見出し画像

週に3日勤務しています。私は暇ですか?

祖母の家を建て替えるために一度サロンを閉める
決して広い土地ではないけれど、同じ敷地に建っていた祖母の家は壊すのに1か月近くかかっていたし、音も、においも、ほこりもすごい
猫や犬も落ち着かない様子で部屋中を歩き回っている


サロンを閉め、しばらく記事も書かず過ごす日々
私は訪問看護師として週に3日勤務してる32歳、独身、一人暮らし
毎日5時に目が覚める。目が覚めるとベットの中で1日の予定を細かく組み上げていく。前日に組み上げることはできない。起きた瞬間しか1日の予定は組めないのである。
「起きて、歯を磨いて、顔を洗って、化粧して、ケトルに水を汲んで、火にかかて、ジョウロに水を汲んでお花にお水をあげて、洗濯物を取り込んで、畳んで、閉まって、コーヒー豆出してフィルターにセットして沸いたお湯を注いで・・・・」といちいち予定を組む。すべてが同じタイミングで終わるように最短ルートですべてを同時進行でこなしていく。
「今日やらなきゃならない事は2時間で終わるな」とざっと時間計算も終えて5時過ぎからごそごそと起き上がり実行に移す。

7時にはやることが無い。すべて終わっている。困ったな・・・と思いながら部屋を見渡してみたり、冷蔵庫をのぞいてみたりする。

そうするとやりたいことがどんどんわいてくる。
「ケーキでも焼こうかな、食材たくさんあるし常備菜でも作っておこうかな、手のかかるものがいいな~」
「新しい精油のブレンドでも考えよう、この香り好きだな~どうやって作るんだろ、ハンドクリーム無くなってたんだ作ろ、あ~、あの疾患の勉強しなきゃだ、この本読もうとしてたんだ、オススメされたから読んでおこう」
「この小物入れかわいいな~編もう、この刺繍素敵だな~刺繍しよ、ハンドウォーマ欲しいな・・・ミシンで作ろ」
こんな感じである。

残りの4日はあっという間に消化されていく。

誰かが私に言った「暇でいいね、忙しい人の気持ちなんて一生わからないと思うけど」

なるほど、私は暇人に見えているのか
私は週5日働く体力と健康な体をもち、常勤で働くこともできる。勤務地を増やすことも今よりもっと稼ぐこともできる。

じゃあそれを実行したとして休みの日はどうやって過ごすんだろ・・・・。

寝て過ごすんだよ
寝て過ごしてきたんだよ
朝から晩まで働いて、緊急コールに縛られて心身ともに疲れ、外に出る気力も、心の余裕もなく、ただただ漫画を読んで、携帯触って、お菓子食べて、テレビ見て過ごす

不必要なものを衝動買いして、部屋を汚していく
それでも5日働いて忙し、忙しという方がいいのだろうか

そもそも忙しいとはなんだ
仕事は大変なものだ、拘束されている時間は忙しいものだ
その分お金という対価をもらう
雇われるとはそういうことだ
それは忙しいのか?偉いのか?

休みの日の時間の使い方がわからず時間を持て余している人をたくさん見てきた
休みの日に予定があると「忙しい」という人もたくさん見てきた

忙しいとはなんだ?
忙しいとは主観だ。他人が評価するものではない
私の日常は全く忙しくはないがきっと私がこなしているタスクを他人がすると忙しいと変換されるんだろう

やらなければならないタスクをこれ見よがしに見せて忙しさを主張してくる人の多いこと

私は沢山の自由な時間を持ち、丁寧に、豊かに生活している

きっと世間一般的に見たら私は暇人である
暇で結構

時間があるから、相手に合わせることができる
時間があるから丁寧に生活できる
時間があるから好きなことができる
時間があるから・・・

あなたは週3日の勤務で生活できますか?
残りの4日は何をして過ごしますか?

ある人が言った
「自由な時間を得るためにはそれと同じだけの責任が伴う」と

私は責任と引き換えに時間を手に入れた
そしてサロンを開き自分のペースで好きを提供する。ほんの少し生活を豊かにする手段を知識を提供する

私が踏み出した一歩は覚悟の一歩だ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?