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#ホラー小説
短編小説「父を埋める相談」
図書館に行き、川上弘美さんのコーナーの前で、彼女の本をパラパラとめくっていると、母からラインがあった。
「お父さん殺しちゃったの、どうにかして隠したいのだけど、どこに埋めたらいいと思う?」
突然、そんなことをラインされても、息子としては困る。
「本当に?」
ぼくはラインを返した。
すぐさま、母からラインが返ってきた。
「本当よ、お父さん埋めるの手伝ってくれない?」
どうしたものか、ぼ
図書館に行き、川上弘美さんのコーナーの前で、彼女の本をパラパラとめくっていると、母からラインがあった。
「お父さん殺しちゃったの、どうにかして隠したいのだけど、どこに埋めたらいいと思う?」
突然、そんなことをラインされても、息子としては困る。
「本当に?」
ぼくはラインを返した。
すぐさま、母からラインが返ってきた。
「本当よ、お父さん埋めるの手伝ってくれない?」
どうしたものか、ぼ