Kazusan

金融機関勤務後、関係会社に転籍し定年を前に退職。生活者の目線から世の中の動きを見、その…

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金融機関勤務後、関係会社に転籍し定年を前に退職。生活者の目線から世の中の動きを見、その改善の一翼を担いたいとの思いあり、FPの活動の傍ら年金を中心に社会保障制度等を学習中。

マガジン

  • Kazu生活者年金研究所

    生活者目線からの発想でと「生活者年金研究所」と名乗り、年金を中心に社会保障制度についても学習中。学習のまとめとその発言の場、ご意見の交流等も期待し作成。 尚、「生活者」との表現はいろいろ定義はあるのでしょうが、普通に生活している人、庶民、市井の人くらいの意味合いです。

  • 菅庶民宰相辛口応援団

    いいスタートを切りました。 雪国から集団就職で上京の真意はともかく、前首相のように理念(?)に拘らない、と言うか意固地にならない、まさに庶民の生活にストレートに効果のある政策を期待したいと思います。 たまに応援のコメント、メッセージもと考えています。甘党の首相にはやや辛口もいいかも。

  • サラリーマンの教養、脳力アップ

    (最初に。本マガジンは文学的鑑賞を意図したものではありません。) サラリーマンの教養、脳力アップ等にと、いろいろな詩歌、小説、暗記術で用いられるセンテンス等まとめてみました。文芸的な発想は特に入れておりませんので今後様々なジャンルにわたり、ある意味支離滅裂となるかも知れません。今まで実際に利用してきた極めて個人的な興味ですが、でもこういったものが結構他の人にも役立つような気もします。 さてどうなるものか、取り敢えずスタート〜!

最近の記事

朝日新聞 ベーシックインカム論のノロシ?!

年末直前、矢継ぎ早にベーシックインカム論の記事。 12/28 12/29 私は本noteにおいて12/18、 「ベーシックインカム論 中途半端な朝日新聞記事」と題した記事を 投稿していますが、 https://note.com/kazusana/n/nad6519740697 どうも先日の記事のトーンと異なり、今回の記事は朝日新聞の社内の別のセクションが担当しているのでしょうか。あるいは単に混乱しているだけなのでしょうか。 先日は、 読者からの質問という形で、社として

    • さようなら菅首相 名宰相への最後のチャンス

      いよいよという時が来たのでしょうか。今朝の日経新聞では内閣支持率不支持が逆転と。 先日の朝日新聞、本日の読売新聞でも概ね同様の結果を示しており、どうも状況は間違いなさそうです。 (本日の読売新聞関係Web記事) 支持率は、9月の内閣発足直後の74%から3か月余りで29ポイント下落した。読売新聞社が毎月の全国世論調査を開始した1978年3月以降の歴代内閣で、発足直後の調査から3か月後の下落幅を比較すると、今回の菅内閣は麻生内閣と並んで最も大きかった。 それにしても3月間でこ

      • 社会保障を消費税で賄うとはまさに真逆な発想!

        社会保障の実現のためには当然財源が必要であります。しかしながら、そのためには消費増税しかないのでしょうか、そもそも消費税に依存する体系に問題がないのでしょうか。 今までも折に触れ、「逆累進性の消費税は社会保障制度にとってまさに真逆な発想、消費税廃止が基本」との考えを示してまいりましたが、今日は体系だって解説されている著書をご紹介させていただきます。 伊藤周平先生の「社会保障のしくみと法」 (出版社からの紹介) 私たちを取り巻く社会保障の現状 社会保障判例を踏まえ、生活保護

        • 企業年金・個人年金(iDeCo) 日本経済新聞から

          以前、個人年金(iDeCo)について、次の記事を書きました。 切り取っていた次の日経新聞解説記事ですが、iDeCoについて上手く纏まっておりましたので、記事の目的とは異なるのでしょうが、使わせていただきます。 転職時の企業年金のポータビリティーについて次の資料に基づき解説されているようです。 記事からの抜粋 ・ポータビリティー(持ち運び)制度とは、 転職や退職の時にこれまで積み立ててきた年金資産を別の年金に持ち運べる制度よ。別の年金に持ち運んだ時つまり移換時に課税され

        朝日新聞 ベーシックインカム論のノロシ?!

        マガジン

        • Kazu生活者年金研究所
          20本
        • 菅庶民宰相辛口応援団
          7本
        • サラリーマンの教養、脳力アップ
          3本

        記事

          ベーシックインカム論 中途半端な朝日新聞記事

          20.12.16朝日新聞朝刊に下記の解説。 「夢のような制度だけど、本当にできるの?」「まずは必要となる巨額のお金をどうするか。」さて、どのようなスタンスでこのようなテーマを取り上げられたのか。「コロナ禍で注目が」とあるからその絡みで取り上げられたのか。中途半端なと思ったら、オピニオン面に大々的に紹介されており期待し読み始める。 ところがどうもしっくりきません。 山森教授は従来からベーシックインカム論にはお詳しいわけですが、文化論的面からのアプローチであり、現時点での論議

          ベーシックインカム論 中途半端な朝日新聞記事

          被用者保険の適用拡大と国民年金第1号被保険者の実態

          今回の財政検証のオプション試算による被用者適用拡大は1つの成果でした。確かに被用者適用拡大は、厚生年金新規加入者に大きなメリットがありますが、結果的に国民年金制度にもメリットがあるようです。 しかし、1つ確認しておきたい点は、これが厚生年金加入者のメリットというよりも、当面の財政上の理由から、つまり収入拡大を目的に発想されたものであり、結果的に加入者にメリットがあると言うことになっていないかという点であります。 そこまで勘繰る必要は、と思われる方も多いでしょうが、 意図が

          被用者保険の適用拡大と国民年金第1号被保険者の実態

          後期高齢者2割負担反対

          後期高齢者2割負担については以前1回取り上げました。   https://note.com/kazusana/n/nc4ef8ffce5cb そこで明かにしましたように、厚労省・財務省は、 『2019年度には75歳・・・、そのタイミングで「新たに後期高齢者になる人について医療費自己負担を2割に引き上げる」ことができれば、個人単位での自己負担増をせずに(2割負担のまま後期高齢者医療制度に移ることになる)、自己負担割合の引き上げが可能となるのです。』 という方向で進めてきました

          後期高齢者2割負担反対

          個人年金(iDeCo)には慎重なご検討を

          前回の生活者年金研究所マガジンでは公的年金から企業・個人年金への大きな流れを俯瞰してみました。 https://note.com/kazusana/n/n6b872b86a70f 今日はその各論とも言える個人年金についてiDeCoを中心に考えてみたいと思います。(iDeCo以外の純粋に民間の私的年金は今回の記事では原則対象外) iDeCoは170万件に達したようです。前回提示した資料では、公的年金擁護、生活者のための改革の立場から問題点を提起しましたが、iDeCoそれ自体

          個人年金(iDeCo)には慎重なご検討を

          桜を見る会 国民は何を見せられたのかい

          もう治まったかに思えていた桜を見る会、と言うよりは首相の交代もありもう過去のものと忘れていたと言うのが正直なところ。これではいけなかったと猛省の限り。 紹介いたしました記事は11/25付朝日新聞朝刊ですが、今週はNHKを含む放送各社の番組、各社新聞記事等々で大々的に放送されています。 安倍前首相に直接的には公職選挙法・政治資金規正法の追求が及ばない可能性もありますが、そうであればこれらの法が正にザル法であることが分かります。少なくとも安倍前首相の政治的・道義的責任は免れな

          桜を見る会 国民は何を見せられたのかい

          公的年金論議を軽視した企業年金論議は危険

          確定拠出年金の記事を見かけました。企業年金・個人年金部会の議論が進められているようです。 今日は、企業年金・個人年金についての私の考えを披露させて頂きたいと思います。 考え方のポイント ・生活者年金研究所(マガジン名)を標榜する立場からは、ベースとして、公的年金の拡充を一義的に考えています。 もちろん、公的年金と企業年金を対立的に考えているわけではありません。 ・企業年金は約1700万人、個人年金(iDeCo)についも170万人を超えたとのことで必ずしも一部高所得者のため

          公的年金論議を軽視した企業年金論議は危険

          菅首相コロナ3段論法 GoTo肝入り・対策はマスク会食だけ→コロナ拡大の元凶?人災?

          ここ数日感染者が急激に増加、冬場に向け心配は募るばかり。 こうした中で、各都道府県知事等それぞれの対策を公開されておられますが、まあマスク会食が共通項でしょうか。 驚いたのは先日の報道番組での黒岩神奈川県知事のコメントです。内容もさることながら、マスク会食は御自身の発案のようで会食人数は根拠がないと、取り憑かれたかのように一気に発言、マスク会食を徹底すれば大丈夫と。これには番組スタッフも困惑の表情も。また、他の番組でしたか県で作成したマスク会食のビデオも紹介されていました

          菅首相コロナ3段論法 GoTo肝入り・対策はマスク会食だけ→コロナ拡大の元凶?人災?

          マーサー「グローバル年金ランキング」は粋に

          マーサーランキング(2019/10) 2020/10に今年の結果が出たようです。今回は対象国も増え、日本は39ヵ国中32位になったと。(興味ある方はご確認下さい) https://www.mercer.co.jp/newsroom/2020-global-pension-index.html マーサーのグローバルランキングについては、 野村総研の次の資料も よく分かり易い表で使わせていただいています。 さて、日本がこの間、中国・韓国よりも下であったり、競い合うランキン

          マーサー「グローバル年金ランキング」は粋に

          委員会審議 菅首相大丈夫ですか?

          先日から予算委員会が始まり、首相も一対一の論議を行われることに。冒頭、鬼滅の刃の「全集中の呼吸」でと、空手をやられて来た菅さんにピッタリの言葉と期待していましたが。 この間インターネット中継により何日か見てきましたが、今のところやや劣勢のもようで心配。あれだけ官房長官として諸々の質問を捌いてきましたが、勝手が違うのかまだ慣れないのか、あの力強い印象は全くありません。 やはり心配していたとおり学術会議問題は答弁内容がころころ変わってきていますが、始めから無理な内容なのではな

          委員会審議 菅首相大丈夫ですか?

          年金:真の改革で正の循環サイクルへ

           前回の図表を再度表示し、これらについての私の見方をご紹介していきたいと思います。 お話を進める上で、前に纏めてあった下記の表も掲げておきます 年金制度は平成16年改正により、大きく変わりました。 ・従来の「給付水準をみて保険料引上げ等財源措置を講ずるという  方法」から、「保険料引上げは停止し固定、その範囲で給付」と  いうを方法に変更、  いわば、確定給付年金から確定拠出年金へと言うことでしょうか。 ・給付削減を自動的に行うためマクロ経済スライド制の導入と年金額  

          年金:真の改革で正の循環サイクルへ

          今日の暗唱:日本の古典から(平家物語他)

          主に高校時代の授業だったと思いますが、あるいは一部は中学の時だったのか。暗唱の定番で、何となく思い出せる部分もあり、それがちょっと得意に感じられることも。楽しく覚え直してみませんか。 平家物語(巻一・祇園精舎 冒頭文)  祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。娑羅(しやら)雙樹の花の色、盛者(じやうしや)必衰のことはりをあらはす。おごれる人も久しからず、只春の夜(よ)の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。 遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高(てうかう)、漢

          今日の暗唱:日本の古典から(平家物語他)

          企業年金保険 利率下げ 記事から

          第一生命 19年ぶり3000社対象 と 企業年金は3階建ての部分と言われ、新聞記事の図表で示すととおり、厚生年金加入者の37%が利用している制度であり、今回の対象である確定給付型だけみても、21%・940万人となっている。 大企業が採用している制度に思われがちであるが、中小企業も利用しており、940万人と大きな影響が懸念される。(受給者も含めれば更に影響は大きい) しかしながら、自動的に企業年金からの給付額が引き下げられるわけではない。今回の記事について誤解の無いよう、雰

          企業年金保険 利率下げ 記事から