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本屋さんがコーヒーショップとコラボ?

友人と待ち合わせの時間には早かったので、渋谷スクランブルスクエアの書店に立ち寄ってみた。いつも本はAmazonで買っているので、書店なんて何年かぶり。

最近の本屋さんにはカフェがあって、コーヒーとかを飲みながら立ち読み(イスもある)するんだーと驚きがあった。
昔は立ち読みなんかしてると、店のおばちゃんが立ち読み禁止!買って家で読むように!と、ハタキをパタパタとかけながらやって来ては追い出され、挙げ句の果てには、ラッピングして読めないようにしていた本屋さんもあった。
コーヒー飲みながらタダ読み?コーヒーこぼしたら買い取ってもらうからね!なんて言う店員さんもいないのには驚いた。

えっすごい!昔良く買ったポパイとかもまだ売ってるんだ?最新のモノ、ファッション、クルマ、遊びなど、昔は若者のバイブル本だった。
ぐるぐる回りながら、色々な本を手に取る。あーこの本、Amazonで買うか悩んでたのだ!なるほどこんな内容だったんだ。久しぶりの本屋さんは、なんか昔のオモチ箱をひっくりかえしたみたいで、懐かしいやらワクワクやら、あっという間に時間は過ぎて行く。

ちなみに私はkindle版ではなく紙媒体の本が大好き。よほどつまらなかった本は整理してしまうが、ほとんどは積んであり、たまにふと読み返してみたいと思う時がある。そんな時、あっ誰かに貸したままだ!と思うのが嫌なので、本は人には絶対に貸さない。ぜひ読んで欲しい時は、別に一冊購入して、それをあげる事にしている。
でも何日かして、本どうだった?そう聞いた私にあっ、忙しくてまだ読めてないんだ。
この答えには、あなたを信用していない。と言う言葉が隠れているのを知っているだろうか?
例えば大好きな人、例えば尊敬する人に、この本読んでごらんと渡されたら、きっと何はともあれ絶対にすぐ読むはずなのに、読まずに後回しとなるのは、その人にとっては重要ではないと思われていると考えた方がいいと誰かに聞いて、なるほどと思ったのを覚えている。

本は自分が経験した事の無い事を、すぐ横にいて教えてくれているようなもの。文字だけの本は、情景を自分勝手に想像できる。
私はデパートの本屋さんでアルバイトをしていた時、そこの社長さんや役員さんが注文する本を、自分も買って読んでみようと思い、毎月経営の本を買って読んでいた。わずかばかりのバイト代から、本代を引かれてもらう給料は、びびたるものだったけど、その見返りは大きく、立場で読む本ってあるんだなと、朝礼などでの上役の挨拶の際に本の言葉があったりすると、聴いていて面白かった。
そんな本ばかり読んでいたから、二十歳そこそこで一端の経営者のような目線で見たりして、この会社はここは良いが、ここはダメだとウンチク小僧となっていた。

とにかく突き進めたい性格が拍車をかけるのか、一冊購入した本の中に、他の人の本を参考にしたと書いてあると、ついついその本も読みたくなる。
本はある意味、中毒にさせる。
一生の内、自分が経験する事なんてほんのわずか・・・
本によって今とは違う職業になったり、例えば女性になったり、奔放な旅行者になったりと経験ができる。

相手の気持ちになるって言うのは、本で学ぶ事もある。
今年は何冊読めるだろうか?

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