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すきじゃない。めんどくさくもない。

大豆田とわ子と三人の元夫2話、今回も2回観た。3番目の元夫、中村慎森(岡田将生)がメイン。坂元さんの描くキャラは毎回、どうしてこんなにも「めんどくさいけど愛しい、でもやっぱりめんどくさい。」と思わせるんだろうか。

慎森は、弁護士だけどパンダが好きという、かわいい一面をもつ。イケメンを気取るが、すごくめんどくさい男。

以下、ネタバレなのでご注意ください。


1,消せば消すほど増えるもの?

とわ子と二人っきりの会議室で話すシーン。
慎森は、とわ子と結婚した時の楽しそうな写真をAirdropで送る。

とわ子「なんでこんな写真消してないの!別れたら消すもんでしょ!」
慎森「持ってませんよ、ただ消してないだけですよ。
   むしろ消せば消すほど増えるものあるよね。消しゴムの消しカスとか人の噂とか。」

現実に、こんな男いたら発狂する。別れた女に過去の写真をAirdropで送るだけで!!(笑)。岡田将生だから許されるんだよ、このキャラ。人の噂って、証拠が残ってないと増えるんだっていうことだと思うけど、言い方が坂元さんだなぁとつくづく思う。

まわりくどい。まわりくどすぎる。

それと、慎森はとわ子にまだ未練が残っている。余談だが、世間一般的には、男には未練が残って女は上書きするっていう恋愛論があるけど、歳を重ねるたびにその決めつけは違うんじゃないかと思う。

女の私でも、昔の恋愛を思い出してしまう時があって、めちゃくちゃ引きずってる…笑。正直、上書きしたと思った時期もあったけど、完全な上書きなんてできてない。

2,めんどくさい、という気持ち。

とわ子が顧問弁護士(慎森)との関係が「一番めんどくさい」と言ったときの、綿来かごめ(市川実日子)の返答について

かごめ「めんどくさいっていう気持ちは、好きと嫌いのあいだにあって、どっちかっていうと「好き」な気持ちに近いんだよ。

これが今回一番グサっときた。

好きになると、めんどくさい。めんどくさいということは、相手の気持ちが気になって仕方ないということだ。きっと、どんな些細なことも気になる。好きじゃなければ、相手の気持ちなんてどうでもいいから、めんどくさくないもんなぁ。

だから、とわ子が慎森に「好きじゃない、めんどくさくもない。でも、この時を一緒に生きよう」って言った時は、スゴい人だなと思った。元旦那や元カレの前で、こんなにはっきり言える人は実際いるだろうか?

あ、過去好きだった人も、私はまだ好きなのかもしれない。だって、めんどくさいけど、時々、思い出してしまうから。

ドラマの3話以降も、めんどくさく語られるんだろう。楽しみだ。

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