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2020年前半の振り返りと後半の抱負〜人間万事塞翁が馬〜

あっという間に7月に入り、2020年も後半戦に突入です。
一言で言えば2020年前半は「想定外」でした。
コロナの影響に代表されるように外部環境に翻弄された半年で、誰もがそうかと思いますが、年初に立てた計画はどこへやらって感じです。

とはいえ、タイトルに「人間万事塞翁が馬」と書いたように振り返ってみると逆に良かったかなと(笑)

年初の目標とズレ

年初の目標を一部書くと下記のような感じ。

①新規に周辺事業を3つ立ち上げる
②東京・名古屋の二拠点化の強化
③海外へ年4回行く
④旅をする
⑤自分を律した生活をする

大前提の条件として2019年後半戦からの流れで事業の拡大をより推進していこうという方針でした。

年始の初詣⛩

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代表されるのが②東京・名古屋の二拠点化の強化です。

2019年後半から、いくつかやっている事業の1つであるバックオフィス代行業務の新規のお客様が増えていて、内部体制の強化とさらなる拡大を考えていて、その流れで東京、それも新宿に事務所を今年に入って借りました。

人を採用し、教育し、更にお客様を増やし・・・ということで考えていたのですが、コロナの影響で新規の動きは止まり、事務所があってもスタッフは出社できない状況になり、固定費だけが無駄にかさむという結果に。

これが一番の想定外でした🤣

そして二番目が社長を含む役員として経営にかかわっている映像事業、ヨガ事業、カフェ事業と売上が激減して、対応に追われることになったことです。

とはいえ、専門分野は経営コンサルとバックオフィス関係ですので、遅い遅いとは言われつつも次々と出される国からの支援策を、1つ1つ丁寧に拾っていき、なんとか1年くらいは現状が続いてもなんとかなる状態に。

そんなこんなで年初の計画とはかなりズレた半年を過ごしました。

逆に良かったこと

⑴パンクしなかった

年初とは計画がかなりズレて想定外と書きましたが、実際に計画通りいっていたら・・・大変なことになっていた気もします。

コロナ以前は主に、①経営財務のコンサル、②映像の会社の社長業、③バックオフィス事業の社長業が私自身の主たる動きだったのですが、事業によって定休日が違うので、平日土日祝関係なく気が休まる時間がありませんでした。

それは全然良かったのですが、映像の会社のメインである結婚式が延期になり、ほとんどなくなり、会社としてもスタッフに休業してもらうくらい仕事量がなくなりました。

当然、私自身もコロナ後にどうするか考えるという仕事は増えるにしても、目の前の緊急かつ重要な仕事はなくなりました。

にも関わらず、以前よりも時間がなくなりました。

原因はいろいろあるのですが、主たる要因として2つ
①コロナ下で経営者からの相談が増え、手続きの依頼が激増した
②産休に入るスタッフの仕事の割り振りを甘く考えていた

①の相談はコンサル業、手続き依頼はバックオフィス事業、②もバックオフィス事業の話です。

結果、バックオフィス事業の私自身の業務も大量に増え、スタッフは新たに雇っていたものの戦力になるには、まだもう少し時間がかかる段階、かといってこの時期にお客様へ最低限以上のご請求もできず(無料もかなりありました)、事務所を一拠点増やしていたので固定費も増え、身動きが取れない状況になりました。

そう考えると、映像事業がそのまま好調で続いていたら、、、
新規事業が軌道に乗ってしまっていたら、、、

考えるだけで恐ろしいです。

⑵マニュアル・チェックリストの整備による効率化

2019年後半からバックオフィス代行事業の新規が増えていたため、新規の立ち上げにめいっぱいで手が回っていなかった業務の効率化の推進が一定レベルではできました。

テレワークによって、業務の効率化の必要性が発生したからというのもありますが、一番パワーのかかる新規の立ち上げが幸か不幸か減ったので、このタイミングでマニュアルやチェックリストを整備し、業務の整理をはかりました。

・業務フローの可視化と改善
・業務マニュアルの整備
この辺を整備すれば特殊なものはともかくバックオフィス業務の大部分などは、かなりの工数削減ができるはず。
メモ:
日本人の労働生産性が上がらない決定的な要因 | 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」

このあたりに一定のレベルで成功した気がします。

次の段階としてITツールの利用で、さらなる業務効率化を進める予定ですが、その土壌ができました。

⑶スタッフ育成に力を注げた
コロナの影響で対面で話す機会が減り、結果、移動時間も減ったので、スタッフ教育に時間を割くことができました。

新たに採用したスタッフなど、直接私自身が教えられることで、業務スキルはもちろんですが、マインドなども伝えられるので、これはすごくいい機会になりました。

ビデオ会議が浸透し、毎月訪問のコンサルのお客様が3ヶ月に1回、他2回はビデオ会議とかになるのか、やっぱ毎月会いたいよね!になるのかは、これからの流れ次第ですが、前者であれば移動時間は引き続き削減できるので、その時間を使ってマンパワーではなく、仕組みで学習できるような体制を作っていこうと思っています。

⑶テレワークの浸透

緊急事態宣言の影響もあり、各々が自宅で仕事をせざるを得ない状況になりました。
結果、平時にはテレワークは無理と言っていたスタッフもテレワークせざるをえなくなり、テレワークが浸透しました。

IT業に限らず多くの会社でリモートワーク可能なことに今回気づいた気がする。
コロナ前から在宅ワークの導入を開始しましたが、スタッフからの反対も多かった。
が、しかし、今や全社在宅ワーク
メモ:
「オフィス解約します」コロナで決断 100%リモートワークの会社

そしてやってみたら、現金なもので、意外とテレワークでできるという意見が多く、緊急事態宣言が解除されたあとも出勤するか在宅かは自由にしている会社もあります。

オフィスはなくしませんが、緊急事態宣言が解除されたので、6月いっぱいは様子見ですが、落ち着いたらオフィスか在宅か仕事の状況と気分で自由にしますと宣言してみました
メモ:
職場は本当に必要?:コロナ後もテレワーク、「オフィス消滅」企業が続々

そう、オフィスはなくしません。
借りてしまったからという意地ではなく、オフィスをただの働く場所としてとらえるのではなく、人の集まるコミュニティの場と考えると価値があると思うからです。

やはり同じ場で働いているのと、仮に常時Zoomをつなぎっぱなしでテレワークをするのとでくらべても、圧倒的に同じ場で働くほうがコミュニケーションが生まれ創造性が発揮されると思っています。

また、一方で在宅だと子どもが預けられないなど、家庭等の事情で家では仕事がしづらい人もいます。

そういう人のための場としても、いつでもだれもが好きなときに集まれる場としてのオフィスは残したいなと。

あとは逆張りの発想です。
今、オフィスをなくす企業が増えているからこそ維持をして、逆にオフィスを持っていることに強みをだしていきたい!

話がかなりズレましたが、意外とやってみたらできるテレワーク!という話でした。

2020年後半戦の展望

緊急事態宣言が解除され、停滞していた新規も少しづつ動き始めました。
が、ここにきて感染者数がまた増え始め先行きが見えない状況ではあります。

経営する側としては判断が難しく、厳しい時期が続きますが、働くスタッフには安心して働いてもらいたいと思っています。

そのためには、やはり安定した成長拡大が必要です。
例えば、産休に入っているスタッフもいます。
当然、代わりのスタッフを採用しますが、産休明けに復帰したいといったときに現状維持だとそのスタッフの仕事がありません。
そんな状況の会社で安心して働きたい会社とは思えないと思うので、会社はやはり緩やかにでも成長拡大していかなければいけないと思います。

では、成長拡大に向けて具体的に何をするか?

①ITツールを使った社内業務の効率化
②採用と教育による質の底上げ
③周辺事業の立ち上げ

基本的に方針は変わりません。
①②で既存サービスの受け皿を広げ、③で更に既存のお客様に喜んでいただけるサービスを作っていくということです。

基本方針は変わりませんが、やり方は変わると思います。
このあたりはおいおい書いていきますが、例えば③であれば、コロナの影響が長引くことを前提にオンラインによる周辺事業を作ることも考えています。
(とはいえ、私のやり方は3-4個新しいことをやり、2-3サイクルやってみて1個くらいうまくいけば良いって感じのやり方なので、狙ったものがうまくいくとは限りませんが・・・)

まとめ

ものすごく久々にnoteを書きました。
文章がとても下手になっている気が・・・
ただやはり文章でアウトプットってとても大事だなと思ったので、週1回その週のまとめを書いて翌週水曜日までにnoteにアップするっていうことをやろうと思います。

人間万事塞翁が馬とタイトルにつけたのは、想定外で固定費だけがかかり予想通りに行かない前半戦でしたが、振り返ってみたら逆に良かったのかなと思えたからつけました。

人間万事塞翁が馬の意味は下記です。
2020年残り6か月も一歩一歩前進していきます!

塞翁が馬とは(wikipedia)

国境の近くにあった塞(とりで)の近くに住んでいた翁(老人)は、何よりも自分の馬をかわいがっていた。その馬は、周りからも評判が立つほどの駿馬だったが、ある日突然、蜂に刺された拍子に飛び出してしまう。一向に帰ってこない馬の様子に、周りからは翁に同情するほどだったが、翁は「これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない」とだけ言って、我慢強く待ち続けた。すると、どうだろうか。しばらくして、その馬が別の白い馬を連れ帰ってきたのだ。しかも、その白馬も負けず劣らずの優駿で、周りの者は口々に何と幸運なことかと囃し立てたが、翁は「これがきっかけで、別の悪いことが起こるかもしれない」と自分を戒め、決して喜ばなかった。

それから、かわいがっていた息子がその白馬から落ちて、片足を挫いてしまった。周りはまた同じように慰めの言葉を掛けたが、翁はまた同様に「いいことの前兆かも知れない」と告げる。それからしばらくして、隣国との戦争が勃発した。若い男は皆、戦争に駆り出されて戦死した。しかし息子は怪我していたため、徴兵されず命拾いした。そして、戦争も終わり、翁は息子たちと一緒に末永く幸せに暮らしたという。

このことから、人間、良いこともあれば悪いこともあるというたとえとなり、だから、あまり不幸にくよくよするな、とか幸せに浮かれるなという教訓として生かされる言葉になり、人間万事塞翁が馬などと使われる。


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