おすすめ文献管理ソフト Paperpileの使用方法
こんにちはKazuです
前回まで論文の自己流の書き方を3回に分けて紹介していました。
論文の自己流の書き方 1/3 (紙に書き出す編)
論文の自己流の書き方 2/3 (パワーポイントに書き出す編)
論文の自己流の書き方 3/3 (wordに書き出す編)
ここで紹介していた文献管理ソフトがpaperpileです
論文を書いていたら必要な工程がたくさんあります。
その一環として参考文献挿入があります。
これはとてもしんどい作業ですが今回紹介するpaperpileを使うと相当に楽に文献挿入ができるようになります。
今回はpaperpileを使って文献を入れていく工程を説明します!
Paperpileとはどんなもの?
一言で言うと現存する最強の文献管理ソフトです。
あたらしく文献管理ソフトを探されている方はPaperpile一択かと思います
これは大変すぐれもので以下の5個の利点があり使っています。
文献の保存がGoogle Scholarで一瞬
クラウドで文献を保存できて任意のデバイスからアクセス可能
Ipadで見てタッチペンで書き込める(紙に書く感覚)
タグ付けが階層化可能
wordでも文献挿入可能
事前準備
Paperpileとpaperpile for wordをインストールしておきます
Step 1/4 Word雛形の準備(完成済の前提)
前提として以下のような内容で論文を書くとします。
目的:ある新規手法を盛り込んだAというモデルは、従来のモデルBよりもある骨腫瘍Cの鑑別性能がいいはずである これを証明したい
言いたい結論:Aというモデルは従来のBモデルよりもある骨腫瘍Cの鑑別性能が良かった)
そして論文の雛形がwordでできていて、どんな文献があればいいかが明らかになっているものとします。下記を参照いただければwordの雛形はできるかと存じます。
論文の自己流の書き方 1/3 (紙に書き出す編)
論文の自己流の書き方 2/3 (パワーポイントに書き出す編)
論文の自己流の書き方 3/3 (wordに書き出す編)
Step 2/4 必要な文献を洗い出し階層化してタグ付け
Step1のwordの雛形作成により、モデルBについては開発者や骨腫瘍Cでの応用例、その問題点などが文献挿入必要と判断したとしましょう。
また骨腫瘍Cについては基本的な疫学や治療法、鑑別方法について文献挿入が必要になったとします
その場合paperpileでは以下のようにタグ付けを階層化できます
これをword雛形に対して通しでやるとどんな文献が必要かが明瞭化します
Step 3/4 Google Scholarで文献検索
あとは必要な文献を探して埋めていきます。
Google Scholarで検索がおすすめです!
例えばモデルB(例えばResnetとします)の開発者の文献がほしいとします
Google ScholarでResnetと調べていきます
ざっと読んで目当てのものを発見したら、Google scholar上で下図のようにPaperpileと書いてある部分をクリックするだけで文献がPaperpileに追加されます!
追加されると下図のようになります!
Paperpileを開いて見てみると確かに文献が追加されています!
そして文献のどこに必要な情報が記載してあったかも簡単にアノテーションできます!(下図のようにハイライトしたり、タッチペンで手書きで書く感覚でメモできます!)
しかも文献はクラウド上に保存されているので、任意のデバイスから閲覧可能です!
Ipadで手書きでメモしたアノテーション結果も、PCからでも、携帯からでも見ることが可能です!
Step 4/4 Word雛形に文献挿入
そしてwordの雛形を開いて文献挿入をしたい箇所で下図のボタンをクリックして挿入します
まとめ
Paperpileの使い方を説明しました
Word雛形を作って必要となる文献リストをまず作っておくのが大事
paperpileは最強に使いやすい
以上です。
目を通して頂きありがとうございました!
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