【回復】許すと人間関係が良くなる
人間関係が揉めるのは、一つには、人の間違いを放っておけない、というのが有ります。
こればアダルトチルドレンあるある、ですが、人をコントロールしたい欲求の強い人が結構います。
自分は、絶対正しい、正義だ、と思っている人がいて、そういう人は他人の間違いを指摘したくなります。
あなたは間違っている、と。
そこに責める人と責められる人ができます。
もうお気づきの人も居られるかも知れませんが、世間には嫌なことを言う人がいますが、彼らは自分は絶対に正しい、と思っています。
嫌なことを言う人は、あるいは嫌な態度で接してくる人は、自分が信じている正しさを握りしめて、こちらをけしからん奴と、叱ってやろうとしているのです。
すべてのケースに当てはまっていて、パワハラ上司も例外ではありません。毒親もそうです。
え?毒親もそうなの?と意外に思われる方も居られるかも知れませんが、そうなんです。
毒親は自分が悪いとか、自分が間違っているなどとは露ほども思っていません。
毒親は自分は正しい、と思っています。
責める側には責める側の論理があるようなのですが、こんな人、迷惑ですよね。
さて。
人間関係が揉めるとき、責める人にも、責められる人にも、両方に原因があります。
嫌なことを言うのは、言う側の人の無意識による防衛反応だと考えられます。
防衛反応というのは、相手の言葉や振る舞いが過去の傷に触れて傷まないようにするための反応です。
例えば、子供時代に素直で純粋な自分を、親からわがまま言うなと否定された時の傷があると、自由に振る舞う人を見たら、激しい怒りや嫌悪感を感じて攻撃したくなるのは防衛反応です。
自分の中にある抑圧されたものを周りの人に映し出して許せないと感じてしまいます。
自分は強くあらねば、としている人は、弱さをさらけ出している人を見ると許せません。
きちんとしなければ、としている人は、テキトーな人を見ると、こんなの有り得ないと怒りが湧いてきます。
子供時代に親からありのままの自分を受け入れてもらった事の無い人、厳しい親に育てられた人は、大人になってからも、ありのままの自分を生きられなくなって、自分に優しくできない人になります。
自分にも他人にも厳しい人になります。
あなたに嫌なことを言う人がいたら、防衛反応が起こっている、ということが考えられます。
責める側の人が、自分は正しいという論理を振りかざすのは、心に傷があるからと言えます。
心に傷があると、他人が許せなくなるんです。
もう一方の責められる側の人ですが、境界線があいまいで簡単に侵入されてしまうから、攻撃され易くなります。
攻撃されるとメンタルダウンして鬱っぽくなります。
境界線があいまいな人も、心に傷があります。
親に否定されて自分を確立することが出来なかったのです。
ですから、心に傷があるとどうしても他人が許せなくなり、人間関係が揉める原因になります。
傷を癒やして、ありのままの自分を受容できると、他人のありのままも受容出来るようになります。
自分を責めることも、他人を責めることも無くなります。
そして、お互いに心理的に適切な距離を保つことが出来るようになって、人間関係が楽になるんです。
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