見出し画像

今週のおかゆ:花粉に負けないおかゆ(2021/02/08〜2021/02/14)

毎朝のおかゆにテーマを決めて、朝粥生活をたのしんでいます。2021年第6週目、今週のテーマは「花粉に負けないおかゆ」!

花粉に良い食べものというのはいくつもありますが、どれも即効性があるわけではありません。とはいえ、意識をするのとしないのでは大きな違いがあるのも事実。毎日コツコツと取り入れるために、まずはどんなものが花粉と闘う身体に良いのかを学ぶための一週間としてみました。

それでは早速、今週いただいた個性豊かな7種類の朝粥をご紹介します!

2月8日(月) さっぱりすっきり「パプリカレモン粥」

画像1

目的:食欲増進、風邪予防、花粉症対策
主な材料:パプリカ、レモン

粘膜の働きを強化してくれる、ビタミンCとβカロテンがたっぷり含まれているパプリカを主役にしました!さっぱりと食べやすいおかゆにしたかったので、レモン汁を最後に混ぜ込みました。

栄養価に注目して作ってみたおかゆでしたが、香りの良さがおいしさを作っているな〜と感じました。鼻づまりがあるときや、食欲がそこまでないときは、香りの華やかさがおいしさを支える重要な要素となりそうです。

2月9日(火) サバ缶ってすごい!「鯖缶粥」

画像2

目的:風邪予防、花粉症対策、血行促進
主な材料:サバ缶、生姜

青魚は、免疫バランスを整えてくれるため、花粉アレルギーを持つ人ににおすすめの食材なのだと聞き、お手軽なサバ缶のおかゆにしてみました。

しかし、もう一息!な出来。

おいしかったものの、サバの主張が強すぎて、わざわざおかゆでなくても良いのでは?と。笑

もしかしたらお米を炒めたから作る中華粥系のサバ粥はおいしいかもしれません。サバの強烈な旨味もおかゆのなかに閉じ込められたら最高です。リベンジしたいです!

2月10日(水) ねばねばちゅるりん「なめこ粥」

画像3

目的:乾燥予防、免疫力強化、花粉症対策
主な材料:なめこ、長芋、わさび、醤油

花粉症対策食品といえば、粘膜を保護してくれるネバネバ食品!鼻づまりによって口呼吸に、そして喉が乾燥して痛みが……というのはよくある症状だそうです。粘膜ケア(乾燥させない)・冷やさないを意識して、なめこを使ったおかゆを作りました。

味を薄めに仕上げて、醤油をかけたらとってもおいしくて。

画像4

薄味のおかゆに濃い味をプラスすると、味の濃淡が次の一口を誘い、とても食べやすくなりました。ネバネバ、味の濃淡、わさびの香り……食欲がない時にも使えそうです。

2月11日(木) 自分を大切にしてる感がすごい「かぼちゃ豆乳粥」

画像5

目的:胃腸の養生、免疫力強化、花粉症対策
主な材料:かぼちゃ

この日の私は弱ってました〜。寒暖差で疲れがたまり、忙しさでゆとりが失われ、朝から強烈な癒されたさに見舞われました。笑

かぼちゃに含まれるβカロテンは、皮膚や粘膜をケアし、免疫力を高めてくれる働きがあるとのこと。さらに豆乳にも腸内の乳酸菌を増やしてくれる働きがあるそうなので、牛乳ではなく豆乳を選び大正解。

正直、栄養云々は後付けで笑、とにかくやさしいおかゆを目指しました。

画像10

不思議なもので、自分の食べたさで選んだものが、自分の身体に必要な栄養を含んでいて。やっぱり身体は分かっているのでしょうね〜。頭で考える身体に良いものよりも、身体が求めるおいしいものの方が、じわ〜っと沁みる気がしました。

2月12日(金) しっかり歯ごたえ「はと麦粥」

画像6

目的:腸内環境を整える、デトックス、むくみ解消
主な材料:はと麦

前日の「自分の身体が食べたいものは身体に必要なもの説」を採用して、自分に何が食べたいかインタビューしてみたところ、「穀物っぽいもの!」「ネバネバ!」との思いが湧きでてきたので、はと麦入りのおかゆを作りました。納豆、オクラ、梅干しものせて、とことん自分の機嫌取り。笑

はと麦は化粧水や、イボの治療薬として使われるほど、強い解毒作用がある食品です。

食べた後はさっぱりがあって、気がつけば前日までのモヤモヤした気持ちも吹き飛んでいました。何を食べるべきかよりも、何が食べたいかが先!これは筆字で書いて壁に貼るべきなくらい、大切なことだと再認識しました。

2月13日(土)  インドのスパイス粥「キチュリ(khichidi)」

画像7

目的:胃腸の養生、デトックス、消化促進
主な材料:バスマティ米、イエロームングダール 、ターメリック、ギー、クミン

ここ数ヶ月ずっと調べていた、インドのスパイス粥にチャレンジ!「キチュリ(khichidi)」というこのおかゆは、世界三大伝統医学のひとつとされるアーユルヴェーダの、いわば基本食とされるものです。

「インドには花粉症の人はいない」という話(噂レベルの信憑性)を思い出して、「あ、作るなら今週かも!」と、勇気を出して試してみました。

材料を揃えるのが手間だったけれど、作るの自体は簡単でびっくり。しかも想像以上のおいしさ……常食したくなるほどおいしかったです。

見た目はカレーですが、むしろカレーが欲しくなるような、優しい味。

「花粉に負けないおかゆ」は、いいきっかけでした。世界のおかゆシリーズ、どんどん試してみたいです!

(レシピは近日公開予定です)

2月14日(日) つるんと快腸「ごまごぼう粥」

画像8

目的:腸内環境を整える、便秘解消、風邪予防
主な材料:ごぼう、白ごまペースト

ごぼうに含まれるたっぷりの食物繊維と、腸を潤す白ごまの油分は、便秘解消力抜群。腸内環境を整えることは有効な花粉症対策と言われています。

かなり完成度の高いおかゆでしたが、実はごぼうを使ったおかゆにしようということ以外、ノープランでした。

ごぼうといえば胡麻和え…ごま系をプラスしたらおいしいのかも?それならごまだれだ!とゴマだれを作って、おかゆの上にたら〜り。しゃぶしゃぶのごまだれにネギを絡めるとおいしんだよな〜と思い、ネギを買って白髪ねぎをオン。

ノープランクッキングは思わぬおいしさとの出会いがあり、最高にたのしかったです。時間のある週末の特権ですが、定期的にやりたいです!

(レシピは近日公開予定です)

まとめ

今週のテーマ「花粉に負けないおかゆ」を通してわかったこと・やりたくなったこと

・鼻づまりがあるとき、食欲がないときは、香りの華やかさがおいしさを支える重要な要素
・サバ粥をリベンジしたい!(中華系サバ粥?)
・薄味のおかゆに濃い味をプラスすると、味の濃淡が次の一口を誘い、とても食べやすくなる
・ネバネバ、味の濃淡、わさびの香りは食欲がない時にも食べやすくしてくれる
・頭で考える身体に良いものよりも、身体が求めるおいしいものの方が沁みる
・何を食べるべきかよりも、何が食べたいかが先
・世界のおかゆをもっと試したい
・ノープランクッキングは思わぬおいしさとの出会いがあり、最高にたのしい、たまにはやりたい


花粉の時期に積極に取るべき栄養素・食材は、この一週間でかなり頭に刻まれました。

まとめると……

・DHA(青魚など)
・ビタミンC・E・βカロテン(カラフル野菜など)
・食物繊維(根菜など)
・乳酸菌系(発酵食品・乳製品など)
・ネバネバ食品

おかゆに限らず、どんどん食事に取り入れていこうと思います。


ただ、「花粉に効くおかゆ食べたから大丈夫!!!」と自分を鼓舞するプラシーボ効果を期待して、「花粉に負けないおかゆ」というテーマを掲げたわけですが、これはちょっとズレていたかもしれません。

だるいときに「大丈夫!花粉に負けないもの食べたよ!」と自分に言い聞かせても、自分のだるさが否定されてつらいだけというか。(そりゃそうだ)

むしろ、「花粉つらいね〜頑張ってるね〜」という受容のやさしさのほうが、よっぽど元気がでてて、花粉に負けない自分を作ってくれる気がしました。

そんなわけで、一番の「花粉に負けないおかゆ」は、花粉に良いとされる食べ物をいただくことよりも、弱った自分をいつも以上にいたわるおかゆだという考えに至りました。笑


さて、来週のテーマは「香りを生かす」!

先の気づきにも挙げましたが、レモン粥を作った時に、鼻づまりがあるとき・食欲がないときは、香りの華やかさがおいしさを支える重要な要素だという発見がありました。

味、見た目、栄養価的な視点はいつも意識していましたが、香りはいつも付随的なものでした。その香りを中心におかゆを組み立てたら、おもしろい出会いがありそうな気がします。花粉のせいもあり、気分がもや〜っとしがちなので、パッと心が晴れるような、香りの豊かなおかゆを作りたいと思います!

画像9


今週もたくさんの出会いと、たくさんの気づきに感謝です。
ごちそうさまでした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?