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論文の自己流の書き方 2/3 (パワーポイントに書き出す編)

こんにちはKazuです。
前回に引き続き論文の自己流の書き方をまとめます。

前回は紙に書く編をご紹介しました。

紙に書く際に大事なのは、とりあえずざーっと迷わず書きたいことを書いて論文の全体像を自分の中で作成することです。

そして今回は紙に書いた内容をパワーポイントにまとめる作業をしていきます

全体としては3段階に分かれています。
①各セクション(イントロ、方法、結果、考察)ごとに内容をパラグラフに分ける
②各パラグラフで最も言いたいことを決める
③最も言いたいことを補助する内容を決める

順に説明していきます。

前提として以下の事を主張したい論文とします

目的:ある新規手法を盛り込んだAというモデルは、従来のモデルBよりもある骨腫瘍Cの鑑別性能がいいはずである これを証明したい

言いたい結論:Aというモデルは従来のBモデルよりもある骨腫瘍Cの鑑別性能が良かった

①各セクション(イントロ、方法、結果、考察)ごとに内容をパラグラフに分ける

まずはざーっと紙に書いた内容を見てみます。

主張したいことが上記のようであれば、イントロ部分では従来モデルBの説明や、病気Cについての一般的説明、新規手法の説明などが盛り込まれているはずです。

これを意味のかたまり、内容ごとにある程度分割していきます
(従来モデルBについての説明部分、病気Cについての説明部分など)

ここで分割された一つ一つの単位がパラグラフになります

②各パラグラフでもっとも言いたいことを決める

次は実際にパワーポイントに書いていく段階になります。

各パラグラフをスライド1ページでまとめていきます。

ここで大事なのは1つのパラグラフ(スライド1ページ)で言いたいことは一つのみに絞ることです!

そして最も言いたいことを(そのパラグラフの結論、一番伝えたいこと)スライドのタイトル部分に書くことです

例えば従来モデルBの説明をするパラグラフを書くとしますと以下のイメージです。

最も言いたいことをスライドのタイトル部分に記述

ここに、疾患Cの説明を入れてはダメです。


同じパラグラフに複数の話題を入れてはいけない

疾患Cについての説明は別パラグラフに移します。

日本語では結論(言いたいこと)が最後に来ることが多い言語です。
なのでいきなり結論(言いたいこと)を書くと最初は違和感があるかもしれません。
しかしこの結論から書く書き方が英語論文では重要になります

③最も言いたいことを補助する内容を決める

最も言いたいことが決まれば、その内容を補助する内容をスライドに書いていきます。

トピックを補助する内容を記述

ここでも話題があちこち飛んでいかないように注意します(これが難しい)

まとめ

このような形でイントロから考察までざーっと書いていきます。
ここでしっかり文字に起こして言語化できるようにします。
ここでもスピードを意識してざーっと澱まず書き切ります。

大事なのはワンパラグラフ、ワンメッセージを意識してパラグラフを上記の3ステップで作っていくことです。

そして全てのパラグラフが言いたい結論に集約されるよう意識することです。(ここではAというモデルは従来のBモデルよりもある骨腫瘍Cの鑑別性能が良かったという結論)
あらゆるパラグラフ、1文が向かいたい結論から逸れないように注意します。
この意識が非常に大事だと個人的に思います。

以上がパワーポイントで書き出す編になります。
目を通して頂いてありがとうございました。







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