見出し画像

生米からつくる「パクチーの根っこ粥」のレシピ

新しいレシピを書きました。是非以下の記事をご覧ください!(2023/03/15追記)



お店でパクチーを選ぶ時にわたしが気にしているのは……パクチーの根の有無

画像12

同じくパクチー好きの夫も根の重要性をよ〜く承知していて、

わたし「パクチー買ってきたよ!たくさん入って120円だった!」
夫「安いね〜、根っこはついてた?

……と、確実に気にしてきます。笑

根っこつきのパクチーは新鮮で美味しい確率が高いからというのも理由の一つなのですが、パクチーの根っこそのものがめっっっちゃおいしい部分なのです…!おかゆ以外にも、スープ、チャーハン、カレーなど、火を使うお料理に入れると、風味が格段にアップします。

パクチーは今まさに旬(春)。だからでしょうね、このところお店で根っこつきのパクチーをよく見かけます。しかもお安い。

パクチーの根っこ……?一体どんな味なの…?とおそるおそるな方も、興味津々の方も、ぜひおかゆを足がかりに「パクチネッコニスト」デビューをしてみませんか?味の特徴が掴みやすいですよ◎

花粉やら暖かさやらで頭がもや〜っとしがちなこの季節。気を巡らせるパクチーはシャキンとリフレッシュにもってこいです。


パクチーの香りがどーーーん「パクチーの根っこ粥」

画像5

生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。

記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!

【 材料 】(2人前)

 ▶︎ 米     ・・・1/2合
 ▶︎ 水     ・・・700ml
 ▶︎ パクチーの根・・・1束分
 ▶︎ パクチーの葉・・・おこのみで
 ▶︎ 塩     ・・・小さじ1/2
<すっぱたれ>
 ▷バルサミコ酢:醤油:砂糖=2:1:1

*穀物酢など、他のお酢で作っても良いですし、レモン汁、オリーブオイル、チリソースなどをかけてもおいしいと思います◎

【 レシピ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、水700mlを入れる。

②フタをせずに、鍋を中火にかける。パクチーの根をよく洗い、固そうな茎の部分とともに刻んでお鍋に入れる。

③お鍋の白い泡がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。弱火に30分かける。

④塩で味をととのえ、鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして10分蒸らす。パクチーとともに器に盛りつけたら完成!タレをかけてめしあがれ。

【 つくりかた (写真つき)】

ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!

①準備

画像5

水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、水700mlを入れます

お鍋は土鍋、片手鍋、両手鍋など、フタつきのものならなんでもOKです!なるべく厚手のもののほうが焦げつきにくくておすすめです。

今回は、宮崎製作所ジオの片手鍋18cmを使用しました。

②中火

画像6

用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。しっかりと鍋の中心と火の中心を合わせることで、焦げ付きや加熱のムラを防ぐことができます。

お鍋の様子を見守りながら、具材の用意を進めます。

画像7

パクチーの根をよく洗い、固そうな茎の部分とともに刻んでお鍋に入れます
生で食べるには固そうな茎の部分もついでに細かく刻んでお鍋に入れます。

画像13

こんな感じです。
パクチーの根に触れた後に残る香りからもわかるように、パクチーの根っこの香り凝縮度はものすごいです。煮込むと次第に甘い香りになってきます〜。

画像8

この間にタレの材料を計量して置いておくと、お砂糖が溶けやすくなります。「バルサミコ酢:醤油:砂糖=2:1:1」の比で混ぜます。お砂糖をはちみつに変えてもおいしいです。今回は大さじで計りました。

レンジで10秒〜20秒加熱すると溶けやすくなります。少し酢は抜けますが、まろやかな口当たりになりますので、味を見ながらお好みでお試しください◎

③弱火

画像9

お鍋がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。

吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。

④仕上

画像10

30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/2程度)を入れて全体を混ぜて、火を止めます
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。

画像11

10分間、フタをして蒸らします
しっかり蒸らし時間を確保することで、ふっくらとしたおかゆに仕上がります。

画像11

蒸らしが完了したら、お好みでパクチーとともに器に盛りつけて完成です!たれをかけながら召し上がれ。

ドーーーーン!パクチーーーー!

(ちょっとこれは……盛りすぎました。おかゆが見えない笑)

画像5

香りもどーーーん!

パクチーの根っこは煮込むと甘みが出て、風味を豊かにしてくれます。

画像5

キリッとした酸味のタレとの相性も良き◎

お酢系の他に、レモン汁、黒胡椒など、キリッとした風味が合いそうです。パクチーに合いそうなお好みのドレッシングをかけて、サラダ粥的にいただくのもおすすめです。


実は、パクチーの根っこを使ったおかゆをご紹介するのは2回目。前回は根っこを刻まずにそのままお鍋にIN。より風味を出すために桜えびと炊きました。ナンプラーも入れるので、エスニック粥の隠し味に根っこを使ったよ、という感じです。

一方、今回の「パクチーの根っこ粥」はその名の通り、がっつり根っこが主役です。細かく刻んで風味がより華やかになったのと、桜えび・ナンプラーを入れないので、パクチーそのものを楽しむ感じです◎


今回のおかゆに、香り豊かなパクチーだれをのせるのもおすすめです!


ますますパクチーにメロメロなので、パクチー粥のバリエーションはどんどん増えていきそうです。

旬のうちにとことん楽しまなきゃ、ですね!


今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?