にんにく粥のレシピ ( 2020/10/23の朝粥 )
ほっくほくのにんにくが宝石のようにコロッと入った、ドラキュラ号泣必至のおかゆ……全国数万人…いや、世界数億人のにんにく愛好家のみなさんに試していただきたい逸品です。
この世のにんにく健康法の多さからもわかる通り、疲労回復、食欲増進、血液サラサラ、自律神経を整える……にんにくのすばらしさを語ることは困難です。
特に、にんにくの強力な解毒作用や、体を温める性質は、この時期の風邪予防にぴったり◎
ガツン!と元気が欲しい日に、にんにくと一緒におかゆを炊いてみませんか?
にんにくの旨味を吸ったお米のおいしさにきっと感動します。
【注意】お口のにんにく臭は丸1日続きます。
予定のない日に召し上がることをおすすめします!
ガツンと元気に「にんにく粥」
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合
▶︎ 水 ・・・700ml
▶︎ 中華だし ・・・小さじ1
▶︎ にんにく ・・・6かけ
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/3
お好みで
▷ ラー油
【 レシピ 】
①厚手の鍋によく研いだ米、水700ml、中華だしを入れる。
②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
にんにくの皮をむき、鍋に入れる。
③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、
鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
弱火に30分かける。
④塩で味をととのえてる。
鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。
フタをして10分蒸らす。
器に盛りつけて、お好みでラー油をまわしかけたら完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①準備
水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます。
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、水700ml、中華だし(小さじ1)を入れます。
今回はガラスープの素を入れてみました。中華だし、鶏ガラだし、ダシダなど、お好みのもので大丈夫です。
お鍋はもちろん土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものはどうしても焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。
②中火
用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。
にんにくの皮をむいて、鍋に入れます。一人あたり1〜5かけくらいがちょうど良いかと思います。今回は一人3かけずつ、計6かけを入れました。
にんにくの皮むきは、にんにくのお尻の部分を包丁で切り、そのまま少し水につけてくと……あら不思議。実と薄皮の間に水が入り、チュルンとむきやすくなります。1かけ、2かけであれば、水を用意する方が面倒かもしれませんが、たくさんむくときは便利な技です◎
③弱火
表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます。
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。
お鍋にお箸をはさんで、そのまま30分間弱火にかけます。
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。
だんだんとにんにくの香りがふわ〜んとしてきます。
④仕上
30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/4〜1/3)を入れて、全体を混ぜます。
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。
火を止めて、さらに10分間、フタをして蒸らします。
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。
蒸らしが完了したら、器に盛りつけて、お好みでラー油をぐるっとひと回して、完成です!
ど〜ん!スプーンで潰せるほどやわらか〜いにんにく…!お、お、おいし〜い!!!
ベースのおかゆにもにんにくの旨味がたっぷり染み込んで、にんにくのパワフルさに驚きます。ハマる味です……!
雑談: 実は有名なにんにく粥
「にんにく粥」といえば、かの有名な平野レミさんの「にんにく粥」のレシピが有名です。平野さんのレシピには豚肉や、お醤油などが入るそうで、これまたものすご〜くおいしそう。
tnaaさんによる写真ACからの写真 「豚バラ肉とにんにくのお粥」
女優の石田ゆり子さんが「この平野さんのレシピをアレンジして20年も食べている」とInstagramに投稿したことでも話題になったのだとか。石田ゆり子さんにもお口がにんにくの香りになる日があると思うと、急に親しみを覚えます……
実は、にんにく粥は韓国の伝統料理でもあります。韓国料理のレシピ集や、韓国料理店でもよくみかける定番料理です。同じく韓国の伝統料理である参鶏湯(サムゲタン)にも、にんにくは欠かせない具材です。韓国のお料理のにんにくの使い方はとっても上手で、とっても勉強になります。
ちなみに、韓国のおかゆは日本のおかゆとは作り方が少し違くて、具材と生米を炒めてから煮込むことが多いです。いつか各国風のおかゆも作ってみたいです。
一度食べたらやみつきのにんにく粥。
今回作った、にんにくだけのにんにく粥でも驚くほどおいしかったのに、豚肉や他の具を入れたらどこまでおいしくなってしまうのでしょう。
にんにく鶏粥、にんにくニラ粥、にんにくたまご粥、にんにく長芋粥……いろいろ作りたいアイディアが浮かんできました。にんにく粥ワールド、深い!
おかゆの話はついつい長くなってしまいます…いつもいいねやコメント、ありがとうございます!
明日もおいしいおかゆをつくります。ごちそうさまでした!
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