見出し画像

舞台公演クラファンを勝手に応援

こんにちは かよぽんです

忍者の里 滋賀県甲賀市に生まれ、三重に独り居を構え、平日は会社でPCをたたく生活を送る会社員であり、休日は演劇を見たりやったり、国内外放浪したりするのが大好きな三十路女子です。

演劇は見て楽しむことが多いのですが、実際に地元で上演される舞台で演じたり、舞台の制作に携わったりさせてもらったりすることもあります。

地元の人たちみんなで舞台を創り上げていこうという団体が全国各地に数多存在しています。 

演じること、表現すること、みんなで一つのものを創り上げていくことを通して、人として成長したり地域のつながりが強くなったり、舞台経験を通じて多くのことを学びます。

私も地元でそのような活動に携わらせてもらっていて、自分が村人の役として「こりゃ大変だ~」と叫ぶときもあれば、裏方としてパンフレット作ったり、SNSで宣伝したり、たまに小道具作ったりしています。

しかしながら、大変なことも多々あります。全てがうまくいきません。大なり小なり舞台公演1つ成功させるのにかなりの労力がかかります。

まず、公演する場所の確保。ホールのスタッフの方との密なコミュニケーションが必要です。

もちろん、大道具、小道具、衣装も必要です。キャストが多くなればなるほど数が多くなってきます。たくさん、作ったり家にあるもので準備したり、そしてそれを管理しなくちゃなりません。

公演チラシ、パンフレット、チケットの製作。デザインして印刷して、これはほとんどの団体は業者に発注するかとは思いますが、どんな情報を盛り込むかは自分たちで綿密に考えねばなりません。そして、各地域に配布したりSNSで宣伝せねばなりません。大変な時間と労力を割きます。

音響と照明のプランを練らねばなりません。どのタイミングでどう音を入れて、照明をどう当てるのかを綿密に打合せして、音響さん、照明さんと意志疎通させねばなりません。

そして本番、来てくださったお客様を迎え入れ、チケットを販売し、チケットを確認し、会場へ案内する人が必要です。ここでも彼らの連携プレーが求められます。


とりあえず、今思いついただけ挙げてみましたが、細々したことを含めるとたった1回の公演をやり遂げるのにいくつもの難関が存在します。

商業化されてるプロの舞台はスタッフがたくさんいて、システム化されてるかもしれませんが、地元ローカルで手作りでやっているような団体は手探りながら運営されているところが多いのではないでしょうか。


そしてなんといっても資金の問題があります。

400人規模のホールを借りてミュージカル公演を1本打とうと思うと、制作費に4-500万円はかかるのではないでしょうか。

音響、照明、音楽、振付、演出、脚本、大道具・小道具、衣装などなど諸々、謝礼や経費がかかります

400人×2公演×チケット2000円としても160万円しか収入がありませんので、地方自治体から十分な助成金が出ればまだマシですが、各団体、知恵を絞って色んな部分を削って、血を流しながら上演しているのではないでしょうか。


しかしながら、公演をみんなでやり遂げたときの喜びはプライスレス。かけがえのないものとなります。


なので、舞台公演をなんとか成功させようとするプロジェクトを見ると問答無用で応援したくなってしまうのです。

訪れたことのない地域でも、全く縁のない地域でも、地元の人たちで、信頼し合える仲間たちで、1つの目標に向かって頑張ろうとする人たちをなんだか見過ごせないのです。


というわけで、

私が最近見つけて支援した舞台公演関係のクラウドファンディングプロジェクトを勝手に紹介して応援しようと思います。


花笑みproject 広島

広島県福山市で今年の8月に一般公募で選出された方々によるミュージカルが上演される予定。代表の方が29歳の女性の方でまだ若い! 昨年の公演の動画が公開されていますが、華やかさとかきらびやかさとか心に訴えかけるメッセージ性とか色んなものが詰まっていてミュージカル好きには堪らなく感じてしまいます。

→新型コロナの影響を受け、当面公演延期との発表がありました。これにより、このクラファンプロジェクトも閉鎖&支援者には返金となったようです(4/16)


島民創作ミュージカルえらぶ百合物語

奄美諸島の沖永良部島というところで活動されています。現在は支援の募集は終了しており、コロナ終息後に活動再開される予定ですが、島民のパワフルな舞台に期待ですね。


全国シニア演劇大会 in TOKYO

NPO法人シニア演劇ネットワークという団体による活動で、シニア劇団が集う演劇祭を開催されています。コロナの影響で残念ながら今年6月の公演予定が来年に延期となってしまったようですが、シニアパワー溢れる演劇に期待大ですね。


どの団体も頑張ってほしいです。影ながら応援しています。


あぁ、、、影分身の術と潤沢な交通費さえあれば、見に行きたいのじゃが、、、


では、これにて退散。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?