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【私の仕事】 忘備録(16)裏世界の先輩?

◆この記事の内容:

先輩のからの指示は、自分の直属の上司ではなくても全て「会社の命令」と思っていた新入社員のときのことを書いています。


裏世界の先輩?

当時40歳の東京支社の先輩は、僕と同じ会社の正社員なのに、別の会社を数社経営し、しかもその1社が芸能界とも深く関わっている。さまざまな「アブナイ」仕事もやっているらしく、常に高級なスーツを着て、ポルシェを乗り回す。見た目は普通のサラリーマンには見えない。

現在では、副業をすることは珍しくないが、この先輩は、今でいう副業のレベルではない。本当に自分の会社の代表をやっているのだ。いったいどういうからくりになっているのだろう。

懲戒免職になった後、ある事件で殺されたと聞いている。今なお、詳しいことは分からない。僕が新入社員から1年も立たないうちに東京に転勤にあり、この先輩の下で働き、そのときに会社の業務以外の様々のことを教えてもらった。

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三味線を弾く

一般的なビジネス書には載っていない内容だ。書籍には載っているはずがない。「倫理・道徳・原則」に反する内容だからだ。例えば、「三味線をひく」これは、僕がかってにつくったことばである。三味線を弾く方には本当に申し訳ないが、僕はまったく興味がなく知識なし。

要するに、そんなことも、よく知っているように振る舞う態度のこと。嘘の態度をとる、ふるまうこと。知っているのに、知らないように振る舞う。「今日、交渉のとき俺が三味線弾くから横でよく見とけよ。」と一度だけ実際に言われたこともある。

また、この先輩から大阪と東京で有名な裏稼業の人たちも数名紹介してもらった。現在はもう関わってないが。。

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TVや映画だけの世界だろうと思っていたが、実はそうではなかった。他社の名刺を持参して交渉したことにもある。実際には存在しない会社を書類上、設立させたこともある。談合の調整会社をその期間だけつくったり、闇金融もの手伝いをしたこともある。

良いも悪いも、東京で長い間仕事をし、様々な国へ出張し、政府関係者ともつながりを持ち、東京で結婚し生活したことは、現在、故郷の大阪に住む自分にとって貴重な財産なっている。

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ODA案件、防衛案件、談合、新聞やニュースにも載ってしまった事件など、まだまだ書きたいことがある。しかしながら、現在もまだその関係の仕事をされている方が多数いる。よく考えた上で【忘備録】として、書ける範囲でnoteに残しておきたい。


新小岩のキャバ嬢

この先輩に東京支社に会いに行ったとき、「まだ会社に入ったばかりなんだからとにかくこれからだよ。頑張ってね。」と言われただけで、その後は、六本木に食事に連れて行ってもらってご馳走になった。

そのあとは、何故か新小岩にキャバクラに連れていかれた。雰囲気が東大阪のローカルに似ている感じがした。何もかも初めての僕は東京にもこんなところがあるんだと感心した。

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その新小岩のキャバクラといっても高級な店ではなく、自分が支払ってないのでわからないが、低料金のほうだと思う。22歳の僕は、キャバ嬢がすべて「おばちゃん」に見えた。

数年後、会社の仕事の関係で千葉に住むようになったときは、よく新小岩に遊びに行くようになった。新小岩だけでなく「小岩」も楽しい店があることも知った。個人的にキャバ嬢と友達になった。本当はダメだけど何回か箱根まで小旅行をしたこともあった。

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ホテルニュータニ

新小岩のキャバの後は、先輩も僕もさすがに疲れて、先輩はご自慢のポルシェで自宅に帰り、僕にはホテルニュータニを予約してくれた。大阪のオータニとは規模が違う、立派だ。自分にはもったいない。それでも会社が支払ってくれるんだから平和な時代だ。

ニューオータニのツインルームに1人で泊まり、早朝に新幹線に乗ってそのまま大阪本社へ出勤することになった。ということは、このままのスーツで出勤か。しかたないか、でもやっぱり、下着とかカッターシャツは着替えたいなあと思った。

初めての東京はいろんなことが衝撃で、自分も東京で働いてみたい気持ちになった。なにか東京の雰囲気が自分にあっているように思えた。その後、転勤になって東京で結婚し、都内で長年生活をするとは想像もしなかった。

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他人に名義を貸す

さて、話はかなり戻って、中国人店長のネット販売のこと(【私の仕事】 忘備録(13)『ネット詐欺』狙われる中国人の主婦層)、自分の「名義を貸す」件は、

その後、どうなったか。店長にきくとその依頼者はとは長年の知り合いだそうだ。家族ぐるみの付き合いをしているとのこと。


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そこまで言われると、信用するしかない。でも、やっていることは決して正しいことではない。人に薦めるようなことではない。

目的は、払うべき税金を払わないようにいるのだから。それに、税務署で働いている友達から、ネットビジネスで大儲けをしているにも関わらず税金逃をしている人たちに対して、税の関係する公的機関では、専門部署をつくり強化していることを聞いた。



【私の仕事】 忘備録(17)中国人と著作権 へつづく。。。



*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。

◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。

よい子の皆さまは読まないでくださいね。