので間違えないように。話は戻りますが、「肩峰」や腰の骨の「上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)」これは仰向け(あおむけ)に寝た状態で体の上から腰の骨を触るとなんか飛び出てる所があるんですが、それが「上前腸骨棘」です。それらの突起の左右差を見たりすると傾いていないかもわかります。姿勢を見る時なんかも使うので、どんな場所か知っているだけでも役に立ちますよ!これで体の「ねじれ」や「傾き」が分かるようになりました。
③ 体とマットレスとの間に隙間を作らない
そして次に、体とマットレスとの間に隙間を作らないです
寝ているときに、体とベットに隙間があったら、寝ずらいですよね?
例えば、凄い大げさに言いますけど、仰向けで膝を立ててお尻を持ち上げたブリッチ状態のままねれないですよね?
寝れる人は超人です。
お尻が持ち上がっていたら、足と背中や頭に力が入りますね。少し大げに説明しましたが、隙間があるということは支えている部分にその分「重さ」がかかっていることになります。そうなると重さがかかっている部分に「痛み」や「不安定差」が少なからず出現します。
そうすると、変に力を入れてしまい、筋肉に緊張が上がってしまいますね。
さらに血流が悪くなっている部分に「重さ」が加わるともっと血流が悪くなり、みんなの敵「褥瘡」ができてしまうかもしれませんね・・・
それじゃあ困っちまうなっと思ったあなた!
もしかしたらこの記事でもしかしたら何かのヒントになるかもしれません。そうならないように体とマットレスの隙間を埋めるのです。
「重さ」が部分的に集中しないように分散させます。
多くの面で支えることができれば、「重さ」を体のみんなで共有できますね。そうすると筋肉が頑張らなくてもよくなるので、一部分にかかっていた筋肉の緊張が下がるかもしれません。
結構間違った拘縮予防やポジショニングをしてしまっているかもしれません。しっかり下から支える事が大事になってきます。
側臥位(横向き)でも同じで、両下肢(脚)は重なるようにしないとねじれや傾きはできてしまいますので気をつけてください。いろんな意見はあると思いますが、、、
先ずは、体のねじれや傾きをなくし、隙間を埋めて支える部分を増やすと、筋肉の緊張を下げるが可能です。
とりあえず下側の安定性を意識してみてください。
④ マットレスやクッションはその人にあったものを使う
マットレスは施設によって色々な種類がありますね。
なので特性などは皆さまの方がよくご存知だと思います。
ただ、マットレスやクッションが柔らかすぎたり大きすぎたり、小さすぎたちすると体を支える土台が不安定になり、体の緊張をあげてしまい拘縮を作ってしまったり悪化させてしまうかも・・・こわい話ですね。
夏だけにね・・まだ違うか。
エアマットも空気の入れすぎなどには気をつけましょう。
最近のやつはエアマットや体重設定ができる優れものもあるのでその辺は安心ですけども。
でも「褥瘡」ができてしまった場合は、「治療」として、拘縮予防より褥瘡対策のが優先されることもあるかと思います。その場合はねじれや傾きよりも、柔らかいマットレスを使用することが優先されます。
まぁ、その施設の優先順位をみて他職種と検討することが大事になってきます。
⑤ 最後に
本当に簡単に説明しましたが、まだまだ細かく言っていくと長くなってしまうのでまた今度にします。今回の説明で足りない点もあったかと思いますが、ポジショニングの基本の「き」の書き出しだと思って聞いてもらえればと思います。また今後もパソコンのスキルを高めて、イラストや写真を使って説明できたらいいなと思っていますので、来年くらいまで待っててください・・・ながっ!!ってね
ではまた来週お会いしましょう!!
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