阿比留 一裕 | 公認会計士・税理士

noteでは売上1億円未満の小さい士業事務所向けにビジネスモデル構築に関する情報を発信…

阿比留 一裕 | 公認会計士・税理士

noteでは売上1億円未満の小さい士業事務所向けにビジネスモデル構築に関する情報を発信する予定 / 福岡市で美容室・飲食店に特化したパッケージ型税務サービスを提供する会計事務所を経営 /小さいながらも平和で安定した事務所に仕上がってます

最近の記事

独立して1年で公認会計士をやめたワケ

タイトルのとおり2020年現在、私は公認会計士の仕事をやめています。(会費を払って資格の登録だけはしてますけどね) 2002年に公認会計士試験(当時の2次試験)に合格したので、キャリア的には18年。 大学4年で合格→BIG4で上場企業や国際業務が絡むとこのインチャージ(現場責任者)→銀行でM&A、事業再生→28歳の終わりに独立 ということで、公認会計士としてはまあまあ良い感じのキャリアを積んできたにも関わらずやめてしまっていると。 キャリアの無駄遣いも甚だしいと。

    • 最短2日でクビにした、という話

      前回のこちらの記事の中で 「雇用はゆっくり解雇は素早く」というのがありましたが、前回の記事では「雇用はゆっくり」の話しかしていません。 もちろん後半の「解雇は素早く」という話もしなければ片手落ちです。 躊躇なくクビ!うちの事務所、まれにですがスタッフをクビにします。(といってもこれまでに実際にクビにしたのはパートスタッフだけですが) 最短記録は入社後2日です。 (→14日以内の解雇は解雇予告不要&解雇理由は長文メールにしたためて通知しました) あとは直接的なクビで

      • パートさんを1人雇うのに39人不採用にした話

        私の好きな言葉に「雇用はゆっくり解雇は素早く」というのがありまして。 特に士業事務所というのはほぼ人が全てな組織なので、「その組織にどういう人を受け入れるか」による影響度合いが一般事業会社に比べて大きいのではないかと。 なので、受け入れにあたって慎重になり過ぎるということはない、合わない人を排除するにあたって早過ぎたということはないと思っています。(個人の感想です) そもそもどういう人を受け入れるのか?うちの事務所では「どういう人材が必要か」の定義付けをしてから、それに

        • 事務所を大きくしなくてもいいじゃない、少人数が好きなんだもの

          以前のこの記事からの流れで。 士業向けに行われるセミナーでは「年間〇件獲得」「何年で〇人体制に」という規模拡大路線や「○○で高客単価!」みたいな新サービス開発路線が定番ジャンルです。 何というかそういうパッと見でやる気に満ち溢れているような事務所は当然目立つし、もてはやされるわけです。 じゃあ士業がみんなそういう系を目指したいのか、あるいは目指すべきなのかというと、決してそんなことはないと思っています。 表に出ていると勘違いされがち?自分もこれまでにそれなりの回数のセ

        独立して1年で公認会計士をやめたワケ

          一般事業会社はお金、士業事務所は人、という収益性の話

          前回のこちらの記事からの流れで、じゃあ士業事務所の所長(オーナー)の収益性が良いのか悪いのかをどうやって判断するか、について書いてみたいと思います。 「ビジネス」が「良い」ってどういう状態?まず最初に、士業事務所に限定せずにビジネスそのものの収益性をどう見るのかについて書きたいと思います。 収益性の話をするには「そもそもビジネスとは何であって」「どうなったら良いと言えるのか」を決めておく必要があるわけですが、ここでは ビジネス・・・何かに投資をしてリターンを得ること

          一般事業会社はお金、士業事務所は人、という収益性の話

          「儲けたい→事務所を大きくする」が正しいのかを考えてみる

          ちょっと前まで士業向けセミナーでよく見かけていた「年間○○件の顧問先獲得!」「開業後〇年で〇人体制に!」というようなタイトル。 内容としては「いかに事務所の規模を大きくするか」という方向のお話です。 これはこれで素晴らしいですし、自分はそういうのに全く向いていないので素直にすごいなと思います。 一方で、そもそも士業事務所の場合は「事務所が大きい≠所長が儲かる」という性質があるとも考えておりまして。 今回はこの点について書いてみたいと思います。 前提は”よくありそうな

          「儲けたい→事務所を大きくする」が正しいのかを考えてみる

          士業事務所で「何でもやります」は大変という話

          前回の記事で 実は士業が取り扱うサービスというのは ・頭脳型 ・経験型 ・効率型 の3つに分類されると言われています。 と書きましたが、今回はこのあたりをもう少し詳しく書いてみます。 エース級が集う「頭脳型」頭脳型というのは文字通り、頭が良くないとどうにもならない仕事です。 状況としてはクライアントが非常に新奇性が高く創造性を要求される課題に直面している状態です。 具体例をあげるのが難しいのですが、今まで誰も対応したことがないような全く新しい制度に対応していくような

          士業事務所で「何でもやります」は大変という話

          士業のサービス3分類を転々としてきたよという話

          noteで記念すべき一発目の投稿として #自己紹介 を書きたいと思います。 計画的なようで、そうでもない経歴当初自分ではそれはそれは理論的に、計画的にキャリアを積んでいくつもりだったのですが… 振り返ってみると「士業のサービス3分類」を転々とした行き当たりばったりの経歴になっていました。 デキる会計士になりたかったBIG4時代大学4年生のときに会計士試験に合格して旧中央青山監査法人の福岡事務所に入所しました。 もともと小学校6年生のとき「大学の間に会計士になって5年間

          士業のサービス3分類を転々としてきたよという話