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What do you wanna be in the future? 「あなたの将来の夢は何ですか?」って聞かれると困ってしまった自分

皆さんは現在、自分の将来の夢を、誰かに語れますか?

小さい頃は、「〇〇君の夢は何ですか?」って聞かれると

お医者さんになりたい!

総理大臣になりたい!

お金持ちになりたい!

なんて言ってましたね。

こう書きながら、小学生のころを思い浮かべると、そういえば卒業文集に「アナウンサーになりたい」って書いてました。

私は、小学生の頃はとても内気で、でもすごく負けず嫌いで、内心は「人に注目されたい」「人気者になりたい」って思いを強烈に秘めていたので、本当は「芸能人になりたい」「プロ野球選手になりたい」「スターになりたい」って書きたかったところ、皆に笑われるのが怖くて、苦肉の策で「アナウンサーになりたい」と書いたわけです。アナウンサーならテレビ画面に映っているので、みんなに注目されるという承認欲求を満たすことができ、また勉強が得意という自分の長所も生かすことができるだろうという、当時の自分なりの計算と妥協の産物だったのです。

中学に入ると、自分を変えたので、「アメリカ人になりたい」ということを周囲に話していました。理由はハードロック、洋楽にはまっていたからですが、自分もやってみたいという憧れと、あえて奇抜なことを言うことで周りから注目されたいという気持ちが入り混じったような感じですね。そのくせ、先生や親にいい子に見られたいという部分もあって、「政治家になりたい」「弁護士になりたい」という現実的な「夢」もちゃんと準備していたことを覚えています。そして高校受験が近づいてくると、世間が敷いたレールに乗っかろうとして「政治家や弁護士になるためにいい大学に行かなければいけないのでいい高校に入らなければいけない」と知らぬ間に洗脳されていきました。本当は音楽をやりたかったんですが。

で、高校へ入ると、「将来の夢」が結構目の前に現実として、迫ってくるような感覚がありました。政治家になるのに東大は自分には無理そうでしたから、「じゃあ官僚になろうか? 外交官になろうか? いや国際ジャーナリストなんて格好いいなあ。」なんて、どの大学を受験するかと並行して、【世間体】【親や先生への承認欲求】【レールに乗れないことへの不安】を漠然と感じながら「本心ではない将来の夢」を考えていたものでした。

つねに、地に足がついていなかったんですよね。本当は音楽とか好きなことがやりたいのに、家は貧しいので「大学に行っていい職業についてお金を稼がなければならない」と思い込んでいたため、真の自分を追求できなかったんです。ま、後年になって「HSP/HSS」ならではの要素もあったと気づきましたが、いずれにしても心の奥底では、

自分の将来の夢がわからない
自分のやりたいことがわからない

という思いで青春時代を過ごしていました。

大学に入り、いろんな経験をしました。一人暮らしの大変さ、働くことの大変さ、論文を書くことの大変さ。そして就活の時期。世間のレールに乗るため、結果的に自分の本当にやりたいことがあってそれが実現できそうな企業を選んだのではなく、世間体や承認欲求が満たされそうな、有名な企業を選択。面接も試験もそつなくこなしましたよ。でも心の奥底で、

本当にそうなのか?
本当にこれでいいのか?

という意識があるので、地に足が常についていなかったのでした。

その後自分を探し、迷い、現実逃避したりと、たくさんの回り道をしました。その中で、いくつか気づけたことがありました。

1.心から好きなことで他人とかかわると、時間も忘れるほど没頭するし、多少の苦労も気にならないし、なにより活き活きとしている自分でいられること。
2.「愛情」「感謝」「エネルギー」「気力」など、「目に見えないものをおろそかにしてはいけない」ということ
3.「自分の脳・思考・意識で考える」ことの重要性

予備校講師・塾講師時代は、ささやかながら作成したテキストの練習問題は、解説の理解を確認するだけでなく、ちょっと立ち止まって考えてもらう問題を入れるよう努力しました。また授業中の解説も「自ら考える」というコンセプトを常に念頭に置いて、その「気持ち」を子どもたちに伝えるように心がけました。

社会福祉士としての業務をするときは、「共生」「自助・互助・共助・公助」「多職種連携」という部分についても、お題目を唱えるようなやってますアピールの事業遂行ではだめで、常に「自分の脳・思考・意識で考える」ことを心掛けながら、いかに対象となる方々に「愛情」「感謝」「エネルギー」「気力」をもたらすことができるかを考えて、関わるようにしてきました。

そんなこんなであっという間にいいおっさんになってしまい、そしてこのコロナ危機がやってきて、はたと振り返った時、なんと、ようやく自分のやりたいことに気づくことができました。それは、

本当の自分を恐れずにさらけ出し、常に自分らしく生きること

もう、他人の目を気にして、世間体を気にして、立場に縛られて、本当の自分とは違う自分を演じることに疲れました(笑)。
はい、心理学を勉強したおかげで、真の自分でいられることがどんなに幸せか、そしてどうしたら真の自分でいられるのかという方法論を身につけることができました。これから、自分のペースで、皆さまにお伝えしていきたいと思っています。

で、最後にもう一度。

皆さんは現在、自分の将来の夢を、誰かに語れますか?

私は今なら自信をもって言えます。

ありのままの自分でいられて、常に幸せを感じていること


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