見出し画像

【海外ノマド】バリ島で引越しをしたので家探しの流れやポイントを書いてみる

そろそろバリ島にも慣れてきたということで、思い切って観光エリアど真ん中のホテルから、よりローカルな地域のアパートに引越ししてみました。ローカルとはいってもCangguという外国人に有名な地域に近いので治安も良いです。

1. 引越し先をどう見つけたか

気になる部分だと思うので結論から言うと『住みたい地域を見つけ、Googleマップでアパートを検索し、大家さんのWhatsApp番号を見つけて問い合わせる』でした。

とはいえ「そもそも住みたい地域をどう見つけるの」っていう話ではあるし、その過程で色々な試行錯誤があったのでそれらも含めて書いていこうと思います。

Googleマップで大手スーパーをピン留め

バリ島は意外と大きいので闇雲に探すと大変です。一番最初に"Kost"(現地のアパート的なもの)とGoogleマップで検索した際には、あまりの検索結果の多さにめまいがしたのを覚えています。

とりあえず何か基準が欲しいということで、毎日自炊する自分にとってアクセスの良し悪しが生活の満足度を左右するであろう大手スーパー(Pepito, Papaya, Frestive 等)の場所をGoogleマップでピン留めしてみました。

ピン留めの例。ただしスーパー以外も大量に含まれている。

これにより店舗の分布から居住エリアの大体のイメージが掴めたのと、店舗からバイクで10分以内という選別基準を得られたのが大きかったです。大手スーパー店舗はそこまで多くないので、これ以降掲載サイト等で見つけた候補を篩にかけるのにとても役立ちました。

Googleマップ以外でも探してみる

Googleマップに大手スーパーをピン留めしたはいいものの、依然として検索結果が多すぎる上に高級ヴィラやホテルなどが混在していた為、次は賃貸探し専用のサービスを使ってみることに。

試した主な方法として、

  1. 賃貸に関するFacebookグループで探す

  2. 地元民から聞いた有名サイトで探す(mamikos, olx, etc)

  3. よりニッチな小規模サイトで探す(rumahkostbali, rentroombali, etc)

  4. 知人に聞いたり、不動産のツテで探してもらう

試した感想として、1のFacebookグループは割高な印象で、2の有名サイトはサイトのUIに癖があり、結局3の小規模サイトか4の知人や不動産のツテが一番探しやすかったです。

とはいえ2の有名サイトに関しても、住みたい地域名がすでに判明している場合に検索するのには良い手段だと思います。

それと3の小規模サイトに関して、サイトによっては部屋の写真の使い回しや妙に高い家賃など詐欺まがいの掲載もあったので注意が必要です。

住みたい地域と家の候補が見つかる

実のところ上記の通りアレコレ試していた時点ではまだ引越し先を見つけられていなかったのですが、色々探したり人に聞いてまわる中で次第に自分の住みたい地域が見えてきました。Cangguと呼ばれる地域です。

Canggu地域に住みたいと思ったポイントとして、

  • Kutaよりは中長期滞在者が多く家賃が低め

  • スーパーやジムなどが点在していて通いやすい

  • 日本人含め外国人も多く、コミュニティ面も良さそう

エリアが絞れたことで、Googleマップ及び他の検索サイトでも最初からCanggu地域にある家のみを対象にして比較していけるようになりました。個人的にはこれが大きかったです。

最終的には先ほど述べたrumahkostbaliとGoogleマップから複数の候補を見つけ、空き状態や内見に関して大家さんに連絡してみることにしました。

2. 大家さんの連絡先を見つけ内見へ

候補が絞れたのでいよいよ内見に向けて動きます。

大家さんへの連絡

大家さんへの連絡にはインドネシアで一般的に使われているWhatsAppというメッセージアプリを使っていました。WhatsAppアカウントは電話番号と紐付いているので、大家さんの電話番号さえ分かればWhatsAppでチャットを送ることが可能なのです。

注意点としてWhatsAppで相手の電話番号を検索する際には+で始まる国番号を追加する必要があるので、電話番号の最初の0を抜いて+62を追加します。(例: 0123-4567-89が電話番号の場合、+62123-4567-89で検索)

文は簡潔に、URLなども添えると大家さんにも分かりやすいはず。

連絡の際にはインドネシア語に翻訳したメッセージに加えて、掲載サイトのURLも含めて送りました。大家さんは複数の家を所有していることもあるので混乱は避けたいところ。

メッセージの概要として、

  • 自分の名前と軽い自己紹介

  • 今アパートを探していること (特定の入居予定日があればそれを伝える)

  • 内見をしたいこと

と、これだけ伝えれば充分だと思います。実際、大家さんからはすぐに満室か空室かの返事が来ましたし、指定の部屋が満室の場合は他の候補を出して頂いたりもしました。

あとは気になる点(支払い方法、キッチンの有無など)を念押しで聞いておき、良さげだと思ったら内見の予約をします。基本的に良い部屋はすぐ埋まるので内見までは大胆に動くのが大事です。(実際1日遅かったら埋まってた)

内見のポイント

内見するにあたり、自分は基本的に雰囲気で決めているのですが幾つか留意するべき点があります。これは個人で異なると思うので参考程度に見てください。

  1. 契約的なもの

    1. デポジット(敷金)の有無、値段

    2. 大家さんへの支払い方法

    3. 契約書の有無。バリ島は無いところも多い

  2. QOLに関わる部分

    1. ゴミ出しの方法、部屋の掃除などサービス付いているか

    2. シャワーやトイレの水圧、洗面器や鏡の場所など

    3. WiFiがあるかどうか、速度はどうか (意外と確認を忘れがち)

    4. 電気代、水道代などはどうなっているか

  3. 家の周りに関して

    1. 周辺の安全性、というか雰囲気、廃れすぎてないか

    2. スーパーやジムまでの距離 (渋滞があるとGoogleマップで見るより2倍時間かかったりする)

    3. 周囲で大きな工事など起きていないか

  4. 個人的なこだわり

    1. 天井はある程度高いか (低い高いで部屋の広さの感覚が結構違う)

    2. キッチンの広さ (食器ラック置いても具材切るスペースあるか)

    3. ベッドの広さ、硬さ

更にアパートの場合、Googleマップに登録されている場合があるのでレビューをチェックしてみる価値はあります。

複数内見した感想

Cangguエリアに関しては、家賃4万円くらいからが日本人にとって住める感じなのかなと思いました。リビングやベッドルームが別で欲しい場合は5~8万円くらいになってもおかしくはないです。

バリ島ならではで面白かったのは、キッチンが半分雨ざらしの場所にあったり、元々ホテルの一室だったものを無理やりアパートにしていたり、色々無茶している物件もあったことです。

キッチンがテラスにある例。屋根の一部は雨ざらしの謎空間。

3. 契約と引越し

契約の流れ

そんなこんなで複数件内見をし、気に入ったところと契約をすることにしました。ただし契約といっても契約書はなく、単に敷金(家賃1ヶ月分)の半分を送金して、入居日にもう半分を送金するというもの。

自分は毎月支払いの契約ですが、周りでは1年契約などで一気に100万円前後支払うケースもちらほら。その場合は良い家を月換算で数万円も安く借りられる一方、家にトラブルがあっても返金など扱いが難しいので大家さんとの信頼関係がより重要になります。

引越しの流れ

自分の場合では荷物が比較的少なかったので、配車アプリGojekのXLサイズを呼んでどうにかしました。ただ、荷物がある程度多い場合には素直に引越し業者さんやGojekのGoBoxというサービスを使用した方が良いと思います。

とりわけKutaからCangguやUbudなどバリ島の少し奥の方に引っ越すとなると時間帯によっては渋滞などで2~3時間かかったりするのもザラなので、荷物満載で移動してもらうとドライバーの方に少し申し訳なくなります。

引越しした後に気付いた。専用サービスだとやはり安心感ある。

4. まとめ

 バリ島に来て3ヶ月で家探しと引越しを経験した訳ですが、住みたい地域を見つけるまでに時間がかかったものの、最終的には1週間ほどでリサーチ開始から契約完了まで持っていくことが出来ました。

とはいえ以前住んでいたエストニアでの家探しよりはずっとトリッキーな感触でもありました。具体的には、居住地域の候補が色々あったり、家の探しやすさに難があったり、契約書がなかったり、引越しの際の渋滞 etc。。。

そういった背景もあるので、この記事が新たにバリ島で家を探す方の参考や助けになれば幸いです!


この記事が参加している募集

#振り返りnote

85,359件

#一度は行きたいあの場所

52,829件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?