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みんなからのgiftを紡いで全力疾走、滋賀移住2年目。

滋賀に移住して2年。またバルコニーの木香薔薇が咲くこの時期に私事ですが31回目のバースデーを迎えました。

年々肩書きの変化や仕事の幅に変化があって、今の肩書きを羅列したら
フォトグラファー/ライフコーチ/講師/ディレクター/コミュニティデザインなどなど大量で...人に会うたび「お前は一体何をやってるんだ」と言われるような人間です。

だから毎年この時期に書くnoteは私からのすごいしっかりした年賀状みたいなもの。

・最近会えていない方々
・ここ最近お世話になっている皆々様
・直近で出会ったり、なんか花田という人間に興味が湧いている方

はこのnoteを読めば一通り最新の私をお届けできるかと思います。

この1年を例えるなら、サーカス団の皿回し。

昨年のnoteでは移住したことにより自分の見たい景色が見えてきたところまでをお話ししていました。それは私も周りも生き生きとその人らしく輝いている景色。今年はじゃあどうしたらその景色を見られるだろうと長期視点で考え動きはじめた1年でした。
そしてその実現に向けてボリュームの大半を占めたのが、運営している旅好きフリーランス達のコミュニティ「@world」のこと。
後半で詳しく紹介しますが、私の全ての仕事や活動がこのコミュニティ運営に繋がるなと感じたので、どれも全力で向き合ってました。
状況を例えるとこんな感じ。

まるで皿回しの大道芸人。そりゃ肩書き増えるわ。 
人物イラスト by bonbonさん

では具体的にどんなお皿達を回していたのか、全ては書ききれませんが2021年度印象的だったお仕事たちを抜粋してご紹介します。

2021年度お仕事一覧(抜粋)

まず私のキャリアの主軸としてはフリーランスフォトグラファーなのでその領域から。なんだかんだ5期目。コロナの影響は少なからずありましたが、toBからtoCまで幅広い撮影の機会をいただけました。

・「しがジョブフェスティバル」(撮影)

主催:滋賀県 運営:しがジョブパーク
協力:滋賀労働局・一社社団法人滋賀経済産業協会・京都ジョブパーク

学生も企業もノースーツ!という滋賀県で行われた合同説明会イベントのメインビジュアルと当日のイベントの様子も撮影しました。
堅苦しいイメージの合説を楽しくカジュアルなイメージに。
こうして未来を担う人たちや地域に直接関わる撮影を担当させていただけたことがすごく嬉しかったです。こういうお仕事もっとやりたい。あと滋賀県内のJR線構内各所や京都駅のサイネージに表示されたりと、ここまで広域で自分の写真でたのは初かもです。

・ハーフ還暦記念撮影  (撮影)

還暦といえばの赤!そしてそれぞれをイメージする花と共に。

これは自主企画ですが、今は離れて暮らす、仲良い同い年メンバーで集まって「ハーフ還暦を祝して本気で撮ってみる」を企画。60歳になったらまた同じメンバーと構図で赤い服着て撮ってやるぞという意気込みです。周りに結構好評でこの撮影をきっかけにまたご縁が広がりました。

・写真講師系 

SHElikesカメラ・写真コースが11月に全面リニューアル!

女性のためのキャリアスクール株式会社SHElikesさんではライフコーチとカメラ写真コースの講師を担当させていただいておりますが、昨年秋一新してリニューアル。スマホでの撮影術や実践動画も盛り込んでボリュームアップ。またうじラボさんにて久々にオフラインでやった写真講師も印象的でした。昔宇治に住んでた懐かしさが込み上げましたし、県外の方もお子様連れの方も参加いただけて嬉しかったです。

うじラボさんにて。皆さんの熱量が素晴らしかった!

近江鉄道みらいファクトリー(コミュニティマネージャー)

沿線地域の方々と近江鉄道の社員の方々がこんなことしたいな、
を一緒にカタチにしていく取り組み。

昨年からコミュマネとして関わり始め、企画ごとにBOXというチームを作り活動しています。近江鉄道の社員の方々や沿線住民の方と一緒に企画会議をしたり、駅の清掃をしたり、沿線のPR動画を完全自主制作したり。関わる中で全てが温かい近江鉄道のすっかりファンになりました。イベントにとどまらず是非一度乗ってみてほしいです。

・なぜか今年はメディアにめっちゃ出た

滋賀県移住ポータルサイト"滋賀暮らし"の冊子版はまさかの見開き1ページ

<出演メディア一覧>
toiro magazine 
滋賀暮らし移住者インタビュー
・読売新聞しが県民情報(6月頃公開予定)

あとなぜか今年は取材依頼が立て続けにあり、滋賀のメディアを中心に働き方や移住体験談などをお話しする機会に恵まれました。
半分成り行きで滋賀に移住しましたが、「滋賀県、人も場もめっちゃ楽しいやん...」ってなってます。

と、ここまで抜粋して仕事を書き連ねましたが、これらの仕事一つ一つの気づき・出会い・経験が、コミュニティ@worldに自然と注がれていくことになりました。

@worldコミュニティが法人化

旅好きフリーランス、もしくはフルリモートの会社員が集まるコミュニティ
@world(アットワールド)

おかげさまで@worldは2022年2月で開始から1年を迎えました。

運営は、私のほかライターのなほ、デザイナーのもちの3人です。
旅しながら仕事し合う間柄で、職種の年齢も性格もバラバラですが心地よい関係の私たち。

元は私たち運営と同じように旅と仕事を両立して、何なら一緒に仕事できる仲間がもっといたら楽しいよね、ないなら作っちゃおう!と始めたコミュニティ。最初は3ヶ月だけ試しに...と始めたのですが、どんどん旅が生まれたり地域との関係性もできたり、最後有志メンバーがスキルを持ち寄ってみんなの寄せ書きwebを一から作ってくれて(BIWAKOって入れてみて!)

そんな様子を見て、こんなに可能性の種があるならもっとみんなと楽しいことができそうだな/もっと未来を望んでみてもいいのかも/正直怖いけどチャレンジしてみようかなと、心が後押しされました。

@worldメンバーが可能性を先に見せてくれた

そうして1500円/月というコミュニティ内容としては(多分)破格のプランで、現在は1年ごとのスパンで002便目を65名で運行しています。
オンラインツールslackを利用し、全国の仲間とつながることで勝手に旅が生まれ、情報をシェアしあい、やってみたいが生まれたらみんなで挑戦してみる。@worldではそんなgiveを超えたgiftの文化が育まれています。

そうして旅を繰り返していくうちに各地域に住む人との繋がりも増え、そのまま移住しちゃう人、活動を応援してくれる人、そんな様子を見て@worldに入っちゃったという人。みんなで楽しく過ごしていたら初夏の植物のようにコミュニティはぐんぐんと大きくなっていきました。

<実際のワーケーションの様子>

同じく私の心も、もっと他の土地も知りたい、もっとメンバーと向き合いたい、もっと旅を面白くしちゃいたいと欲がどんどん出てきてしまって。
そのために自分のスキルも気づきも関わりも、得たらすぐに@worldに反映させてみるということを行っていました。
(そのせいで気づいたら月一くらいのペースで旅に出ていたような…笑)

軽井沢ワーケーションでは星野リゾートこーへいさんの全面サポートが。
旅に関わってくれる人がどんどん増えていきました。photo by まっくすさん

でも関わる方たちが増え規模が大きくなってくると、もっと根を伸ばし葉を広げたいのに、それには社会的にコミュニティだと器が小さすぎるという問題が出てきました。
会社じゃないからやってみたい仕事にみんなでチャレンジできない・誰か一人に負担がかかってしまう・会社じゃないから地域側がコラボしてみたいと思っていただいても融通が利かせられない…

そうしてこれはもう法人化したほうがいいな、と思って運営で相談しあって運営三人が共同代表という形で2022年4月21日に合同会社アットワールドを設立しました。

人生で起業することになるとは思ってもみなかったので、右も左もわからない状態。そんな時も起業経験のある@worldメンバーや一緒にお仕事させていただいている会社さんが親身に相談に乗ってくれてきちんと手続きをとることができました、関わっていただいた皆様本当にありがとうございます。

でも法人化したから私たちは社長だ!トップだ!というテンションは全くなく、むしろ嫌です。私たちも@worldのメンバーの一人に過ぎないからこれからもみんなにとってフラットな存在であることに変わりはありません。
コミュニティとしてもなんら変わりありませんので安心してくださいね。

こうして@worldは始まって1年とは思えないスピードで新しい景色をみることになりました。

これからやりたいこと

@worldワーケーションの風景

「私も周りも生き生きとその人らしく輝いている景色が見たい」
そのために考えて動いてみた1年。これは引き続き変わりません。

そのために、これからも私は私一人だけでは見られない世界を貪欲に見に行こうと考えています。「早くいきたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」という有名な言葉があるように。だから@worldを会社化するとなったとき、私の気分はみんなが乗れるジャンボジェット機を手に入れたような感覚でした。

私が考える@worldのこうなりたいなというメモ 画伯:私

具体的にはメンバーでタッグを組んで仕事したり、旅先とのコラボの機会を生み出し、還元できることを増やしたいし、人生ともに楽しむ仲間をもっと増やしたいなって。書ききれないですが、それだけ私は31歳の駆け出しにとてもワクワクを感じています。

最後に

@worldは私にとって心落ち着く森のような場所ですが、森は森だけでは成り立ちません。
森を維持し変化を生むためには、揺るがない土、栄養たっぷりの水、変化を運ぶ風…。内側だけでなく、外界からのきっかけや共存の姿勢も必要不可欠だと考えています。

だから私個人としても、@worldとしても、もっとヒトコトにたくさん向き合いたいし関わる機会を増やしていきたいです。

31歳、これでやっと30代の仲間入りという実感が湧いてまいりました。
考えながら歩む日々ですが、私と仕事したら面白そうだ、久々に話してみたいな、@world入ってみたいぞ、とnote読んで感じていただけた方、大大大歓迎です!両手広げてお待ちしております。
(@worldはここから応募できますよ…コッソリ。)

改めまして31歳の私を形成してくれた全てに感謝を。

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