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【私の仕事】 忘備録(34)仕事は100%してはダメ。少し残すべき?

◆この記事の内容:

仕事でほんの少し力を抜くことが大切なことを書いています。また、アスペルガー症候群の部下をもったときのことも書いています。


僕は人に偉そうにアドバイスはできません。同じ失敗をくりかえします。

それは、何事にも「100%やってしまう」ことです。

電話 いらすとや

「100%やろうとしてしまう。」が正しい表現かもしれません。

結果が100%だったかどうかは自分では分かりません。

この性格が、ものごとが良い方へ行く場合と、悪い方へ行く場合があります。

良い場合は、

何か計画をするとき、細かい部分までとことん調べる。そのため、忘れ物をしたり、失敗したりはしない。


悪い場合は、

また、長年の友達と喧嘩したとき、「もう絶交だ」と極端な気持ちになったりします。

0か100か。中途半端が嫌、どちらかに振れていたい。極端性。


『100%しない』

100%するのは良くないのかな。

食べ物や人間関係、その他、遊びや趣味、睡眠時間や仕事などについても同じことかもしれない。

趣味で遊び過ぎても良くないし、無趣味ではつまらない人生。

睡眠時間が少ないのも良くないですが、取りすぎても身体がだるくなってしまう。

ほとんどの場合「100%し過ぎはよくない」かも。

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でも、会社の仕事の場合はではどうでしょうか? 仕事は0か100と教えられました。80、90点は学校ではいいかもしれないが、会社では完璧を求められる。

仕事の100%なんて数値で測り難いもの。要するに、「仕事では手を抜くな。」の意味だと理解しています。

上司に「君は100%やりすぎだよ。ここまで調べなくていいよ。ポイントだけおさえて計画をつくれ。そして、それを実施する前にその計画を俺に見せよ。」と言われたこともあります。


しかし、100%どころか自分の限界を超えることも美徳だった。当時、栄養ドリンクのCMで「24時間戦えますか?」がTVで流れていた。

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バブル経済期の1988年に三共(現:第一三共)から発売されたドリンク剤「リゲイン」。1989年の第6回「新語・流行語大賞」(自由国民社)では、テレビCMなどで大々的に宣伝されたキャッチフレーズ「24時間戦えますか?」が銅賞を受賞。「Regain」(再び元気になる)というブランドコンセプト。

現在では、「リゲイン トリプルフォース」は開発された。「人生100年時代」の超・長寿時代を迎えつつある中で、いつまでも健康を維持したい、いつまでも若々しくありたいと願う人々を応援するブランドとしてリゲインブランドのコンセプトは変化しています。

参照記事【私の仕事】 忘備録(33)

仕事は、基本的には100%を目指す考え方でいいと思います。これが仕事人間になると、プライベートでも100%を求めるようになるのが、人や自分の身体にも摩擦が起こるのではないでしょうか。

「何事もほどほどにしましょう」と口で言うのは簡単です。

100%する必要がないのにもかかわらず「100%やらなくてはならない」という気持ちになってしまうのは、常に、心に余裕がない証拠かもしれない。

日頃、何かやろうと思っても、多忙で100%できる人の方が少ない。例えば、ダイエットしよう、語学を身につけようと当初は計画を立てても、目の前の仕事が多忙になると、それを優先し、当初の計画すら忘れてしまうものです。

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● 人を信じるのもほどほどに


人を「信じる」「信じない」、どっちが好きか?と言われたら、当然ながら前者でしょう。でも、あまり人を信じすぎるのも危険かと思います。

もちろん、100%信用できる人もいるかもしれない。

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でも、何かを任せた時に、その人が裏切るつもりはなくても、失敗することはあります。

また、全く人を信用しないのも良くはありません。


できないと思った人でも、信じて仕事を任せてあげることが必要な場合もあります。


● 食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎは良くない


人間は何も食べなければ死んでしまいます。食べることは健康にいいことです。でも、食べ過ぎるのも良くないことです。

食べ過ぎの生活を続けていると、胃腸や臓器にも負担がかかり、脂肪を蓄えて太ることによって、心臓にも負担がかかります
食べ過ぎは色々な病気の原因となります。


お酒の飲み過ぎも良くないです。
1日に1杯程度の少量のお酒であれば、身体も温まり新陳代謝も良くなりますが、飲み過ぎはやはり内臓に負担がかかり、万病の元となります。

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特にお酒を飲み過ぎて夜中に目を覚ましたときの、なんともいえない「不安」感があります。

コーヒーも少量であれば身体に良いことも分かっていますが、飲み過ぎると胃に悪いです。

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食事については、腹八分目を心掛け、飲み過ぎや食べ過ぎは控えることが大切です。

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● 人との適当な距離

仕事での人間関係や、友人との仲も、うまく保つように調整することが大切です。

顧客と親密すぎると、大事な契約や見積金額など書類関係が後回しになって、トラブルの原因となることがあります。
でも、顧客と距離を取りすぎていても、契約がもらえなくなります。

社内でも同じです。上司や同僚とも仲が良すぎると、気安く仕事を追加されて苦労することがあります。

でも、社内で誰とも交流しないと、仕事が円滑に進まなくなります。

友達との仲も、親密すぎると時間を取られたり、振り回されることになります。
自分からも、相手の気を悪くするようなことを言ってしまう場合もあります。
もちろん、友達との仲が悪くなれば、喧嘩が絶えなくなったり、無視されたりします。

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人間関係は、親密すぎても距離を取りすぎても、うまくいかないことが多いものです。どのくらいの距離?人によってそれぞれなので、これに正確な答えはないです。

「100%をやめましょう、ほどほどに」とnoteの記事として書くのは簡単です。

本来100%する必要がないのに「100%やらなくてはならない」という気持ちになる原因は、心に余裕や自分に自信がないのかもしれません。

それを打ち崩すために「100%完璧に仕上げて、その達成感で日頃の不安を、なくしてしまおう!と気持ちが働くのではないでしょうか?

まず、日頃のストレスを発散することが先だと思います。そして、次に

精神・身体に関することなので

「人を信じ過ぎない、親密になり過ぎない、食べすぎ、飲み過ぎない」と心がけることでしょう。

ここで注意するのは「100%をやめる」ために頑張り過ぎたら、それもストレスになり、本末転倒になります。


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アスペルガー症候群の部下

さて、「少し」や「適当」などあいまいな表現を使いました。この数値で示すことができないことにアスペルガー症候群をはじめとした発達障害者は苦労するらしい。

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3年間、この発達障害をもった人を部下にもったことがあります。自分の知識不足もあり、このような部下を指導するのに疲労し、ノイローゼになりそうになったこともありました。


関係書籍もたくさん読んで自分なりに勉強しましたが、このような部下を指導するにあたって、ある専門家にアドバイスされた言葉を忘れることができない。

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発達障害者は、「言われないとわからない」「同じ失敗を繰り返す」「困っていることについて相談できない」。

この原因は、「気づく力が弱い」ため。

「困っていることに関して人に相談できない」のは、そもそも「何に困っているか」が自分で分かっていないからだと教えてもらった。

その理由は、スペルガー症候群をはじめとした発達障害者は、物心ついたときから、つまり幼い頃から常に「違和感」をもって生活している。

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物事がスンナリといくことの方が稀なので、いつも何かに違和感があり、少なからず困惑して生きている。そして、そのような状態が彼らにとっては慣れていて、「普通」の状態になってしまっている。

そのため、「何かに困っている。大変だ、どうすればよいか?」という自分に問いかけができなくなるらしい。

僕が3年間、面倒をみた部下も基本的に仕事の「ホウレンソウ」はしない。取返しがつかない大きなミスが発生して、初めて報告してくる。

常に違和感が「普通になる」➡「慣れてしまう」➡「気にしなくなる」

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ここが発達障害者を部下にもったときに心に刻むポイントだと思う。

したがって、事細かに教えるしかない。普通の人なら異常をすぐ感じるようなことも、紙に書いて教えるしかない。

「顧客が〇〇という言葉を使ってきたら、要注意だ、報告してくれ」のように。

障害なので気の毒だと思うが。。。こっちが疲労困憊してしまう。

「障がい」と、ひらがなで表記しなればならなかったかな?

この部下は同僚や他部署の人と上手にコミュニケーションをとることができず、最終的に自分から会社を辞めてしまった。

部下の名誉のために書くと、頭はとても賢い。大阪大学出身。TOEICスコアも満点だ。留学経験もあり、英会話も抜群だったが、なぜか相手企業の担当とケンカになる。

ただ、人が嫌がるような細かい面倒なデータ集積、書類作成を一人でさせると、その異常なまでの能力を発揮した。

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今までほっておいた書類の不備を見つけ、しっかり訂正することができたおかげで、大きな損害を回避できた部分もあった。

この部下は誰ともしゃべらず一人でする単純で大量の仕事が性に合うのか、時間を気にせず、もくもくとやる。「今日はここまででいいよ。」と言わないと、毎日残業をしてしまう。

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結局、部署の人件費の予算をオーバーしてしまって、僕が予算会議のとき「部下の指導不足」ということでお叱りを受けてしまった。

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*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。


◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。