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心を支配するもの

これはマインドコントロールの話はないです。

この心を支配するものってなんですか?

って言われたら
実は先に結論から言うと母親からの支配です。

母親からの支配、これが実は自分の心を支配しているという話です。

自分はもうあの親から独立しているから、そんなことないよな

と思っている人も、何らかの形で母親に心を支配されていると思った方がいろんなものが見えてくると思います。

その理由を今から話していきたいんですけど、なぜこんなテーマを取り上げることにしたかというと、「アダルトチルドレン」に関してこれからとりあげようと思っているからです。

「アダルトチルドレン」というのは実は多くの方が結構関係してくる話でもあるし、もっと言うと、自分自身の中に必ず何かあるよと思った方が自然だと思います。
完璧に心が強い人はほとんど僕はいないと思ってるんですけど、どんなに自己肯定感が高い人でも、何らかの形で母親からの心の支配というのがある、もしくは過去にあったかもしれないいうことを、ぜひお伝えしたいと。

ちょっと話がそれるんですけど、僕が皆さんのいろんなお悩み、例えば職場の人間関係だったりすると、当然目の前の出来事というのは職場での話ですけど、そこからなぜそういう問題が起きたのか、というのをいろいろ探りながら元を辿っていくと、結局親子関係に行き着くことが多いんです。

HSP気質の方のカウンセリングでもそうです。
どうしてこんなに敏感になってしまうんだろう?
人の言動とか行動とかに過剰反応してしまうのはなぜだろう?
みたいなところを突き詰めていくと、半分はHSP気質による遺伝的なものだけど、それが過剰に反応するようになってしまったのは、実は親子関係の中での経験によるみたいなところに行き着くことが非常に多いんですよ。

あるいは夫婦関係でも一緒です。
なぜこんなに夫婦喧嘩して、うちの旦那は自分のことわかってくれないんだろう?
というのを辿っていくと、実はその旦那さんのお母様がお母様のご主人にしてきた影響によって、旦那さんの心がそのお母様に支配されていた、みたいなことがあったりしますし、もちろんその相談をしてきた奥様の心の中にも実はお母様からの支配があった、みたいなことも往々にしてあるわけです。

恋愛でも一緒です。

なぜ彼はこんなに浮気するんだろう?
なぜ私はこんなに彼に愛されたいと思うんだろう?

というのも、
結局のところ親子関係に行き着く
ことが恋愛相談でもやっぱり多いんです。

心を支配するのは実は母親からの支配だ」っていう話ですけど、母親っていうのは子どもにとっては愛情を注いでくれる存在のはずですよね。
母親は自分を生んでくれた存在であるからこそ、愛情をかけて自分を守ってくれて、自分の一番の理解者であって自分を育ててくれる。
ご飯を作ってくれたりとか、優しく慰めてくれたりとか、いろいろありますけど、基本的には愛情をかけてお母さんを子供を育てていくはずです。
ところがお母さんも人間なので、子どもに対して失敗したり間違えてしまったりすることはあるわけです。

で、お父さんのことで言うと、お父さんがとんでもないお父さん、例えばDVするようなお父さん、暴力をふるって虐待するようなお父さんだったら、その行動というのは当然よろしくないわけですけど、ある意味わかりやすいんですよね。暴力をふるった、虐待した、あるいは職場でパワハラしたとか、夫婦関係においてモラハラやDVした、などといった具合にわかりやすいんです。

でも、母親と子どもの関係っていうのは、
基本ベースが「本来だったら愛情があるはず」
っていう中で生まれる間違いだったり問題だったりするんで、
すごく母親の支配が心の中に住みつきやすいのです。
住みつくっていうのは、もし母親が自分の都合のために子どもを自分の思うがままにコントロールしようと思っているんだとしたら、それはいとも簡単に子どもの心の中に入り込んで子どもを支配することが可能だということで「住みつく」という言い方が合ってると思います。
いとも簡単に「住みつく」ことができるのはなぜかというと、子どもにとって「お母さんが一番唯一の頼れる親・守ってくれる親」ですから、もう従うしかないんですよね。
主従関係でいうと圧倒的上位と圧倒的下位みたいなところがあるので、お母さんがとんでもないことをすると、子どもにとっては強烈な苦痛・悲しみになります。
お母さんが逆に優しくすると、この上ない喜び・幸せということになるわけですよ。ですから簡単にその位置・関係・立場を利用して、立場というとちょっと大げさですけど、子どもの心の中に入り込むことが可能なわけです。

ここから先は具体的な例を挙げて説明していかないといけないんですけど、アダルトチルドレンとかいろんな問題、そして人間関係のもつれなどももろもろ全部含めて、実はこの母親と子どもの関係を理解しておくと、

今までこんなに苦しんでたのはこういうことだったのか

と、急に何かをひらめいたかのように楽になることもあったりしますし、そこまでいかなくても、

そういうことだったのか、じゃあ次からそこを気をつければいいんだな

みたいな光が見えたりとかしてくるんです。

母親は子どもの心に侵入しやすくて、
それは今でも残ってて
今でも自分を支配している可能性があるかもしれない

ということをぜひ頭の片隅に置いていただければと思います。


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