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れんこん粥のレシピ ( 2020/10/17の朝粥 )

夏の暑さで弱った身体を、冬の寒さに耐えられるように調整する、貴重な秋のひととき……おいしく秋の養生ができるおかゆを作りました!

秋が旬のれんこん(蓮根、レンコン、蓮、はす)は、体内の余分な熱を冷ましてくれという特徴があります。また、喉の痛みや咳を和らげる効果も期待できます。空気が乾燥しがちな、秋の不調の予防にもぴったりの食材です。

また、れんこんは調理法によってサクサク、シャキシャキ、カリカリ、ふわふわとさまざまな食感がたのしめるのも良いところ。今回はベースのおかゆにすりおろしのれんこんを入れることで、とろとろふわふわに。アクセントとしてカリカリのれんこんをのせることで、まさにれんこん尽くしのおかゆに仕上げました。

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(2021/12/12追記)
れんこん粥がさらにパワーアップ!よりシンプルに、でも、魅力をぎゅっと一皿に。ぜひ以下の記事もご覧ください。

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秋の身体がよろこぶ「れんこん粥」

画像1

生米から作るので、完成まで50分〜1時間ほどかかります。じっくりコトコト火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。

記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
また、トッピングのカリカリレンコンについては、別記事にまとめましたのでそちらをご覧ください。(チンするだけですが…)

【 材料 】(2人前)

 ▶︎ 生米     ・・・半合
 ▶︎ 水      ・・・800ml
 ▶︎ 和風だし   ・・・小さじ1
 ▶︎ れんこん   ・・・小1個
 ▶︎ 醤油     ・・・小さじ1
 ▶︎ 塩      ・・・小さじ1/4
おこのみで
 ▷ クコの実

【 レシピ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、和風だし、水800mlを入れる。

②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
 クコの実を水につけておく。れんこんをすりおろして、鍋に入れる。
 ※トッピングにカリカリれんこんを乗せる場合は、
  少し残しておく(作り方はこちら

③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、
 鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
 弱火に30分かける。途中、表面にできるアクの膜をとる。

④醤油を入れて混ぜる。
 塩で味をととのえて、鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。
 フタをして10分蒸らす。
 お皿に盛りつけて、カリカリれんこん、クコの実をのせたら完成!


【 つくりかた (写真つき)】


ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!

①準備

レシピ01

水がにごらなくなるまで、お米をていねいに研ぎます
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、中華だし(小さじ1)、水800mlを入れます

雪平鍋など薄手の鍋で作るときは、全体的に火を弱めにして調理してください。

②中火

レシピ02

用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。

鍋の温度が上がるのを待つ間に、具材の下ごしらえをします。

クコの実は水につけておきます。さっと流水で表面の汚れをとって、水につけてやわらかくします。

れんこんをおろし器ですりおろして、鍋に入れます。
れんこんは皮つきのまますりおろすのがおすすめです。れんこんの皮は喉の痛みや咳を和らげる薬として利用されるほど栄養価が高いことで知られています。

トッピングにカリカリれんこんを作る場合は、全てすりおろさずに3cmほど残しておきます
すりおろすのに力がいるので、手を怪我しないように気をつけてください。

③弱火

レシピ03

表面の泡がふつふつと揺れ始めたら、おたまで混ぜます
鍋底に米粒が張りついているので、はがすようにていねいに混ぜます。

お鍋にお箸をはさんで、そのまま30分間弱火にかけます
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。

途中、アクの膜が表面に出てきたら、おたまで取り除いておくと、えぐみのない味に仕上がります。

この間にカリカリれんこんを作っていくと流れがスムーズです。
作り方はこちらをご覧ください。

④仕上

レシピ04


30分弱火にかけたら、お醤油(小さじ1)とお塩(小さじ1/4〜1/3)を入れて、全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます

さらに10分間、フタをして蒸らします
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。

蒸らしが完了したら、器によそいます

カリカリれんこんと、クコの実とともに盛りつけたら、完成です!

とろとろ幸せ〜…!れんこんが持つ甘みと、カリカリれんこんの香ばしさがたまりません。

必要な材料も少なく、作りやすい割にはグルメ度の高いおかゆです。
ぜひ、作ってみてくだいね。

秋の養生といえば、こちらのとろろ粥もおすすめです!

ぼ〜っとしていると、あっという間に通り過ぎていってしまう秋。
おいしく元気にすごしたいですね。

また、明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!

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