◆子どものやりたい欲求から育まれる能力。
■子どものやりたい欲求を否定しない
自分ごとでアメブロに書いたのですが、
これは当然、子どもにも言える大切なことなので
こちらでも記事にします。
前回のnote記事にも書きましたが、
このことは、大人にも子どもにも当てはまる大切なことです。
やりたい欲求を満たすためであるなら
どんな困難や問題にぶつかったとしても
解決策を見出すために、試行錯誤しますよね?
その試行錯誤の時間が非常に大切で
人を大きく成長させてくれます。
・失敗体験
・試行錯誤の時間
・成功体験
これらの積み重ねで
・自己肯定感
・自尊心
・自分軸
・忍耐力
・ストレス耐性の強さ
などが育まれていきます。
なので親は、
子どものやりたい欲求を否定することなく、
話を聞き、認め、受け入れ、導いてあげられる環境を
整えていくことが大切になってきます。
■なぜそれをしたいのか?を丁寧に聞き取る。
子どもがある程度成長すると
「なぜそれをしたいのか?」
について丁寧に話を聞いてあげることで、
子どもの説明能力を育むことにもつながります。
親子関係だと、つい、
説明しなくてもわかってもらえるだろうという
甘えが出てしまいますが、
そこは敢えて、子どもの能力を引き出すために
質問をして聞いてあげることが大切になってきます。
親子であっても全く同じ人間ではないので、
初めから、自分以外の人は
自分について何もわかっていない。
だから、懇切丁寧にわかりやすく解説する必要がある。
という意識でいることは非常に大切だと思っています。
それは、他者の違い・多様性を
受け入れることにも繋がりますが、
自ら考える習慣をつけることで、
自分自身を発見できる
貴重な時間にもなると思っています。
■息子が不登校になったとき
少しだけ、我が家の息子の話をします。
息子は高校3年生から不登校になりました。
高校2年生の2学期後半の勉強合宿の後、
突然、もう学校には行かないと言い出しました。
息子が通う高校は、私立の進学校でもあったので
大半の生徒は、大学進学に向けての
受験勉強に熱を入れ始めた時期でした。
当然、私は
「なぜ、高校に行きたくないのか?」
と説明を求めました。
息子は、
自分が高校に行く必要性を感じなくなったことを、
何日も時間をかけて丁寧に説明してくれました。
私からの数々の質問についても
私が納得できるまで、
時間をかけて資料を提示して説明してくれました。
自分がやりたいこと
将来のビジョン
どのように進めてどうなりたいのか等、
さまざまなことを詳細に説明してくれました。
ちょうど冬休みに入った時期でしたので
その間はずっと、息子との話し合いが続きました。
そして、私は息子の説明に納得し、
息子の可能性を信頼し
見守っていこうと決めました。
息子は決して受験勉強から
逃げたいわけではありませんでした。
息子が本気でやりたいことは、
大学進学が絶対必要ではなかったのです。
むしろ、大学に進学する時間とお金を節約して
独学でできるところまでやりきりたいというものでした。
そして先で、もし、
大学に進学する必要性を感じれば、
その時に学びたいことのある大学に
進学するとのことでした。
結局、高校は絶対卒業することを条件に
担任の先生に説明をし、理解を得て
不登校ではありましたが、
やるべき最低のことはなんとかクリアして
無事卒業し、現在に至っています。
不登校から2年。
特別、優秀なわけではない息子ですが、
独学で学びを進めることで
何度も苦しい壁にぶつかりながら
試行錯誤し、自ら必要な学びをとりにいって
そこから深い気づきを得ているようです。
その学びに対する能動的な行動力と集中力は
目を見張るほどです。
そして、段々と話す内容が哲学的で
親の私の方が学ばされることが多く
頼もしいなと感じています。
自分の子育てを通しても、やはり
親が子どものやりたい欲求を満たす環境を、
整えてあげることの大切さを実感しているところです。
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