熊谷和徳

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熊谷和徳

TAP DANCER. Brooklynに住んでいます。 www.kazukumagai.net www.instagram.com/kaz.kumagai www.twitter.com/KumagaiKazunori

最近の記事

初めてのジャズそしてBLUE NOTE TOKYO 終わって

15歳の時、仙台にて高校生でタップを始めた僕は漠然とジャズという音楽にも興味を持ったのですが何を聴いたら良いかもわからず、学校帰りに近所にあった『JAZZ AND NOW』という今はないジャズ喫茶に背伸びをして制服を着たまま行ってみました。このお店は後々に知る人ぞ知るフリージャズの名店だったと大人になって知ったのですが、店内では爆音でフリージャズの音楽がガンガンに流れていました。 高校生の僕にはイメージしていたジャズの雰囲気とは違ったのですが、お店のおばさんがとても優しくて、

    • Rhythmでつながること

      先日、5年ぶりのMY RHYTHMが終わり一週間とちょっとが経ちました。 いや〜つかれました。。泣笑 でも本当に良い時間だったなあと、動画や写真を見ながら思い返していました。そして来週に迫っている次のブルーノートのリハーサルも始まっています。 今回のマイリズムを通して再確認したことは、自分にとってタップを踊ることは(Relationship)人とつながるというシンプルなことです。 決して一人でやってきたこと、やってこれたことではなく、誰かと繋がりながら僕の人生は日々動いてい

      • MY RHYTHM まで一週間。

        さて、5年ぶりの仙台でのマイリズム公演まで一週間を切りました! みんなもだいぶ頑張ってきましたが、この一年間で皆さんのレベルが格段にアップしたことに自分も驚いています。 仙台のスタジオが東京のスタジオと違う点はほとんどの人がこのスタジオでタップをはじめて続けている人たちということに最近気がつきました。 東京の場合、どこかでタップを習っていてこのスタジオに移ってくる方が多い印象で、最初から多少タップを踏める方々が多いのですが、仙台では本当にまるっきり初めてタップを踏むところか

        • Lesson Note "Monkと Chuck"

          "Thelonius Monk was a perfect example of a creator with a strong inner connection, His writing snd playing were an extension of his personality, and he invented musical jokes that no one had ever thought of before." -Kenny Werner "セロニアスモンク

        初めてのジャズそしてBLUE NOTE TOKYO 終わって

          楽しい時代はみんなで創る

          仙台にて2月10日(ワークショップ)、11日(パフォーマンス)に5年ぶりに行なうMY RHYTHMに向けて日々、動いています。 今回は会場選びから国際センター駅2階の青葉の風テラスという全く新しい場所にて仙台にコロナ直前にスタートしたKAZ TAP STUDIO SENDAIとして、気持ち的には再開というよりも新たな気持ちで1回目という意味合いを強く感じます。 この数年はなんだか色々な大変なこともあり、クリエイティブなことやワクワクすること、もしくわ知的な刺激や好奇心に対す

          楽しい時代はみんなで創る

          5年ぶり!2.11 MY RHYTHM公演 in Sendai

          2024年が始まりましたが、元旦の地震から日々悲しいニュースを目にする毎日となりました。犠牲になられた方々にご冥福をお祈りするとともに、被災され悲しい思いをされている方々にこれからも想いを寄せていたけたらと思います。 現在、僕は仙台にいますが、今日は雪がちらついていて、3.11のあたりの東北のことを思い出していました。復興というのは完全にすることではなく、やはりいまだに東北では震災の傷跡を感じます。今回の震災でもかなり長期的なところで経済的なダメージや精神的ダメージのことを考

          5年ぶり!2.11 MY RHYTHM公演 in Sendai

          LESSON NOTE〜河北新報動画連載スタート 

          先日は九州、福岡、熊本に久しぶりに行ってきました。 福岡での約2時間でのライブ後に、仕立て屋のサーカスのダイホくんが来て今からロボ宙さんとセッションするから行かない?と誘われてそのままセッションに行ったり、地元のタップスクールでワークショップをやったりと濃密な時間を過ごしました。コロナ中は制限されていた人と会わないことから解放されてやっと色々な場所に行って実際にみんなに会えることのありがたみをとても感じました。九州の皆さんありがとう! 最近は仙台のレッスンや東京のベーシック

          LESSON NOTE〜河北新報動画連載スタート 

          OLAibiことアイちゃんへ

          15年来の友人であり唯一無二のアーティストOLAibiことアイちゃんが天国へと旅立っていきました。 あまりに突然ことで、いまだにちょっと頭と心が追いついていなくて実感がわいていません。まだ連絡したらすぐに返事が返ってくるような感じがして、追悼の記事などをみても何かピンとこないのです。 活動を休止してからは、あまり心配してないふりをして普通にメッセージをしてやりとりをして次回の共演のことなども相談したりしていました。 今は友人たちとアイちゃんの話をすることで、少しだけポジティ

          OLAibiことアイちゃんへ

          "IT`S ALL GOOD."と表現者たち

          NYから戻って来て、はや1ヶ月。 ストックホルムでのフェスのことや、ドイツでのパフォーマンス、そしてNYでの自分のショウのことなど書きたいことがたくさん溜まっています。 先日は東京芸術劇場での都響ストリングスアンサンブルの方々、ピアニスト、ハタヤテツヤさん、ハープの堀米綾さん、タップダンサーの谷口翔有子&Freedom Jazz Danceとの子供たちに向けたコンサートが無事に幕を閉じました! ゼロ歳からの子供たちに向けてどんな表現をぶつけるか、スタッフの方々とも協議を重ね

          "IT`S ALL GOOD."と表現者たち

          Lessonノート 『自分だけに見える色、音、光を探して』

          昨日はKAZ TAP STUDIOでのレッスンでした。 Jazz MusicianのWayne Shorterが亡くなって、彼が言っていた言葉や音のことを考えていました。 『Entering The Unknown』(未知なることに向かっていく) という彼の言葉がとても好きで、自分がタップを踏む時にも常に影響を受けてきたことです。『人生は本当は誰もが崖の淵に立っているようなことで、誰一人としてその先を理解している人なんかいない。ただ知っているフリをしているような人がいるだ

          Lessonノート 『自分だけに見える色、音、光を探して』

          想いが繋がっていくーウタサ祭り

          釧路の空港から一時間、山道を進んでいった道のりでまずエゾ鹿の群れに出会った。そしてもう少しで到着かなと思ったとき、ふと道の脇を見ると雪の積もったところに大きなシマフクロウが黄色い目をギョロッとさせてこちらを見ていた。 いきなり、到着から素晴らしい感動と驚きを覚えながら、映像で何度か見たイコロシアターに到着。すると、昨年5月のオーチャード公演でお会いした日川キク子さんがちょうど一緒に入るところだった。ようやくこれた阿寒ですでに胸いっぱいになった。 昨年のオーチャードの公演の時

          想いが繋がっていくーウタサ祭り

          TAPで自由になるWS LESSONノート

          先日は、中目黒KAZ TAP STUDIOで赤レンガ公演の報告会をおこないました。出演してくれた谷口翔有子、新カンパニーFreedom Jazz Danceメンバーとベーシスト岩見君と娘ちゃん、そしてスタジオで観に来てくれた方々と会話をし、最後はみんなで踊るという有意義な時間を過ごしました。 みんなで輪になって語らうこと、踊ること。先日阿寒で感じた輪踊りの一体感から繋がって来た感覚でもあります。 翌日は、初心者のためのレッスンと、今回初の試みである5回シリーズの『TAPで自

          TAPで自由になるWS LESSONノート

          KAZ TAP STUDIO TOKYO&SENDAI “Tapで自由になる”ワークショップ

          昨日、阿寒のウタサ祭りから戻ってきて、まだ頭の中が現地の余韻をだいぶ引きずっています。。 アイヌの皆さんにお会いしたのが昨年5月オーチャードホール公演の『VOICE』以来ですが、今回は阿寒でお会いできたことが本当に嬉しかったです。またこの経験はゆっくり書くとします! さて、東京、仙台にてワークショップを開催します! 今回のテーマは全くの初心者の方々へのレッスンに加えて、 『タップで自由になるワークショップ』です。こちらは5回のシリーズになります。 最近、レッスンをしていて、

          KAZ TAP STUDIO TOKYO&SENDAI “Tapで自由になる”ワークショップ

          Hear/Here製作日記(完)「手放すことから」

          昨年の末から正月から合宿をして駆け抜けたHEAR/HERE公演が終わり、日常の時間へと戻ってきました。終わったら少しゆっくりしようと思いつつも、心の中に残っている感覚を整理しつつ、今だに振り返っては揺れる感情を感じながら次のプロジェクトのことも進めています。 ひとつのショウを創作するということは、あらゆる感情を総動員して、寝ても覚めても夢の中にいるようなそんな感覚があります。たまに夢の中で閃いたことを朝方メモったりすることも。今回はビジュアルのイメージや音楽の制作、振り付けは

          Hear/Here製作日記(完)「手放すことから」

          Hear/Here制作日記 中村佳穂さん

          公演一週間前となりました! 先日から日々書きたいことはたくさんありつつも、書く前に疲れ果てて寝るという日々です。毎日、公演のことを考えて、様々なイメージを妄想しながら生活する日々は大変だけど、心は充実しています。 先日はほぼ初めて中村佳穂さんとお会いして、色々な話をしました。 まず、「竜とそばかすの姫」をみてすごく好きだったという娘が、佳穂さんに聞いてみたいということがあったので質問してみました。 娘の質問『歌を歌うときの高い音や低い音は、生まれつき歌えるものなのか、それ

          Hear/Here制作日記 中村佳穂さん

          HEAR/HERE 製作日記 "いま ここに"

          正月の仙台での合宿を経て再び東京へ 新幹線が混んでいて立ち席しか取れず、スーツケースの上に座っての移動。 意外と快適で、ショウのことをノートに書いていく 『いま ここに』という言葉が浮かんで、どんどん言葉を書いてみると、 「今」という時間のありがたさを感じて、少し緩やかな気持ちになった。 いま、スーツケースに座れてることに「ありがとう」と思いながら。 コロナでロックダウンしている時に、会えない友達がGratful Noteというのを毎日送ってくれた。毎日どんな些細なことでも

          HEAR/HERE 製作日記 "いま ここに"