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あの時の私たちは、クウシュウゴウだったのかもしれない。

天国と地獄、最終回が終わった。観るきっかけは、高橋一生ファンだからという動機だった。しかし回を重ねる度に、続きが気になって気になって…気づけば最終回、という感じだった。

最初の方は、何がなんだかさっぱり分からなくて。望月彩子(綾瀬はるか)と日高陽斗(高橋一生)が入れ替わるというのがまず現実味がないし、さらにその入れ替わりが男と女で、犯罪者と警察官とか、普通は正反対のものだから、観ている側からすると「は???」となることが多かった。

でも、その「わからなさ(理解の難しさ?)」がクセになるように作られていたと思う。だから、助演者自らの副音声付きのTVerで復習して2回観ることで、さらに次の回を観てみようと思えた。

全体の感想

あっという間に最終回。最終回こそ、もう展開なんてないんだろうと思っていたら、日高は望月の為に「自分が殺した」なんていうし、セク原(北村一輝)は追い詰めるし…これどんな展開になるん??なんて最後まで目が離せなかった。

セク原、最後はいい奴になってて、やっぱり表面上は口が悪いんだけど中身は正義感であふれる警察官で。望月は、最後は日高のことを好きになっていたのかな?と思う。日高も、望月のことが好きだったのかな…。もちろん、人と人が入れ替わったなんて、絶対ないんだけど、入れ替わったことで相手のことをお互い気にするようになったのだろう。

そして、陸。ホントにあの結末でいいんだろうか。「ナッツはあの店で買うんだよ」と言って望月にハグしたまま消えてしまうなんて…。最後の砦となる証拠品も、結局海に捨てないで、望月に届くようにして。

陸ってさ、師匠にも先立たれたし、あんな感じで望月の気持ちにも気づいちゃってじぶんからサヨナラして…すごい可愛そう(泣)

結局最後は、日高と望月があの歩道橋で会って話をするんだけど、これ、まだ話続くよね??どこかでスピンオフのドラマが観たいところ。そして、その二人の会話から、家族って、離れても、入れ替わっても、死んでも、絆は強いというメッセージが読み取れた。

泣くこともなかったけど、いつの間にか見入って、静かに感動できたドラマだった。スタッフやその他みなさん、お疲れさまでした。

助演がアツい

今回は、助演の方々も主演級だったと思う。特に、八巻役の溝端淳平さん。あのキャラが居なければ、日高と望月が助かってなかったと思う。そして、今回のドラマで絶対株が上がってると思う(笑)。ぜひ次回はどこかで主演を観たい。

おまけ

この天国と地獄を観たあとに、ユニクロやジャイアントコーンのCMで見かける、綾瀬はるかさん…やっぱり全然違う人ですよね(笑)。私にはまだ余韻が残っているから、CMを観ると、あの男っぽい望月が買い物してたりアイス食べてる、って見えるんですよね。やっぱり、あのドラマ自体がクウシュウゴウ…なんだろうな(笑)。

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