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実はIT大国。今こそ知るべきウクライナのスタートアップ50選(2022/3/18更新)

※このNoteの収益は全額日本ユニセフ協会に寄付され、ウクライナの人々の人道支援に用いられます。

Weekly 50 Startups - 世界中の最新&ニッチスタートアップを毎週50社お届けするニュースレターです。

このnoteでは、

・米国中国以外にも、欧州、アジア、アフリカなど多岐にわたる地域の企業
・一部の投資家にしか注目されていない隠れたポテンシャルを秘めた企業
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を毎週1回土曜日に配信しています。

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以下本編です。

今週はウクライナのスタートアップです。

昨今の国際政治の大変動の中存在感を強めるウクライナですが、 実はスタートアップが盛んに活動している国家であることをご存知でしょうか。

ウクライナのスタートアップの特徴としては、旧態依然とした生鮮食品等のIT化を進める昔ながらのスタートアップと、 世界中から調達を受け最新技術で優位性を保つスタートアップとが併存しているところにあります。 そしてしばしばアイディア勝負のような形で奇抜なアイディアを具現化するスタートアップも多いように思います。

ここ数ヶ月になってウクライナと言う国の存在を初めて詳しく知るようになった方も多いと思いますが、歴史的な経緯のみならず国としても非常に魅力の多い国となっています。

私自身大学で国際政治学を専攻した身として、この戦争が終わることを1日も早く祈っております。

では早速いきましょか。


1、Pipeliner :小規模、スモールビジネスのためのSaaS


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📈ラウンド:プレシード

💰調達額:$30,000

📅調達日:2022/02/08

👥主要投資家:Taras Kibitkin等個人投資家

【誰のどんな課題をどのように解決するか?】小規模事業者、起業し立ての起業家の、どの事業に資金を投じているか不明で事業の概況が見えづらくなっているという課題を、複数の資金繰りをテスト・可視化できる資金管理ツールで解決。

【日本に展開するなら?】 日本においてはfreeeが存在している。しかし小規模事業者向けのSaaSという側面では参入余地はありそう。

【備考】資金繰りのみならず複数のパターンを想定して可視化、お金の動きをリアルタイムで表示することでビジネスを支援する。無料ユーザーはフリーミアムモデルで対応し、本格的に用いる場合に課金。HPの構成が素晴らしい。


2、Inputsoft:世界中の空港、空路、パイロットのためのソフトウェアを提供

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📈ラウンド:プレシード

💰調達額:$120,000

📅調達日:2022/01/24

👥主要投資家:Techstars,Ukrainian Fund等

【誰のどんな課題をどのように解決するか?】航空機を運行する主体、パイロット、空港の 航路、パイロット、スタッフの導線が適切に導かれておらず業務上の非効率が生じる課題を、リアルタイムで動線を提案できる航空機関向けSaaSで解決。

【日本に展開するなら?】飛行機の運行に関する非効率の解決は我が国においても参入余地は高そう。類似のプロダクトは我が国には無い。

【備考】データ分析を用いたソフトウェアで空港職員などの導線を分析し、作業効率の向上や事故発生のリスクを低減する。Techstarsという世界有数のアクセラレータが支援。スケジュール提案、コスト試算、分析レポートを提供。


3、Finmap:経営者が財務の専門知識を持たずに会社の状態を見ることができる財務管理ツール

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📈ラウンド:シード

💰調達額:$1,200,000

📅調達日:2022/01/18

👥主要投資家:Startup Wiseguys等

【誰のどんな課題をどのように解決するか?】経営者・起業家・財務担当者の、経営状況をお金で可視化した状態で確認をしたいが財務的専門知識を有しないという課題を、会社の経営状況をスマホ・PCで一括管理できるFintechアプリで解決。

【日本に展開するなら?】Freeeよりも使いやすそうなUXの印象。よりシンプルだがFreeeとマネフォの2強を破壊するのは現時点で難しいと思われる。

【備考】暗号規格を用いて高度にデータを保護する。スマホPC双方からアクセス可能。12か国に展開。月14ドル、60ドルのプランが存在。会社情報の入力も不要でデータはクラウド上に保存。チャットによる直感的な操作も可能。


4、jiffsy:高速で販売ページを作成可能なShopifyを支援するモバイルECアプリ





続きはマガジン、または本Note下部のPDFにてご紹介しています。


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