4歳児、ドラえもんの道具を発明する。

4歳児の娘。自分で考えたことを話せるようになったのだろう。最近は朝ご飯の時からお喋りが止まらない。子どもが話すことは、どうしてあんなに無邪気なんだろうと毎日思う。意味なんてほとんどないが、毎日笑わせてもらっている。元気を貰える。

最近の娘の流行りは、ドラえもんの道具を自分で発明することだ。何か毎日発明しているが、その中ですごいなぁと思った道具を紹介したい。

1,夜コショウ

ある6月の夕方、近所の食事処へ食べに行った。お気に入りのメガデンリュウ(ポケモン)のぬいぐるみをもって。

自宅にある本で、メガデンリュウの赤い玉みたいのが光ると書いてあったらしい。(私もポケモン好きだけど、知らなかったゾ笑)夜になったら光ると思ったのだろう。しかし6月は日が長く、なかなか暗くならない。

そんな娘が「夜コショウ!!」と突然言い出した。そして、窓に向かって振りかけ、「おお暗くなってきた!」と言った。お家で娘にコショウなんて持たせたことない。保育園のおままごとで知ったのだろう。

私はこの命名の発想が気に入った。夜で暗くなってほしいから「塩」じゃなくて「コショウ」と使うあたりが。都合よく暗くなってほしい時に、確かにちょっと欲しいかも(笑)。

ちなみに、ぬいぐるみのメガデンリュウ。娘の眼にはどうやら光って見えたのだそう。よかったよかった。

2,そーっと歳止め

私の母(おばあちゃん)と娘が何気ない会話をしている時に、母が言った。

「いいなぁ、まだ4歳ってこれからいろんなことがあって。ばぁちゃんもこれ以上歳取りたくないなぁ。」

そんな娘が発明した道具。「そーっと歳止め」これを飲むと、歳が止まるらしい。娘はまるで、他の人にばれる事のないように、そぉーっと母にこの薬を飲ませた。

「ほら、ばぁちゃん歳止まったよ!」

母も私も笑った。この道具は欲しい。「そーっと」と付けたところが好きだ。他の人にバレないように飲まなきゃいけないのだろう。

◇◇◇

子どもの何気ない発想とか、日常会話って、大人にとって疲れていたりすると、うるさく聞こえてしまう日もあるが、本当は今この時しか聴くことのできない宝物である。5歳になったら、またこの発想力や考え方は変わっているかもしれない。4歳の今、発明した娘の道具。貴重で尊いものだと思った。



この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?