青海苔大根粥のレシピ ( 2020/10/22の朝粥 )
脇役になりがちな青のりが主役のおかゆを作りました!ふわ〜んと磯の香りがおいしいおかゆです。
大根と青のりにはカリウムがたっぷり。カリウムは塩分を排出するのが得意なので、血圧が気になる方や、外食続きで養生したいときにぴったりです。また、大根には利尿作用もあるため、むくみが気になるときにもおすすめです。
青のり、青のりと言っていますが、今回使ったのは「あおさ」。
「青のり」と「あおさ」は別物で、青のりの方が香りが高く、高級品なのだとか。
パッケージに「青粉」とある製品は、正式には青のりではなくて、あおさのことのようです。
さて、このおかゆの1番のポイントは、青のりを2回に分けて入れること。はじめに旨味を出す出汁として、残りを最後に香りづけとして入れることで、青のりの持てる力を存分に味わいましょう!
食べた後の歯磨きはお忘れなく…!
磯の香りをたのしむ「青海苔大根粥」
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合
▶︎ 水 ・・・700ml
▶︎ 乾燥青のり(あおさ)・・・大さじ1程度
▶︎ 大根 ・・・2〜3cm
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/3
お好みで
▷ かいわれ大根
【 レシピ 】
①厚手の鍋によく研いだ米、水700ml、
出汁として青のりをひとつまみ入れる。
②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
大根を1cm角に切って鍋に入れる。
③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、
鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
弱火に30分かける。
④青のりを小さじ1ほど入れて、塩で味をととのえる。
鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。
フタをして10分蒸らす。
器に盛りつけて、お好みでかいわれ大根をのせたら完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①準備
水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます。
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、青のりひとつまみ、水700mlを入れます。
ここでの青のりはお出汁の役目。コトコトと煮込むことで、生米に青のりの風味を吸わせます。
お鍋はもちろん土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものはどうしても焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。
②中火
用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。
鍋の温度が上がるのを待つ間に、具材の下ごしらえをします。
大根は1cm角に切ります。わたしは野菜はなるべく皮をむかずにいただきたいので、皮つきでカットしています。
③弱火
表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます。
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。
お鍋にお箸をはさんで、そのまま30分間弱火にかけます。
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。
④仕上
30分弱火にかけたら、小さじ1ほどの青のり、お塩(小さじ1/4〜1/3)を入れて、全体を混ぜます。
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。ここでの青のりは香りづけの役目。ふんわりと海苔の香りが広がります。
火を止めて、さらに10分間、フタをして蒸らします。
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。
蒸らしが完了したら、お好みでかいわれ大根とともに盛りつけて、完成です!
シンプルおいし〜い!香りが豊かなので、薄味でもさみしくありません。とろとろの大根との組み合わせもばっちりです。大根の甘みがさらに食べやすくしてくれます。
青のりLOVEな方は、仕上げとしてさらに青のりをちょこんとのせるのもおすすめです。
余談: 袋にチャックがついてうれしい!
青のりって、ぜんっぜん減らないですよね。少量でも存在感があるので、お料理に使うのはちょこっとだし……1袋を使い切るのにものすごく時間がかかります。
滅多に買わないので今更の気づきかもしれないのですが、久しぶりにスーパーで買ったら、袋にチャックがついていて感動しました!!!!!
乾物のチャック、ありがたい!永井海苔さんは海苔界の大手なのかな?流石の改良、感謝です!
そういえば、海外旅行へ行ったときに、食品のパッケージにチャックがついていることがほとんどなくて驚いたのを思い出しました。便利がいつのまにかあたりまえになってしまって、不便を前にして気づく便利、不便が解消されて気づく便利……そういうのってありますよね。
これまでのチャックのないパッケージのときは、なるべく空気を抜いて輪ゴムで止めて…とやっていたのですが、やっぱり後半に香りが抜ける抜ける。このパッケージなら、空気をしっかり抜いて保存ができるので、最後まで風味豊かにたのしめそうでうれしいです。
欲を言うと、ふりかけの小袋のように、ごく少量の使い切りサイズが出たら最高です〜…もっと便利だな〜…もし、青のりメーカーにお知り合いがいらっしゃる方がいらっしゃったら、どうかよろしくお伝えください。笑
今日も長〜〜いレシピ(と、雑談)を読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆをつくります!ごちそうさまでした!
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