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【革命の狼煙 PART1】資本主義一強のこの時代に革命の狼煙を上げるものを教えマッスル。(5,154文字)

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◆はじめに


私と同じ年代の方は、生まれた時からこの世界は資本主義が正義ですし、
ソ連の崩壊を実際に目の当たりにした方は、そのソ連が掲げていた、
共産主義や社会主義に対して、当たり前に疑念を抱いているかと思います。

ですが、もしその「共産主義」が、本当の共産主義ではなかったら?

そして、今現在もなお世界に存在する共産主義国家の「共産主義」は、
その主義のきっかけとなったある書籍の理念を、ただただ、
履き違えているだけだとしたら?世界はまだより良くなるかもしれません。

◆今週の紹介書籍 『ゼロからの『資本論』』斎藤幸平


◇この投稿の内容

こんばんは。和希です。
それではさっそく本日も投稿の内容に入っていきましょう。
今週紹介していく書籍はコチラになります。

2023年1月10日にNHK出版さんから発行されました、
斎藤幸平さんの『ゼロからの『資本論』』になります。
2023年一発目から、アクセル全開よ。

◇紹介書籍概要

また、本書の概要につきましては、
いつもと同じように、下記に載せておきますので、
もし本書について気になった方は、ぜひ下記をご覧ください。

題 『ゼロからの『資本論』』
著者 斎藤幸平
価格 1,023円税込
発行日 2023年1月10日 第1刷発行
発行者 土井成紀
発行所 NHK出版
ブックデザイン albireo
印刷 新藤慶昌堂・近代美術
製本 藤田製本

『ゼロからの『資本論』』奥付・裏表紙から引用

◇本書を選んだ理由

そして、今回の投稿で本書を選ばせていただいた理由、それがコチラです。

資本主義一強の世の中に、一抹の不安感を抱き始めたから。

私たちが住む、ここ日本という国は、
基本的には、お金さえあれば衣食住の全てが揃います。
お金さえあれば、生きていくのに苦労をすることは、まずありません。

そして、そのような考え方は、ここ日本だけで通用するのではなくて、
ほぼ世界中の全ての国で通用するような考え方だと思います。
民主主義の国も独裁主義の国も、等しく資本があればまず困ることはありません。

けれど、ここで一つ考えたいことがあります。

それは、この資本主義という仕組みは本当に正しいのか?というものです。

一見、資本を持つ人たちからしたら、
この資本主義の世界は、とても素晴らしい世界のように映るかと思いますが、
一方で、資本を持たない人たちからしたら、この世界は地獄絵図そのものです。

毎日毎日、給料の割に合わないキツイ労働環境で身を粉にして働いて、
仕事が終わったら、なけなしの手持ちの中からご飯を買って一人家で食べる。
そして、翌る日も昨日と同じくひたすら働いて、精神をすり減らしていく。

もちろん、このような面は資本主義が持つ一面でしかなく、
この面だけに焦点を当ててしまうと、それは穿った見方だと思います。
ですが、そのような面を資本主義が持つということ、それ自体は事実です。

では、どうすればこの資本主義への懐疑性について、
私たちは公平性を持って正しく認識することができるでしょうか?
それは、資本主義と比較できるような主義を見つけることです。

そして、その主義を教えてくれているのが、本書『ゼロからの『資本論』』です。

現在の資本主義一強の世界に疑問を感じている方は必見の投稿かと思いますし、
そうでない方は、資本主義の持つ裏の面を覗けるいい機会かと思いますので、
両者とも最後までご覧いただけると幸いです。では、参りましょう。

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